↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しの妻になりました~アイドルと契約結婚~【番外編】  作者: 桐生桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/5

番外編② つかまえた

「待てって」


 後ろから聞こえる制止の声を振り切って私は元来た道を走った。

 だけど、ものの数秒で捕まってしまう。

 

「っ!?」

「……ったく」


 掴まれた手首が熱い。


「やっと捕まえた」

「は、離してください」

「……やだね」

「っ!?」


 ……ずるい。

 振り払って逃げようとする私の気持ちを溶かしてしまう。


「TOMA、さん……」

「逃がす気ないって、わかんない?」


 鋭い眼差しが私を射貫く。

 迷いなきその視線から逃げられない。


「……ほら、帰るぞ」

「………」


 黙って私の手を引く。

 その温もりに視界が滲む。


「どうして……」


 消え入る声で囁いた私の言葉はそれ以上続かなかった。


「…………」


 きゅっと強い力で握りなおされる。

 泣き顔を見られたくなくて俯いたままでいると、頭の上でTOMAさんが微かに笑った気がした。


「ふっ…………ったく」




 ————


 

 どうしてって……?




 離したくない、なんて……


 


 まだ、教えてやれねぇな………



Fin

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。