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2050年3月18日 地球時間20:00

国際連合日本広報センター広報室


「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます」

シャッター音が鳴り響く広報室で、広報担当官のイシダケンタロウはそう言った


「本日は皆様に大変重要な連絡をさせて頂きます」

パシャパシャとシャッター音が聞こえる中、ケンタロウははゆっくりと口を開き

「現在、太平洋上空の大気圏外に2つの超巨大未確認飛行物体が飛行しています」

と言う。

会場の報道陣はざわめき、一斉にシャッター音を鳴らすと次の言葉を待つようにカメラをケンタロウに向ける。

「国際連合は未確認飛行物体は地球外生命体が飛行させているものと考えております」

彼がそう言うと報道陣の中の一人が「冗談はやめろ!」と叫び周りも同調するような雰囲気を醸し出してざわめく。

それを一掃するように別のスタッフが大声で「静粛にお願いします!」と言うとざわめきが収まってくる


「此方をご覧ください」

静まり返った広報室に向かってケンタロウがそう言うと電気が消えて彼の目の前にスクリーンが現れる

「これが現在確認されている未確認飛行物体の映像です」

再び会場がざわめく

そこに映し出されたのは明らかに人間以外の生命が作ったであろう飛行体であった


「現在此方の飛行物体は別の飛行物体と交戦中であります」

今度は会場のマスコミも立ち上がらなかった

それもそのはずであろう

宇宙ステーションから撮られたその映像にははっきりと、小型未確認飛行物体を攻撃し、撃墜させる超大型未確認飛行物体が写っていたからだ

超大型未確認飛行物体が映っていたから嘘をつけないとはっきりわかっただろう

マスコミは彼の言葉を信じたのだ


「この脅威的勢力により地球に住む人々が滅ぼされる事も考えられます」

次の言葉は衝撃的な物だった


「我々の種としての存在を絶滅させない為に、我々人類は地球外へ逃亡します」

広報室のシャッター音が消えて、来るべきシャッターチャンスに備えるべく、全てのレンズが彼のいる方向を向く


「只今より我々人類は、この地球を脱出する作戦、“地球人類緊急生存作戦”を開始します!」

この瞬間、地球人類の存続を掛けた、最後の地球生活が始まったのだった

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