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明日も皆で笑うために  作者: みかんもち


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2/8

第二話 色褪せたもの

10/1の話です

 僕が赤穂学園に入学してから一ヶ月が経とうとしていた──。

 僕が此処に転校してきてから覚えた違和感がある。

 それは、雰囲気だ。

 なんていうか、親しい友人以外とはほとんど喋らないし目も合わせない。避けているようにさえ見える。それは学年をまたいでも同じだった。2年も3年も、全学年。

 雰囲気だけ、妙な統一感があった。

 泉に聞こうと思ったが、やめておいた。クラスの皆、それを当然のように思っている。それが僕には、なにか事情があるようにしか思えてならない。事情と言っても、正当な事情では無さそうだ。

 「おーい、唯人〜聞いてるか〜?」そうだ、泉と話してたんだった。

 「あ、ごめん、考え事してた」

 「唯人ってそーゆーとこあるからなぁ、まぁ、それはそれで可愛いと思うけど」

 「あのぉ、僕、男なんですけど…」咄嗟に反応する。

 「ジェンダーレスの時代って言うだろ?」ぐうの根も出なかった。

 「う…」

 「まぁ、それさておき、駅前の鯛焼屋がさぁ───」


 ふぅ、やっと終わった、泉の話は面白いけど、長いんだよなぁ。あぁ、そうだ、次は移動教室だから…。


 「えー三平方の定理を応用できるので───」

 授業内容が全然頭に入ってこない…。この学校の違和感が気になりすぎて、授業に集中できない…。

 「百舌鳥ーこの問題解けるか?」あ、しまった、ぼーっとしていた!!いきなり立ち上がったので、ガタッという大きい音が鳴った。

 「あっ…え、ええとぉ…球の中心から各点えへの距離が全てrになると考えるとぉ…えっと、

答えは…r=√13…です(?)」やばい、間違えたらどうしよう…

 「正解だ、大学入試レベルだ、よく解けたな」危ない危ない…普段指名されてないから油断していた…数学の教師、大久保先生も意外と指名してくるんだな。気をつけないと…

 「唯人、よく解けたな、あの先生、無茶苦茶な問題を出してくることで有名だぜ?」

 「え…?そう…なの?知らなかった…」


 キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

 授業終わりのチャイムが鳴り、挨拶を終えると生徒達が一斉に散らばっていった。

 今回は宿題が多いよぉ。流石に減らしてくれたっていいんだけどなぁ。内職するしかないかぁ…

 「よぉ、今回、宿題たくさん出たろ?な、写させてくれないか!?」

 「はぁ?自分でやってよ〜それに、まだ宿題出たばっかりだし…」

 「ツンデレなところも可愛い」

 「ツンデレじゃない!!」


 今日も、何気ない1日が終わろうとしていた


少しでも、面白い、や、続編を見たい!!という方はリアクションや感想を書いて欲しいです!!作者のモチベにつながります。

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