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奈落曲(旧)  作者: 羽赤(はあか)
ヒースの花束に、理解を
7/21

二章目 [ヒースの花束に、理解を]

二章目の始まりです



「それで、改めて依頼に着いてね、嵐が丘……いえ、ワザリングハイツあそこにいる鼠を殺して欲しいの」


「ほう、それはなぜ」


「ヒンドリー、彼が突然カポまで上がってからおかしいの、前から会ったとはいえ、エドガーと妹のキャサリンを結婚させるとか言い始めて、それに全部知ったみたいな反応で……」


「そうか、カポ……それなら準備が必要だな」


静かな空気。

大きな足音が近づいてくる。


「誰かこっち来てないウェル……」


「来てるな、だが武器を持っている音はしない」


ドアが勢いよく開いた。

ドアの前にはボロボロの男性が立っていた。


「ネリー……」


「ヒースクリフ!!」


ネリーが叫んだ。

どうやら面識があるらしい。


「ネリー……ヒンドリーを殺すなら俺も行く」


「どうやって知ったの」


少し落ち着いて、ネリーは話す。

ヒースクリフという人物はヒンドリーを、

殺したいらしい。

殺意と憤怒がこもっているように見えた。


「見たんだ、駅前でウェルギリウスに依頼してたの、だから追ってきた」


「あんた今までどこ行ってたの、それに……」


「今はやめてくれネリー」


「どういう状況だ、ネリーさん」


臨戦体制に入っているウェルギリウスは、

ネリー問いかけた。


「こいつは、ヒースクリフ、昔親代わりに育ててだ子だよ」


「そうか」


ウェルギリウスは臨戦体制を解いたが、

いつでも剣抜ける体制をとっていた。


なぜか先ほどまでは持っていない、

剣をいつのまにか持っていた。


「突然ですまんな、でも急いでんだ、ヒンドリーの奴を……あいつを俺が殺さないとダメだ」


「なぜだ」


「俺じゃ無いと、キャサリンは安心できないはずだ」


そう言うヒースクリフは、

怒りと殺意を堪えているのが、

わかるけどけど、

少し悲しそうにも感じた。

胸に何かが揺らいでいる。

赤と青、紫で彩られた世界。

銃と赤い袋持った、

ヒースクリフ?がなにか叫んでいる。

悲しみと喪失そして嫉妬、

冷たい風が強く吹く丘を……


しらない古い声が聞こえる。


「――を――知れ」


上手く聞こえない……

いや……違う。

覚えてないんだ。


「罪は――であり」


「玉を――て目に入れろ」


熱い、でも冷たい。


「受けれて――ろトミノ」

「自我――ペルソナ使い――を守りきれ」


まだ知るべきでは無い……そんな気がする。



痛みと共に声が遠のく。

気づけば話がまとまってきているようだ。



「俺も掃除屋だ戦える、金はいらんねー、だから……俺もやらせてくれ」


「そうか。死んで構わないなら、着いて来い」


警戒しているのか、

ウェルギリウス冷たくそう言う。


「トミノ、なんか上の空だけど大丈夫?」

ダンテが小声で話しかけてきた。


「大丈夫です」


そうと言ったがまだ引っかかる。

何かを知れ、罪は何かである、

自我とペルソナ、何かを入れた目。

ヒースクリフに何かが、

見えたのは目の能力?かも知れない。


もう一度見えるから試そう。

ヒースクリフの胸を見るが、

何も見えなかった。


気のせいだったのかも知れない、

けど確実にあれは絡まっていた。


貯めていたものを排出するので投稿頻度が伸びます

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