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第6話 街を支える者達

短い休憩を挟み、中央広場には再び多くの人が集まっていた。


先ほどまで確認していたのは戦うための力。


剣。


槍。


盾。


弓。


魔法。


索敵。


どれも街を守るためには欠かせない。


でもそれだけでは街は作れない。


ゴウマが広場の中央へ立つ。


「さて」


資料を捲る。


「ここからは戦闘以外の役割を確認する」


集まった人々の中には武器を持っていない者も多い。


むしろ、ここから先はそういう人たちが中心になる。


「この場所に暮らす人間は二百人を超えた」


ゴウマが皆を見渡す。


「それだけの人数が生活するとなれば、戦える奴だけ揃えても意味がない」


指を一本立てる。


「食料を作る者」


もう一本。


「道具を作る者」


さらに。


「素材を集める者」


「服を作る者」


「建物を作る者」


「物資を管理する者」


「そして」


少し離れた場所。


セリア。


シズク。


モルフォへ視線を向ける。


「新しい技術を研究する者」


ゴウマは再び全員を見る。


「その全部が必要だ」


静かに多くの人が頷いた。


俺も周囲を見る。


以前なら戦えない人間は守られる側。


そんな考え方をする奴も多かった。


実際、この世界で生き残るには戦う力が必要になる。


でも今の俺たちが作ろうとしているのは戦場じゃない。


誰かが暮らす場所だ。


だったら必要な力は一つじゃない。


「それでは!」


たるとが元気よく前へ出る。


「まずは生産関係から確認しましょう!」



最初に前へ出たのは。


「ワシからか」


ドランだった。


元《鉄球戦団》副ギルドマスター。


今では《王虎の牙》の仲間。


そしてこの集落で鍛冶を担っている男だ。


「ドラン!」


ガンテツが後ろから大声を上げる。


「見せてやれ!」


「何をじゃ」


「鍛冶を!」


「ここでか?」


ドランが中央広場を見る。


簡単な作業台は用意されている。


だが当然。


鍛冶場ではない。


「お前さんはワシにここで剣でも打てと言うのか?」


「できんのか?」


「できるできんの問題ではないわ!」


「ガハハハハ!」


「笑うな!」


周囲からも笑いが起こる。


本当に仲がいい。


「ドランさんには」


たるとが苦笑しながら説明する。


「これまで通り、鍛冶を中心にお願いしたいと思います!」


「うむ」


ドランは腕を組む。


「武器」


「防具」


「道具」


「金属加工ならワシの仕事じゃの」


近くに置かれていた一本の剣を手に取る。


刃を見る。


柄を見る。


軽く指で叩く。


「戦いが終わったからといって武器がいらなくなるわけではない」


「狩りにも使う」


「護衛にも使う」


「魔物から街を守る時にも必要じゃ」


そして、今度は近くに置かれていた工具へ目を向ける。


「それに」


「これから必要になるのは武器だけではない」


「釘」


「金具」


「農具」


「建築用の道具」


「街を作るなら、そういう物の方が必要になることも増えるじゃろう」


「確かにな」


ゴウマが頷く。


「今も建築用の道具が足りていない」


「じゃろう?」


ドランが少し得意げに笑う。


戦うための武器を作る鍛冶師。


でもこれからはそれだけじゃない。


街を作るための道具も。


暮らすための道具も。


ドランの手から生まれていく。


「……」


俺は腰の忍者刀《朧》へ手を触れる。


《深淵の剣》との戦いでも刃が折れた。


「ドラン」


「なんじゃ?」


「後で《朧》を見てもらっていい?」


ドランが俺の腰へ目を向ける。


「構わんぞ」


「それと、ワシも一応前線で戦えるからの」


「若い連中にはまだまだ負けんぞ」


ドランは大槌を肩に構えて話した。


ゴウマが頷く。



生産関係の確認は続く。


「裁縫ができます!」


一人の女性プレイヤーが手を上げる。


「おっ」


リンファが反応した。


「どれくらいできる?」


「服の修繕と簡単な防具なら」


