↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明日も皆で笑うために  作者: みかんもち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/8

第六話 鳥籠の中で

10/7の話です

 ──いつも通りの朝、いつも通りの学校。


 まだ一ヶ月ほどしか生活していないのに、そう思ってしまう。

 

 いくら考えてもわからない…

 十字架…α…

 一体何なんだよ。

 わからないというもどかしさが込み上げてくる。

 「よう、唯人、また考え事か?…柊の件の」

 「そうだよ、ずっと考えてるけど、柊の言葉の意味がわからない…」

 「…最近さ、この学園、変だぜ。教師はずっとおどおどしているし、俺等生徒だってあまり外出しないだけじゃなく、距離を取っている気がする…殺人が立て続けに起きたからか。」

 「まぁ、逆にそうならないほうが変だと思うけどなぁ。」

 「この学園ではそうなる方が変なんだよ。」

 「まぁ…そうか。」

 自分も死への恐怖心が麻痺していることに気がつく。

 「自分事だけど、どこか他人事な感じがするよ。」

 「ああ、心のなかでは自分は大丈夫って思っているんだろうな、皆。」

 「そうだね。」


 ──昼休みの教室内。


 「もうこんな学校なんて嫌!!絶対犯人を見つけてやるんだから!!」

 教卓で怒鳴り散らかしていたのは、天野 綾だ。

 元々気が強そうな雰囲気だったが、それが今では虚勢を張っているようにさえ思えてくる。

 そんなに珍しいことだったのか、容疑者(?)と思われるやつが殺されるのが。

 立て続けにうちのクラスに殺人が起きるなんて、以前の僕だったら耐えられなかっただろうな。

 やはり、慣れというのは怖いものだ。

 いや、慣れてはいないのかもしれないな。

 犯人、か。

 僕は頬杖をつきながら窓の外を見る。

 柊が言っていたことが関係あるのかな。

 α…αは…ギリシャ文字の最初…

 「あっ…!!」

 思わず立ち上がってしまった。周囲の視線が集まる。気まずい…。

 「いえ、なんでもないです…。」

 恥ずかしい…。柊の言っていることが1つだけ分かった気がする。

 αとは、始まりだ。…つまり、この事件は──

 始まりに過ぎない、ということだ。

 もう1つは…十字架、かぁ。

 十字架は…

 イエス・キリストは…人類の罪の身代わりとして処刑されたんだ…。

 贖罪、か。

 いや、身代わり、救済としても受け取れる…!!

 ただ、まだ謎は残っているんだ。

 始まりに過ぎないということは…

 これからも…続くということだ。

 何か、策はないのか。



 ──未知というものは怖い

 ───しかし、憧れでもあるのだ。


 誰だって、心の奥底に秘めている欲、というものはあるものだ。

 私達は、それを忠実に再現した。

 より浮き彫りになるように──。


 


 

 


少しでも、面白い、や、続編を見たい!!という方はリアクションや感想を書いて欲しいです!!作者のモチベにつながります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。