二章目 [ヒースの花束に、理解を]
二章目の始まりです
「それで、改めて依頼に着いてね、嵐が丘……いえ、ワザリングハイツあそこにいる鼠を殺して欲しいの」
「ほう、それはなぜ」
「ヒンドリー、彼が突然カポまで上がってからおかしいの、前から会ったとはいえ、エドガーと妹のキャサリンを結婚させるとか言い始めて、それに全部知ったみたいな反応で……」
「そうか、カポ……それなら準備が必要だな」
静かな空気。
大きな足音が近づいてくる。
「誰かこっち来てないウェル……」
「来てるな、だが武器を持っている音はしない」
ドアが勢いよく開いた。
ドアの前にはボロボロの男性が立っていた。
「ネリー……」
「ヒースクリフ!!」
ネリーが叫んだ。
どうやら面識があるらしい。
「ネリー……ヒンドリーを殺すなら俺も行く」
「どうやって知ったの」
少し落ち着いて、ネリーは話す。
ヒースクリフという人物はヒンドリーを、
殺したいらしい。
殺意と憤怒がこもっているように見えた。
「見たんだ、駅前でウェルギリウスに依頼してたの、だから追ってきた」
「あんた今までどこ行ってたの、それに……」
「今はやめてくれネリー」
「どういう状況だ、ネリーさん」
臨戦体制に入っているウェルギリウスは、
ネリー問いかけた。
「こいつは、ヒースクリフ、昔親代わりに育ててだ子だよ」
「そうか」
ウェルギリウスは臨戦体制を解いたが、
いつでも剣抜ける体制をとっていた。
なぜか先ほどまでは持っていない、
剣をいつのまにか持っていた。
「突然ですまんな、でも急いでんだ、ヒンドリーの奴を……あいつを俺が殺さないとダメだ」
「なぜだ」
「俺じゃ無いと、キャサリンは安心できないはずだ」
そう言うヒースクリフは、
怒りと殺意を堪えているのが、
わかるけどけど、
少し悲しそうにも感じた。
胸に何かが揺らいでいる。
赤と青、紫で彩られた世界。
銃と赤い袋持った、
ヒースクリフ?がなにか叫んでいる。
悲しみと喪失そして嫉妬、
冷たい風が強く吹く丘を……
しらない古い声が聞こえる。
「――を――知れ」
上手く聞こえない……
いや……違う。
覚えてないんだ。
「罪は――であり」
「玉を――て目に入れろ」
熱い、でも冷たい。
「受けれて――ろトミノ」
「自我――ペルソナ使い――を守りきれ」
まだ知るべきでは無い……そんな気がする。
痛みと共に声が遠のく。
気づけば話がまとまってきているようだ。
「俺も掃除屋だ戦える、金はいらんねー、だから……俺もやらせてくれ」
「そうか。死んで構わないなら、着いて来い」
警戒しているのか、
ウェルギリウス冷たくそう言う。
「トミノ、なんか上の空だけど大丈夫?」
ダンテが小声で話しかけてきた。
「大丈夫です」
そうと言ったがまだ引っかかる。
何かを知れ、罪は何かである、
自我とペルソナ、何かを入れた目。
ヒースクリフに何かが、
見えたのは目の能力?かも知れない。
もう一度見えるから試そう。
ヒースクリフの胸を見るが、
何も見えなかった。
気のせいだったのかも知れない、
けど確実にあれは絡まっていた。
貯めていたものを排出するので投稿頻度が伸びます