「それならこっちを手伝ってもらえる?」


「はい!」


リンファの周囲にも何人かが集まる。


服。


寝具。


テント。


布製品。


今までリンファが中心になって担ってきた仕事だ。


人が増えれば当然、必要な量も増える。


「助かるわ」


リンファが嬉しそうに笑う。


「さすがに全部一人で見るのは大変になってきたのよね」


「リンファでも?」


ハヤテが尋ねる。


「私を何だと思ってるの?」


「何でもできるお姉さん」


「……」


リンファが笑顔になる。


「あとで話しましょうか」


「遠慮します」


即答だった。



「次!」


たるとが資料を見る。


「食料や素材の採取が得意な方!」


何人もの手が上がった。


その中からら、一人の女性プレイヤーが前へ出る。


「ユナです」


明るい声。


背中には採取用の籠。


腰には小さなナイフ。


戦闘用というより。


植物を切り取るための道具に見える。


「薬草や木の実」


「食べられる植物なんかを探すのが得意です」


「この周辺はもう調べたんですか?」


シズクが尋ねる。


「ある程度は」


ユナが頷く。


「森の浅い場所ならかなり把握できました」


「食用になるものも多いです」


「薬草もあります」


表情が少し真剣になる。


「奥へ行けばもっと珍しい素材がありますけど」


「魔物も増えます」


「一人では危険ですね」


「なら護衛を付けよう」


ゴウマがすぐに答えた。


「採取に行く者だけで無理をする必要はない」


「戦闘組と組めばいい」


ユナが少し驚く。


「いいんですか?」


「そのために役割を確認している」


「……なるほど」


嬉しそうに笑った。


「それならもっと色々探せそうです!」


たるとも目を輝かせる。


「食べ物が増えます!」


「そこ?」


ハヤテが突っ込む。


「大事ですよ!」


「いや、大事だけど」


「とっても大事です!」


「はい」


勢いに負けた。


人が増えた。


食べる量も増えた。


畑も広げている。


狩りもしている。


でもそれだけで足りるとは限らない。


採取。


農業。


狩猟。


いくつもの方法で食料を確保する必要がある。


街を作るって思っていたよりずっと大変だ。



少し離れた場所ではNPCの住民たちも集まっていた。


「畑仕事なら任せてください」


「野菜なら育てられます」


「家畜の世話もできますよ」


次々と声が上がる。


ゴウマが一つずつ確認する。


「農業経験者は畑の拡張へ」


「家畜を扱える者は飼育場所の候補を考えてくれ」


「分かりました!」


「はい!」


プレイヤーだけじゃない。


NPCも。


同じようにこの場所を作る一員だ。


この世界に閉じ込められたばかりの頃。


NPCをただのゲームキャラクターとして扱うプレイヤーもいた。


でも俺たちはもう知っている。


笑う。


泣く。


怒る。


誰かを心配する。


そして一緒に暮らしている。


俺たちにとってはもう同じ住民だ。



「続いて」


ゴウマが資料を捲る。


「物資の管理と商業関係だ」


前へ出てきたのは。


エリックという男性プレイヤーだった。


「物資管理なら僕たちが担当できます」


「僕たち?」


たるとが首を傾げる。


エリックの後ろから数人が前へ出る。


「以前からプレイヤー間で売買や交換をしていました」


「相場を見ること」


「在庫を管理すること」


「必要な物資を必要な場所へ回すこと」


「そういう仕事なら経験があります」


ゴウマの表情が少し変わった。


「それは助かるな」


今まで必要な物があれば誰かが探す。


足りなくなればその時に集める。


そんなやり方でも何とかなっていた。


でも二百人を超えた今。


それでは間に合わない。


「例えば」


エリックが説明する。


「木材がどれだけ残っているのか」


「石材は?」


「食料は?」


「薬は?」


「武器の修理に必要な素材は?」


「それを把握していなければ」


少し笑う。


「必要になってから『ありません』では困りますからね」


「……」


その言葉に何人かが黙った。


心当たりがあるらしい。


