表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奈落曲(旧)  作者: 羽赤(はあか)
三章目 [夢見る騎士はなぜ、罪を悪に規定するのか]
16/21

真実の正義に溺れる騎士は滑稽にも罪を理解せず立ち向かう


「あれがシャドウであるか!!」


「寒い……寒い……寒い……」


小さく汚れたシャドウは、

体を震えさせている。

骨と皮冷たい希望を擦り、

涙が凍りつく。

涙が染み込み凍りついた羽根は飛べず、

ただ滑空することもできない、

誰も温めることもできない、

小さな鳥は今にも破裂しそうな、

氷の塊を抱いている。



「にいちゃん……」

近くで汚れた子供が泣いている。


「今!我が!!悪を撃つ!!」


ドンキホーテが我先にと、

槍を思って前に出る。


「落ち着いてくださいドン・キホーテさん」


「やめて……にいちゃんを殺さないで!!」

そう叫ぶ子供の胸の揺らぎには、

冷たくそれでも家族と共に眠る、

子供が見えた。

その底は凍き、

今にも呑まれ凍え破裂し崩壊し、

溶け落ちてしまいそうなほどに、

曖昧な柱にもたれかかっている。


「家族なの?」


「うん……だからやめて……」


「家族とて悪に呑まれ罪を犯すならば!断罪すべきだろう!!見よ今にも暴れそうでは無いか!!それにあの氷塊は今にも破裂し凍りついた羽を飛ばし全てを貫くだろう!!それは其方の兄上も望んではいないだろう!!」


