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COLOR A RING  作者: karifura
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09話

「それじゃ~、今日からキーラと差しで互角以上に戦える様になるまでの特訓に入るとしますか。」

隊長が椅子から立ち上がりドアに近づき

「静香、静音、そこにいますか?」

ドアの向こうに語りかける。


「はい!ここに!」

ドアが開き2人の女の子が入ってきて隊長の前にひざまづく。

「お呼びでございますか?義隆重博公吉宗様!」

何か長い名前を呼び出した。


「全くお前達はいつまで経っても堅苦しいね~。せめて隊長とでも呼べないものかね~。」

呆れた様に隊長が言う。


「宗様に対しその様な口を利けば母君に殺されます!どうかご容赦を!」

そういいつつ深々と頭を下げる。


「まぁ~いい。皐月は2人とも知ってるな?」

隊長が僕の方に振り向いて問いかける。


「あ、はい。静香ちゃんと静音ちゃんとはよく子供の頃に遊んで貰ってました。」

そう言うと2人は弟を見る様にニコニコしている。


「スカーレットは初めてだな?2人とも顔立ちが似ているし戦闘服を着ると判別がつかなくなるから覇王光で判断してくれ。赤みがかっているのが静香で青みがかっているのが静音だ。」

子供の頃から知っていたので僕はどっちがどっちなのは分かっていたが覇王光の色が違うのは初めて知った。


「静香は皐月に、静音は……」

と言い終わる前に静音が口を開く。


「宗様!若様には私が付きます!」

「いいえ!若様には私が教えますので静音はその子を教えてあげなさい!」

「いいえ!姉様は若様にくっついていたいだけです!特訓になりません!」

「そんなことはありません!私が若様を……」

姉妹喧嘩が始まった。


「分かった、分かった…1日置きに交代すればいいだろう…今日は静香が皐月に付いてくれ。」

やれやれといった様子で隊長が制し、しぶしぶ顔の静香としてやったり感の静音の顔が見てとれる。


「キーラは俺が相手してやる。」

そう言うと隊長はキーラさんを連れて行った。


「私の若様なのに…ブツブツ…」

静香が何かまだ言ってるが気にしないでおこう……



12番隊 対テロ特殊部隊 通称 師走

隊長 源(みなもと) 静香(しずか)♀日本 686才

守護 ウリエル

副隊長 源(みなもと) 静音(しずね)♀日本 683才

守護 アリエル


2人とも別の隊の…しかも隊長と副隊長なのだが基本的にテロは起きないので基本的に隊員に仕事を押し付けて4番隊に遊びに…い、いや!隊長の影として動いてる事の方が多いみたいだ。

源家直径なのだが、新田隊長の方が始祖に近いらしい。また、教え子でも有るらしく新田隊長に絶対の信頼をおいている。


「さっ!宗様も行った事だし、さっちゃんがどれだけ成長したのか見てあげる。」

静香の覇王光が変化し天使の姿に変わる。

「ウリエルちょっと手伝ってくんない?」

静香が天使の姿に変わった覇王光に話しかけた。

「あら?私が手伝わないといけない……相手の様ね。」

ウリエルと呼ばれた天使が答える。


『なるほど…覇王光に人格を持たせたのか…』

覇王光を出しルシファーを呼んでみる。

『ルシファー』

『やぁ!皐月。やっと呼ぶ気になったのかい?』

ルシファーが姿を表す。

『あれって君にも出来るのか?』

『可能ですよ。私はウリエルの相手でもしてあげましょうかね?』

そう言うと覇王光に同化する。


「ウリエル。久しぶりですね。貴方の相手は私がしてあげましょう。かかってきなさ……い?」

ウリエルの方を見ると号泣している。

あまりの号泣ブリに軽く3人とも固まる。


「ルシファー様!!!!よろしいのですか!?」

ウリエルの言葉で我に帰る3人…

「まぁ…かまいませんよ。来なさい。」

そう言って2柱の戦闘が始まる。


「さぁ~!さっちゃんは私が相手してあげる!覇王光を維持しながらの戦闘は中々大変よ?かかってらっしゃい!」

静香が構えると同時に皐月が動き一瞬で静香の背後に回る。


「ちょっ!何?その動き!!」

静香は驚いた様だが皐月の動きは捉えていた。

『さっちゃんったら、いつの間にこんな!』

皐月の拳が脇腹に入るが…

『くっ!大型タイヤを殴ったみたいだ!』

静香には全く効いていない。

と言うよりわざと受けた感じだ。


「ふふ…覇王光を撃ち抜くイメージで拳を撃たないとダメよ!こうするの!」

皐月の拳は既に掴まれそのままいなされて体が宙に浮く。

「はっ!」

静香の拳が皐月の腹部に入る。

「ぐはっ!!!」

そのまま皐月は50m程吹き飛び倒れ込む。

『どデカいハンマーをフルスイングで入れられた衝撃だ!覇王光自体を硬化させて推進力を付け足した……硬化?…なるほど。さっきの攻撃は覇王光を硬化させつつ軟化させてタイヤの様にして衝撃を吸収したのか!そうすれば更に硬化させて攻撃に転じやすく……はっ!』


《きーーーーーーん!!!》

金属音が鳴り響く!


「さすがさっちゃん!もう気付いたの?」

静香が後ろに回り込み回し蹴りを入れる。

「覇王光に物質性を持たせて無効化したんでしょ?更にハンマーの様な衝撃を作れるって事は鋭利性を持たせれば刀の様に切り捨てる様にもなるって事でしょ?」

皐月が静香の回し蹴りを腕で受け止めた。

鉄板の様に硬化し内側をゴムの様に変化させ衝撃を吸収させたのだ。

『恐らくこれが無意識に出来る事が基礎。更に相手の特質を見極めて変化させ続けなければならないって事だな。』


ここから本格的な3週間目が始まる。

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