俺も少しだけある。


「管理って大事なんだね」


俺が呟く。


「ものすごく大事です!」


たるとが力強く答えた。


「ガウはアイテムボックスの整理も苦手ですからね!」


「今それ関係ある?」


「あります!」


「ないと思う」


「あります!」


……あるらしい。


「商売については」


エリックが続ける。


「今すぐ大規模に始める必要はないと思います」


「ですが将来的に外から人が来るようになれば」


「店」


「宿」


「取引所」


「そういう施設も必要になるでしょう」


「店か……」


ゴウマが設計図へ視線を落とす。


まだ。


何もない。


でもそこには確かに描かれている。


商業区。


宿泊施設。


武器屋。


いつか本当に必要になるのかもしれない。



「さて」


ゴウマが資料を見る。


「次は――」


「お待たせしました」


即座に声。


モルフォだった。


「研究組ですね」


「嬉しそうだな」


ハヤテが言う。


「もちろんです」


モルフォは胸を張る。


「ようやく私の時間です」


「長くしないでね」


「善処します」


「絶対長いやつだ」


俺は小さく呟いた。


「ガウさん?」


「何でもないよ」


その横でセリアが欠伸をする。


「じゃあ始めようか~」


そしてシズクも前へ出た。


三人。


セリア。


シズク。


モルフォ。


《深淵の剣》との戦いでも。


それぞれの力は見ている。


でも今回は戦闘能力を見るわけじゃない。


街の中で何を作るのか。


何を研究するのか。


それを確認する。


「まずは魔法研究だね~」


セリアが口を開く。


「私はこれまで通り~」


杖を軽く持ち上げる。


「魔法そのものの研究をするよ~」


「戦闘魔法だけ?」


たるとが尋ねる。


「ううん~」


セリアが首を振る。


「それだけじゃないよ~」


「生活に使える魔法とか~」


「建築に使える魔法とか~」


「道具に組み込める魔法とか~」


「色々試してみたいかな~」


「生活魔法……」


俺が呟く。


「例えば?」


「う~ん」


セリアが考える。


「部屋を暖かくするとか~」


「水を綺麗にするとか~」


「夜でも明るくするとか~」


「おお」


ガンテツが反応した。


「便利だな!」


「でしょ~?」


戦うためだけじゃない魔法。


暮らすための魔法。


それもこの街には必要になる。


セリアの隣に眼鏡をかけた青年が前へ出た。


「ノアです」


少し緊張している。


「セリアさんの魔法研究を手伝っています」


「まだ勉強中ですが」


「魔法式の解析や記録を担当しています」


「ノアさんは覚えるの早いよ~」


セリアが笑う。


「そのうち私より詳しくなるかもね~」


「いや」


ノアが即座に首を振った。


「それはないと思います」


「そうかな~?」


「はい」


妙に力強い。


何を見たんだろう。


少し気になる。


でも聞かない方がいい気もする。



次はシズク。


「私は」


手に一つの魔石を持っている。


見覚えがある。


外壁へ組み込んだ。


防御結界の核だ。


「結界術を街の設備として利用できるように研究したいと思っています」


「設備?」


たるとが聞く。


「はい」


シズクは頷く。


「今は外壁の防御結界が中心です」


「ですが」


魔石を見る。


「結界は他にも利用できます」


「例えば」


「重要な施設への侵入防止」


「危険な物を保管する場所の封鎖」


「魔物の侵入を感知する警戒結界」


「避難場所を守る防御結界」


「なるほど」


ノエルが頷く。


「外壁だけを守ればいいわけではありませんからね」


「はい」


シズクも頷く。


「街の中にも守るべき場所は増えていくと思います」


一人の男性がシズクの隣へ出る。


手には小さな魔道具。


「リオです」


「結界術や魔法を利用した魔道具の研究をしています」


シズクが続ける。


「リオさんには私の結界術を魔道具として使える形にする研究を手伝ってもらっています」


「結界を魔道具に?」


俺が首を傾げる。