「待ってくださいドン・キホーテさん」


「ぐぅっ……」


僕が止めに入るより早くに、

ネリーさんが気絶させた。


「感情で動く人はこうしないと止まらないのよね……昔の経験が生きたわ」


「寒い……寒い……」


見るだけで凍えてくる、

孤独感に霜焼けができる。

殺すので無い、希望が砕けるだけだから。

理解は焼けるほど熱いから、

理解してあげるべきだ。


「安心して僕は君を殺さないよ、理解するんだだから教えその罪……苦しみを」


「寒い……助けて……」


「僕も感じる、その寒さを……ネリー何か暖かい食べ物とか無いかな?」


「ありませんね……私買ってきますね」


「僕はどうすばいいかな?トミノ」


「えっ……と今後について考えてほしい……です」


「つまり何も無いってことだね」


「暖かい……希望を……」


「泣いていいよ、涙は暖かいから」


破裂しかかっていた、

氷の塊が溶ける、涙の熱で


「俺は……俺は……どうすればよかった……」


溶け落ちた少年が涙を流しながら言う。

涙が冷たく感じるほど暖かい、

理解に決まった答えはないからこそ、

理想によって暖かさが違うそう思う。


「……わからない……けど、まだ凍りつくには熱い……気がする」


「抽象的でわからねぇよ……何も」


「食べ物を買ってきました、あっ……もう大丈夫そうですね、えっと食べますか?そこの君も」


「えっ……僕も?何もしてないし……にいちゃんを助けてもらったのにそんな……」


「もらえる時にもらった方がいいよ、僕なら貰うしね」


「俺は…….食べるからお前も食え」


「君は強かだなぁ」


少年たちはご飯を食べると、

お礼を言って立ち去った。


「未来はあるのかな」


「あるよ、呑まれても希望を思っていたから」


「うぅむ……ここはどこ我は……」


「落ちましたねドン・キホーテさん」


「……さっきの怪物は!!」


「元に戻ったよ、殺さなくても救われた」


「どう言う経緯か聞いてもよろしいか?」


僕達はドン・キホーテが、

気絶している合間のことを話した。


「だから、殺さなくて正解だっただろ」


「それは、少々結果論じゃ無いか?確かに皆助かったさ!だけれど助からなかったら?他の罪なき人々はどうなっていた!」


「あれくらいのシャドウなら私が鎮圧できますよ」


「ネリー君は強いな、だけどネリーや頼れる人がいなけば!まだ被害の出ていないうちに!殺すのが騎士としての役目では!!」


「それはそれであれはあれだよ、そもそも騎士じゃ無いし」


「騎士であろうがなかろうが!悪に対面し皆を守るのは同じことだろう!!それはそれと言ったがねダンテ!君は!殺されそうになって!!も今と同じことを言えるかい!!」


「何度も死にそうにはなったよ、その上で言っている」


「そうであったか、まぁそれはそれだ、力泣き市民だったとしたらどう思うかい君は!」


「もう暗いし人目もあるから宿で話さない」


「僕もそう思います」


「……それもそうだであるな、宿に戻り話そうではないか!!」


――待ってくださいトミノ。


「ん……どうしたのトミノ?」


騎士道について話そうかトミノ。


声が聞こえる、

みんなには聞こえてない。


「僕、ちょっと疲れたので少し休んでから行きます」


「わかった、でも遅くならないうちに帰ってきてね」


ダンテ達が先に帰る。

僕は声の聞こえ方に向かう。

誰かがいる。


「初めましてトミノ、私は銀月の騎士……いや鏡の騎士とでも名乗りましょう」


「あれがシャドウであるか!!」


「寒い……寒い……寒い……」


小さく汚れたシャドウは、

体を震えさせている。

骨と皮冷たい希望を擦り、

涙が凍りつく。

涙が染み込み凍りついた羽根は飛べず、

ただ滑空することもできない、

誰も温めることもできない、

小さな鳥は今にも破裂しそうな、

氷の塊を抱いている。



「にいちゃん……」

近くで汚れた子供が泣いている。


「今!我が!!悪を撃つ!!」


ドンキホーテが我先にと、

槍を思って前に出る。


「落ち着いてくださいドン・キホーテさん」


「やめて……にいちゃんを殺さないで!!」

そう叫ぶ子供の胸の揺らぎには、

冷たくそれでも家族と共に眠る、

子供が見えた。

その底は凍き、

今にも呑まれ凍え破裂し崩壊し、

溶け落ちてしまいそうなほどに、

曖昧な柱にもたれかかっている。


「家族なの?」


「うん……だからやめて……」


「家族とて悪に呑まれ罪を犯すならば!断罪すべきだろう!!見よ今にも暴れそうでは無いか!!それにあの氷塊は今にも破裂し凍りついた羽を飛ばし全てを貫くだろう!!それは其方の兄上も望んではいないだろう!!」


「待ってくださいドン・キホーテさん」


「ぐぅっ……」


僕が止めに入るより早くに、

ネリーさんが気絶させた。


「感情で動く人はこうしないと止まらないのよね……昔の経験が生きたわ」


「寒い……寒い……」


見るだけで凍えてくる、

孤独感に霜焼けができる。

殺すので無い、希望が砕けるだけだから。

理解は焼けるほど熱いから、

理解してあげるべきだ。


「安心して僕は君を殺さないよ、理解するんだだから教えその罪……苦しみを」


「寒い……助けて……」


「僕も感じる、その寒さを……ネリー何か暖かい食べ物とか無いかな?」


「ありませんね……私買ってきますね」


「僕はどうすばいいかな?トミノ」


「えっ……と今後について考えてほしい……です」


「つまり何も無いってことだね」


「暖かい……希望を……」


「泣いていいよ、涙は暖かいから」


破裂しかかっていた、

氷の塊が溶ける、涙の熱で


「俺は……俺は……どうすればよかった……」


溶け落ちた少年が涙を流しながら言う。

涙が冷たく感じるほど暖かい、

理解に決まった答えはないからこそ、

理想によって暖かさが違うそう思う。


「……わからない……けど、まだ凍りつくには熱い……気がする」


「抽象的でわからねぇよ……何も」


「食べ物を買ってきました、あっ……もう大丈夫そうですね、えっと食べますか?そこの君も」


「えっ……僕も?何もしてないし……にいちゃんを助けてもらったのにそんな……」


「もらえる時にもらった方がいいよ、僕なら貰うしね」


「俺は…….食べるからお前も食え」


「君は強かだなぁ」


少年たちはご飯を食べると、

お礼を言って立ち去った。


「未来はあるのかな」


「あるよ、呑まれても希望を思っていたから」


「うぅむ……ここはどこ我は……」


「落ちましたねドン・キホーテさん」


「……さっきの怪物は!!」


「元に戻ったよ、殺さなくても救われた」


「どう言う経緯か聞いてもよろしいか?」


僕達はドン・キホーテが、

気絶している合間のことを話した。


「だから、殺さなくて正解だっただろ」


「それは、少々結果論じゃ無いか?確かに皆助かったさ!だけれど助からなかったら?他の罪なき人々はどうなっていた!」


「あれくらいのシャドウなら私が鎮圧できますよ」


「ネリー君は強いな、だけどネリーや頼れる人がいなけば!まだ被害の出ていないうちに!殺すのが騎士としての役目では!!」


「それはそれであれはあれだよ、そもそも騎士じゃ無いし」


「騎士であろうがなかろうが!悪に対面し皆を守るのは同じことだろう!!それはそれと言ったがねダンテ!君は!殺されそうになって!!も今と同じことを言えるかい!!」


「何度も死にそうにはなったよ、その上で言っている」


「そうであったか、まぁそれはそれだ、力泣き市民だったとしたらどう思うかい君は!」


「もう暗いし人目もあるから宿で話さない」


「僕もそう思います」


「……それもそうだであるな、宿に戻り話そうではないか!!」


――待ってくださいトミノ。


「ん……どうしたのトミノ?」


――騎士道について話そうかトミノ。


声が聞こえる、

多分みんなには聞こえてない。


「僕、ちょっと疲れたので少し休んでから行きます」


「わかった、でも遅くならないうちに帰ってきてね」


僕は声の聞こえ方に向かう。

誰か?がいる。


「初めましてトミノ、私は銀月の騎士……いや鏡の騎士とでも名乗りましょう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