羊の群れは滑稽で愚かで狂った騎士の悪夢に魘されるのか
「ほほぅ……これはこれは……とん!でも!ない!巨大な悪であるな!!」
「そうですね……」
騎士は悪の者を知る。
今にも飛び出してしまいそうなほど、
震える体を止めて拳を強く握る。
「トミノ!君は勇敢だ!話は聞いた……助けれなかった……それは知っている、ただし立ち向かい救いの手を差し伸べた君を否定した昨日の我に変わり謝罪しよう!!申し訳なかった!」
矢継ぎ早に相手を見ずに話し、
謝罪する騎士の視界は夢が詰まり、
理想しか見えていない。
「えっ……いや……別に大丈夫ですよ」
「なんと……君は謙虚で勇敢、
それは!正しく!素晴らしい騎士になれるだろう!!」
愛想笑いで場を流していると、
巨人が地を踏みつけるような音がした。
「助けてください!!街に――!!」
「……また?」
またしても怪物が街に現れ、
また騎士は立ち向かう。
……ありきたりで劇的なシナリオ、
あまりにも都合が良く流れるように進む。
騎士に付き添う者はそう思う。
「?何か言ったかトミノ、ようが無いなら行くぞ!!正義の断罪に!!」
騎士はいつであれ物語だ。
例え日常だろうと、
必ずと言って良いほどに非日常に進む。
「ふむ……これはとてつも多いな!」
「待ってください!その槍で何するんですか!?」
怯える住民は騎士問いかける。
「我は負けない!!後ろへ下がるがいい!!」
白い軍勢が前に進む。
雲のように巨大で雄大で、
まるで山羊のようで……
あれって……
「あれ……羊……じゃ」
「そうです!私の羊ですよ!!」
ガラガラと進む音がする。
嵐の雲のように全て巻き込み進行する。
「「「めぇー!!!」」」
「騎士は悪の軍勢に負けはしない!!」
騎士は勇猛果敢に前に立つが、
滑稽な騎士は波に呑まれ、
槍が無差別に突き刺さる。
「えっ負けたんですか?それより羊が……」
「うぅ……」
「あっドン・キホーテさん大丈夫ですか!!」
「あの……助けと言いましたけど……殺せとは……あの!」
「申し訳ございません……僕が止めればよかった」
「我は!大丈夫だ!!」
騎士はまるで役目を果たした、
英雄のように振る舞う。
「何も大丈夫じゃないでしょ!私の……私達の羊を殺したじゃない!!」
「えっ……あっいやそうでは無く」
「さっきからうるさい!!頭おかしいんじゃないの!」
「そうだ!そうだ!」
近くの子供達が石を投げる、
騎士は動揺し地面を、
生まれたての馬のように、
這いずり逃げ出した。
「何の騒ぎかと思えば、トミノさんじゃないですか?何しているんですか」
「サンチョさん?」
今の騒ぎとドン・キホーテについて話す。
「そう言う……あのこれで何とかなりませんかね」
サンチョは札束取り出し、交渉しようとしてた。
「お金……いや駄目ですよ無関係な人にまで迷惑はかけれません……」
「いえいえ、それと言っては何ですがドン・キホーテさんについて行っても良いですか?それなら対等でしょう」
他人に迷惑をかけて、
お金まで借りるのは無いし、
執拗にドン・キホーテと、
行動しようとしてる。
怪しいしやっぱり違和感を感じる。
これだけは絶対に無しだ。
「それなら……いいですよ!」
少年達は快く受け入れた、
騎士の従者……サンチョ・パンサを。
「それと、サンチョでいいよ」
何か違和感を感じたがわからなかった。
久しぶりです、
遅れたのはリアルが忙しいのと、
モチベがないのと花粉が原因です。
大変申し訳ないがモチベは無いので、
次も決まってませんです