「例えば」


リオが手の中の道具を見せる。


「小型の警報装置です」


「登録されていない人間が一定範囲へ入った場合」


「警告を出す」


「そんな道具を作れないか試しています」


「へぇ」


ハヤテが感心する。


「それ普通に便利じゃん」


「完成すれば」


シズクが言う。


「見張りの負担も減らせると思います」


「いいな」


ゴウマが頷いた。


「ぜひ進めてくれ」


「はい!」


シズクが小さく笑った。


戦場でシズクの結界には何度も助けられた。


今度はその力が街そのものを守ろうとしている。



そして。


「最後は私ですね」


モルフォ。


待ってましたと言わんばかりだ。


「私は研究全般を――」


「虫」


ハヤテが言った。


「……」


モルフォが止まる。


「虫だろ?」


「ハヤテさん」


「はい」


「私を何だと思っています?」


「虫の人」


「否定しにくいですね」


「しないんだ」


モルフォは咳払いをする。


「確かに」


「私の専門は虫です」


「ですが」


指を一本立てる。


「魔物」


二本。


「植物」


三本。


「素材」


さらに。


「生態」


「環境」


「それらを研究することも可能です」


「もちろん」


一拍。


「虫を中心に」


「やっぱり虫じゃん」


「重要ですから」


真顔だった。


隣。


一人の女性プレイヤーが苦笑している。


「ミナです」


「モルフォさんの素材調査や管理を手伝っています」


「大変じゃない?」


俺が思わず聞く。


「え?」


「いや」


モルフォを見る。


「色々」


「……」


ミナが少し考える。


そして。


「慣れました」


「なるほど」


深く聞かない方がよさそうだ。


モルフォが少し不満そうにこちらを見る。


「どういう意味でしょう?」


「気にしないで」


「気になりますね」


「研究の話を続けて」


「分かりました」


意外と素直だ。


「今後」


モルフォは集まった人々を見る。


「街が大きくなれば」


「これまで扱えなかった研究も可能になるでしょう」


「研究施設」


その言葉にたるとが設計図を見る。


ちゃんと描かれている。


「安全に研究できる場所」


「素材を保存する場所」


「危険な研究対象を隔離する場所」


「そして」


少しだけモルフォの目が輝く。


「虫たちが快適に――」


「それは別で作って」


俺は即座に言った。


「ガウさん!?」


「お願い」


「研究対象ですよ?」


「知ってる」


「非常に有用な生物も――」


「別で」


「……」


モルフォが黙る。


「検討しましょう」


「そこは受け入れるんだ」


ハヤテが笑った。


また周囲から笑い声が広がる。



確認は夕方近くまで続いた。


戦闘。


生産。


農業。


採取。


物資管理。


商業。


魔法研究。


結界。


魔道具。


素材研究。


本当に色々な人がいた。


そして色々な力があった。


「……」


俺は広場を見渡す。


朝。


ここへ集まった時はただ人数が多いと思った。


でも今は少し違う。


一人一人にできることがある。


戦える人。


作れる人。


育てられる人。


直せる人。


調べられる人。


管理できる人。


誰かを支えられる人。


それが一つの場所に集まっている。


「大体」


ゴウマが資料を纏める。


「分かったな」


たるとが隣から覗き込む。


「すごい量ですね……」


「ああ」


「これを全部整理するんですか?」


「ああ」


「……」


たるとがそっと資料から離れる。


「頑張ってください!」


「お前もやるんだ」


「えっ」


「ギルドマスターだろう」


「……はい」


肩を落とした。


俺は少し笑う。


「手伝うよ」


たるとの顔が明るくなる。


「本当ですか!?」


「うん」


「ありがとうございます!」


ゴウマが俺を見る。


「当然お前にもやってもらう」


「……」


言わなきゃよかったかもしれない。


ハヤテが笑っている。


「頑張れ、ガウ」


「ハヤテもだ」


