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COLOR A RING  作者: karifura
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08話

翌日もコーヒーの香りで目が覚める。

「皐月君おはよう!コーヒー飲む?」

スカーの目元の隈もすっかり無くなり…タンコブも治っていた。どうやら気を張りながら寝る事が出来る様になったみたいだ。僕が出来る様になるまで1ヶ月位かかったので悔しい気もするが……小さかったし…と負け惜しみで言っておこう。


隊長もコーヒーの香りに釣られて起きてきた。

「良い香りだね。俺にも貰えるか?」

「はい!」

スカーが隊長と僕にコーヒーを差し出す。


2人してシュガースティック2本とミルクを入れる。

「え!?砂糖そんなに入れるんですか!?」

スカーが驚いている。


「「あ!馬鹿にした!」」

隊長と同じ口調で答えた。


「そ、そんな事ないです!可愛いって思いました!」

スカーが慌てて返事をする。


キーラさんが起きてこないが……察してあげよう…


一息つき3人で広場に出る。

因みに覇王光を身につけて意識を戻した時には部屋用意してあった……まぁ~4日経っていたので隊長が創造したみたいだ。


スカーと向き合い立たされる。

「さて、今日から戦闘訓練に入る。2人とも4番隊に入れた時点で格闘技術はそれなりに有る。これからの訓練は覇王光を用いた訓練になる。物質化させる事により、切る・焼く・叩く・放つ・守る・囲む等変化させる事が出来る。2人で向かい合いゆっくりでいい、筋力ではなく覇王光のみの力で組み手を行え。」

「はじめ!」


隊長の掛け声により2人が構える。

右手の光量を増やし硬化するイメージを行うと炎の揺らめきの状態で固まり複数の鋭い爪の様な形になった。それが崩れない様にスカーのボディーに撃ち込む。

スカーも左足に変化を行い防御の形を取る。


これが接触した瞬間、爆発にも似た衝撃が走り2人共に弾き飛ばされた。


「これが覇王光を用いた戦いだ。攻防だけではなく踏ん張りにも使わなければ今の様に互いの衝撃で弾き飛ぶ事になる!これを踏まえて通常の組み手と同じ速さで出来るまで繰り返せ!」


踏ん張る?…粘着性に変化させて地面に固定…いや、スパイクの様に変化させた方がいいのか……そう思い至りやってみる……後ろに足を引こうと力を入れても動かない…スカーに目をやるとスカーも気付いた様だ。

お互いに近づき、組み手が始まった…遅いが正確に光量を変化させながら。




4日目…通常と同じ早さで組み手が出来る様になっていた。隊長の横にはボコボコにされたキーラさんが横たわっている。


「お前達…今日は俺が相手してやる。2人でかかってこい!」

隊長がキーラさんをベッドに寝かせ近づいてきた。


スカーと目でタイミングを合わせ2人で突っ込む!

次の瞬間2人とも地面で寝ていた。

僕の拳をいなし、スカーの蹴りをガードもせずに横腹で受ける…が、まるで大木でも蹴ったかの様にスカーの表情が歪む。僕は既に宙に浮いていて隊長の蹴りがくるのが見え防御の体制に入る…が、その蹴りがスカーの溝内に入りスカーが蹲る。それと同時に別の方向から蹴られ地面に叩きつけられた。


「次だ!立て!」

僕とスカーは立ち上がり再度突っ込む!


これを繰り返し行われ、4日目の終わりには、キーラさんとスカーと僕の3人がベッドに並ぶのだった。


5日目…「お前達3人でかかって来るか?」

3対1でも勝てる気がしない。

ボコボコにされた3人は仲良くベッドに並んで5日目が終わって行った。


6日目…「どうせ勝てねぇーんだ。死ぬ気でかかってこい!」

昨夜、3人で作戦会議を行った。


……結果


3人ともベッドに横たわる。


7日目…「かかってこいやーーー!」

隊長のキャラが変わる。。。


昨夜、キーラさんが色々と教えてくれた。

3人がかりでボコボコにされるのがムカつくそうだ。

3週目で2人が自分の強さに並ばれるより隊長に泡を吹かせたい一心なのだ。


「獄炎覇断鳥!(ヘルフェニックス)」

蒼白の炎が不死鳥に変化し隊長の後ろに出現する。


「いやっ!ちょっっっ!タイム!!皐月!?何処で!!って言うか何でそんなん出来る様になってんッスか!?」

隊長の驚きの声は無視され鷲掴みにされた。


「隊長!行きます!」

「フレアバースト!!!」

スカーの掛け声に振り向く隊長の前に小さな太陽が出現し顔面目掛けてフレアが襲いかかる!


「ちょ!スカーレットまでッスかっ!?ちょっ……」

隊長の言葉を遮る様にキーラさんの剣が隊長の首元に押し当てられていた。

「隊長?チェックメイトです。」



「まいっ…………」


ドォーーーーーーーーン!!!


隊長が降参の言葉を発そうとした瞬間にスカーのフレアがバーストした。言葉通りの技の様で大爆発を起こす。


「隊長ぉーーー!!!」

「キーラさーーーん!!!」




「ちょっとぉーーー!スカーレット!何してんのよーーー!」

キーラさんの声がした。無事な様だ。


煙が晴れると、黒焦げの隊長と後方に吹き飛ばされたキーラさんが現れた。キーラさんは爆発の瞬間、僕の不死鳥の後ろに回ったお陰で助かった様だ。




隊長は…衝撃と熱を上空に弾き上げた様だが煤煙のお陰で真っ黒になって現れた。アフロ頭になって呆然としてる。

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