騎士道に従う者の生はいつであれ運命に流され語るべき冒険譚へ変わりゆく
今のは罪を見たのか、白昼夢なのかわからない。
でも、最後にサンチョ?と目が合った、
気がする、それにあそこは……知っている。
思い出せないけど。
「とらえず、街にでも行く?」
「行こうか!街に!!罪を断罪しに!!」
「断罪じゃなくて理解ですよドン・キホーテさん」
「断罪……」
胸が熱い、今ならわかる気がする。
これは、シャドウ……いや、
自我が燃えている熱さ、
侵食、呑まれている、その苦痛。
「私は今から用事があり少し留守にする、その時の生活費だけは置いておこう」
「ウェルの用事って?」
「個人的なようだ、言うほどのことでも無い」
「ダンテ!トミノ!早くせぬか!今も時は動いてる風のようにな無駄にするで無いぞ!!」
ドン・キホーテに急かされる。
「案内人なのに席を外すんですか?」
「騎士の物語はもう決まっている、私は舞台装置に過ぎない今回はでしゃばるべきでは無いだろう」
「早くしてください!ドン・キホーテさんそろそろまた叫びますから!」
「ごめんなさい!今行きます」
物語は決まっている、
なぜそれがわかるのか。
今はまだ考えなくてもいいかな、
今は何もわからないし。
「トミノ行くよ」
僕らは街に出た、
街には前の街では見なかった、
様々な人がいる。
犬のような人?耳の長い人、
様々で皆が落ちてきた人であるのだろう。
こんなにもいろんな人がいるなら、
相当落ちる人も技術も多いのかな。
皆一様に胸の揺らぎは薄いけど、
疲れて見える人や、絶望している人は、
濃く見えた。
「トミノ!見ていないでついて来るのである!!騎士の物語には愉快な仲間が必要であろう!!」
「あっ……はい!」
僕達は街を歩きながら話す。
「これから、何をすればいいのかな?」
「英雄とは!自然と事件に巻き込まれるのだよダンテくん!!」
「そうか……!今何か?シャドウ……か?」
「きゃー!!化け物!!」
悲鳴が聞こえる、
悲鳴の方には揺れ動くシャドウ、
……怪物がいた。
「本当にきましたね……」
「さぁ、皆を助けに行くぞ!!1480ページの冒険譚の始まりである!!!」