ゴウマが言った。


「え?」


「全員でやるぞ」


「……マジ?」


「マジだ」


「うわぁ……」


今度は俺が笑った。



夕暮れ。


中央広場には片付けを始める人たちの姿があった。


戦う者。


作る者。


育てる者。


支える者。


研究する者。


誰か一人だけでは。


街は作れない。


強い人だけでも。


きっと作れない。


いろんな人がいて。


いろんなことができて。


足りないところを誰かが補う。


それが街を作るということなのかもしれない。


俺は少しずつ人が減っていく広場を眺める。


ここにいる全員がこの場所の一員。


誰かに守られるだけじゃない。


それぞれのやり方でこの場所を支えている。


小さな集落はまた一つ街へ近づいた。



――第五階層。


中央都市アルカディア。


王虎の牙が自分たちの街を作るために動いていた頃。


その存在を追う者たちもまた。


動き始めていた。


《断罪の聖剣》。


ギルドランキング八位。


その拠点では何人ものプレイヤーが出発の準備を進めていた。


「装備の確認を!」


「完了しています!」


「回復アイテムは?」


「人数分あります!」


「予備も確保済みです!」


武器。


防具。


回復アイテム。


食料。


野営道具。


次々と準備が進んでいく。


ただし戦争へ向かうわけではない。


今回の目的は調査。


「準備はどうなっている?」


声が響く。


周囲の者たちが振り返った。


レオン。


《断罪の聖剣》のギルドマスター。


腰には聖剣。


背には大盾。


彼が歩くだけで周囲の空気が僅かに引き締まる。


「問題ありません!」


一人のメンバーが答える。


「明朝には出発できます!」


「そうか」


レオンが頷く。


そして。


机の上。


集められた資料を見る。


《深淵の剣》。


《白銀戦線》。


《鉄球戦団》


そして。


《王虎の牙》。


聞いたことのなかった名前。


ランキングにも。


攻略組の主要ギルドにも。


ほとんど情報がない。


それなのに世界でも危険視されていた《深淵の剣》を壊滅させた。


四天王。


そして。


ゼノス。


それだけの者たちを倒せる戦力。


「……《王虎の牙》」


レオンが小さく呟く。


資料だけでは分からないことが多すぎる。


何人いるのか。


どんなギルドなのか。


何を目的としているのか。


そして本当に危険な存在ではないのか。


「レオン」


後ろから声がした。


レオンが振り返る。


一人の男が立っていた。


聖槍アルトリウスを携えた男。


《断罪の聖剣》副ギルドマスター。


クロード。


「本当にお前が直接行くのか?」


「ああ」


レオンは迷わず答える。


「報告だけでは判断できない」


「なら俺も行こう」


「クロードも?」


「当然だ」


クロードは小さく笑う。


「ギルドマスター、一人を正体不明の集団へ行かせるわけにはいかない」


「調査だぞ」


「分かっている」


「戦いに行くわけじゃない」


「それも分かっている」


レオンが僅かに笑う。


「ならいい」


二人はもう一度資料を見る。


《王虎の牙》。


まだ世界には。


ほとんど知られていない名前。


だがその名は確実に世界の表側へ浮かび始めていた。


「明朝」


レオンが言う。


「出発する」


クロードが頷いた。


「ああ」


「自分たちの目で確かめよう」


「《王虎の牙》が」


一拍。


「何者なのか」


中央都市アルカディアから。


新たな一団が動き始める。


その頃、王虎の牙の集落ではそんなことなど知らず明日の街づくりについて話す声がいつまでも響いていた。

第6話「街を支える者達」を読んでいただきありがとうございます!


今回は戦う者だけではなく、生産や採取、研究など、それぞれの形で街を支える仲間達のお話でした。


少しずつ役割が生まれ小さな集落も街へと近づいています。


そして最後には《断罪の聖剣》も動き始めました。


次回もお楽しみに!

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