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2050年3月18日 地球時間21:15

クロサワ家にて


「なんなんだよ……これ……」

テレビでニュースを見ていたクロサワカズヤは思わず声を漏らした

ニュースでは、今日発令された、“地球人類生存作戦”に関するニュースが流れていた


「各国政府はこの作戦に対して一定の“賛同”を示しているようです」

キャスターの言葉がテレビから流れるのが聞こえる

ニュースのテロップが流れるたび、カズヤの顔から血の気が無くなっていく


「これは夢なんだ……きっとそうだ……」

自分に言い聞かせるように呟いてそっと頰を引っ張るが、状況が変わる様子はない

“信じられない”などと呟けばもっと力を込めて頰を引っ張るが、もちろん状況は変わらない

なぜならこれは現実なのだから



1週間ほど前まで、カズヤは受験生であった。

それまでの友人と疎遠になる死にもの狂い勉強をし、都内の進学校に合格した。

いつかは一流大学である東都大学に進学するんだと言う目標をたて日々懸命に努力を積み重ねて行った



「っと……ネットか……」

テレビニュースは信用できないと思い、急いでノートパソコンを開き「4343」のパスワードを入力、パソコンを起動させれば、直ぐさまネットニュースサイトにアクセスし、情報収集を始める


“地球人類生存作戦、日本の対応は”

“宇宙へ飛び立つ上で大切な事”


一ページ目に表示されたニュースは、ほぼ全てが地球人類生存作戦の関するニュースだった

これは現実だと突きつけるような文字群が液晶に表示される


「嘘………だよな?」


誰もいないリビングにカズヤの声が木霊する。

カズヤには、この声の反響が今の絶望感を表しているように感じた




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