↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明日も皆で笑うために  作者: みかんもち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/8

第五話 磔刑

前回の翌日(10/6)の話です。

 今日の天気は快晴、洗濯日和となるでしょう──。


 朝日が差し込むベッド、鳴る目覚まし時計──

 ああ、なんと爽やかな朝なのだろう。

 ふと窓の外を見てみると、雲一つ無い快晴、雀の声が聞こえてくる。

 

 今日はいつもより早めに学校へ行こう、そう思わせてしまうくらい、

 天気一つで気分はこんなに簡単に変わるものなのだ。


 身支度を済ませ、家を出る。

 秋らしい涼しさを感じさせる風が頬を撫でる。


 「おう、唯人じゃん、今日は早いんだな。」

 泉だ。泉はいつもこんなに早く家を出るのかと感心する。

 「そうだね、おはよう、泉。」

 「珍しいな、唯人が先に挨拶してくるなんて。」

 「気分だよ。」

 「まぁ、そういうときもあるか。」

 僕たちは他愛のない会話をしながら学校へ向かう。

 ふと、思った。クラスメイトが殺害されているのに、何故…こんなに気分が良いのだろう、と。

 今考えても仕方ないか。


 そろそろ着きそうだ。

 「それでさぁ──。…ん?あれは何だ?」

 校門の近くにある電柱に…なにか引っ掛かっている…?

 「…ん??」

 あれは

 …っ!!

 「なん…で?」

 柊だ。

 「十…字……架………こ…れ……は……α………に…過ぎ…な……い」

 α?いや、それよりも通報しないと…

 柊は…まるで、処刑されたイエス・キリストのようだった。

 電柱に手を引っ掛けて何かで縛っているみたいだ。


 泉が学園の先生に伝えてくれたからか、事後処理はスムーズに終わった。

 しかし、学園内の生徒はそうはいかなかったようだ。

 その事件は噂としてまたたく間に広がった。

 教師は授業をするが、どこか上の空、生徒も同様だった。

 だって、犯人だったはずの人が、殺されたんだもの。前代未聞の出来事らしい。

 

 ──授業中。

 柊が言っていた十字架とは何を指し示すのだろう。十字架といえば、復活の象徴、イエス・キリスト…

だからそれが何だというのだ。α?αは定数だろう…。いくら考えてもそれくらいしか思いつかない…。ただ、クラスメイトに聞くのは難がある、泉は勉強そのものが得意でないと言っていたし…。やはり堂々巡りだ…。何かないのか…柊が言っていた言葉の意味を…。


 ──放課後。

 「ねぇ、柊が言っていた言葉の意味…わかる?」

 僕はダメ元で泉に聞いてみることにした。

 「さっぱりわかんねぇ。」

 やはりそうか…。


 ──自宅。

 いくら考えても僕にはわからなかった。

 よくよく考えてみれば柊は僕より勉強ができるのだ、いっそ開き直ってしまおうか。いや、でもこのままだと更に被害者が出るかもしれない…。もしかしたら自分という可能性も…。そう思うと鳥肌が立った。



 ───αはωに収束するのだ。


 


 


 

少しでも、面白い、や、続編を見たい!!という方はリアクションや感想を書いて欲しいです!!作者のモチベにつながります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。