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明日も皆で笑うために  作者: みかんもち


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3/8

第三話 羽ばたく鳥

10/4の話です

 …なんで──。

 こんなことに…。


 暗い闇に引きずり込まれるような感覚、段々と意識が薄れていく

 僕はそのまま、眠りに落ちた。



 「ん…」

 ああ、朝か。最近は睡眠時間を惜しんで勉強しているので、疲れがあまり取れていない…。

 それに…今日は雨だ。もう10月なのに台風は勘弁してくれ…。


 僕はその後、身支度をし、学校へ行く──。


 校門の勇者像に、人だかりが出来ている。ん…?

 「…なんだよ、これ。」

 勇者像が掲げている剣に、誰かが刺さって…

 クラスメイトの飯島だ──。

 まるで、魔王を討伐した後のようだ。


 ──ねぇねぇ、飯島くん、ミササギにやられたみたい。

 ──あぁ、可哀想に…


 此処の生徒は、ミササギという単語を少々多用しすぎな気がする。まだ犯人が誰かもわからないのに、よくそんな確証を持ったような発言が出来るなと疑念を抱いた。

 飯島は人当たりがよく、成績も良い模範的な優等生だった。

 僕は思った。彼は憎まれるような性格ではないし、殺される理由も無いではないか、と。今のところ、真相はわからないが、意図的な殺人、ということだけはわかる。教室内を見渡してみると、情報を共有し合っている者、校門側の窓を見ている者などがいるが、ある一点において共通していることがある。皆、飯島の死を悲しんでいないということだ。何故、そこまで冷静にしていられるのだろう。

 まぁ、僕もまぁまぁ冷静ではあるが…かなりのショックは受けている。

 「唯人〜おはよー」

 泉だ。ただ、僕はそんな彼の態度が受け入れられなかった。人が死んだというのに、ヘラヘラしている。

 「…おはよう」絞り出したような声で僕は答える。

 「どうした?元気無いなぁ」

 「あっ…いや…飯島が…」

 「ああ、飯島のことか。あんまり気にしすぎないほうがいい。この学園ではしょっちゅう人が死んでいるからな。あぁ、そうだった、唯人は転校してきたんだった…俺達、入学式で言われたんだ。この学園は、呪われていますってね。まぁ、勿論ミササギのことだけど」

 ああ、そうか。死への恐怖心が麻痺しているんだ、人が死にすぎて。

 「…そうなんだ。でも、1年生だろ?そんな短期間で…」

 今は二学期だ、となると一学期、僕が転校してくる前に…

 「ああ…9月は奇跡だったよ。誰も死ななくて」

 「そうなんだ…失礼だけど…一学期の学年で何人死んだの…?」

 「…13人」

 そんなに…せいぜい5人くらいだと思っていた。

 「このクラスに限定すると?」

 「…4人だ」

 「退学届を出した生徒とかはいるの?」

 「いるよ、このクラスでしかわからないが、6人が自主退学している」

 6人、か。思ったよりも少ないが、今のクラスの人数は20人、ということは、入学当初は30人いたのか。理由はなんとなく察せる。


 ある夜の日、それは居た──

 


少しでも、面白い、や、続編を見たい!!という方はリアクションや感想を書いて欲しいです!!作者のモチベにつながります。



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