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第4章

 2003年に始まった巨獣時代により、一度は存亡の危機に陥った人類だったが、唯一人類と共存の兆しを見せた巨獣──ガクラの出現により、戦況は大きく変わった。


 ガクラは他の巨獣を討ち倒す最大の戦力となり、さらにその体組織を利用した新たな資源と電力供給によって、世界はようやく安定を取り戻しつつあった。


 ヨーロッパ奪還の成功はその象徴であり、人類は再び“未来”を語る時を手にした。


 だが、誰もが忘れかけていた。

 

 なぜ巨獣は現れたのか。

 なぜ、その始まりが2003年の大阪だったのか。

 地球で、何が起きているのか。


 いかにガクラが巨獣を駆逐しようと、それはあくまで“表層”の出来事に過ぎなかった。


 やがて、その根本的な謎を追った者たちが真実に辿り着いたとき──“災厄”が目覚めた。


 そして人類は、思い知ることになる。

 人類は、巨獣によって滅ぼされようとしている、と。

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