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第14話 作戦開始

――朝。


王虎の牙の集落。


いつもなら。


畑仕事をするNPC達の声。


仲間達の笑い声。


穏やかな時間が流れている場所。


しかし。


今日だけは違っていた。


集落の中心。


そこには。


戦いへ向かう仲間達が集まっていた。


白銀戦線の拠点を取り戻すため。


そして。


囚われたプレイヤー達を救うため。


「いつでもいける。」


アイスが静かに言う。


その表情はいつもの冷静さを保っていた。


しかし。


その瞳には強い決意があった。


奪われた場所を。


必ず取り戻す。


その覚悟。



「今回の目的を確認する。」


ゴウマが全員を見る。


「第一。」


「白銀戦線の拠点奪還。」


「第二。」


「奴隷状態にされたプレイヤー達の救出。」


「第三。」


「深淵の剣の戦力排除。」


皆が頷く。


「ただし。」


ゴウマは続ける。


「奴隷プレイヤー達は殺さない。」


「彼らは敵じゃない。」


「いいな。」


その言葉に。


全員の表情が引き締まる。



たるとは参加する皆を見る。


ガウ。


ハヤテ。


ゴウマ。


リンファ。


セリア。


アイス。


バレット。


ガンテツ。


ノエル。


モルフォ。


そして。


白銀戦線の仲間達50名。


旧鉄球戦団のメンバー10名。


多くの仲間が集まっていた。


「……。」


たるとは少しだけ俯く。


今回の戦いは。


いつもの冒険とは違う。


相手を倒すためだけの戦いではない。


誰かを救うための戦い。


だからこそ。


怖かった。


でも。


「みんな。」


たるとは顔を上げる。


「絶対に帰ってきてください。」


「約束です。」


その言葉に。


俺は静かに頷く。


「分かった。」


ハヤテが笑う。


「当然だろ。」


その言葉に。


たるとは笑顔になる。



作戦開始。


外部班。


目的。


敵の注意を引きつける。


そして。


拠点内部へ侵入させない。


メンバー。


バレット。


ガンテツ。


ノエル。


負傷していない白銀戦線メンバー。


旧鉄球戦団。


「正面から派手に行くぞ!」


ガンテツが笑う。


「任せてください。」


ノエルが盾を構える。


バレットは弓を手に取る。


「まずは俺が入口を崩す。」


「それが合図だ。いいな?」


全員が頷いた。



内部潜入班。


目的。


拠点内部へ侵入。


深淵の剣戦力を排除。


メンバー。


ガウ。


ハヤテ。


ゴウマ。


リンファ。


アイス。


「こっちだ。」


アイスが言う。


「ここから内部へ入る。」


俺は静かに朧へ手を伸ばす。


ハヤテは白夜の鞘に手をおく。


ゴウマは拳を握る。


リンファが軽くストレッチをする。


「後は合図を待つだけだ。」



そして。


白銀戦線の拠点。


森を抜けた草原の先。


岩山に囲まれた天然の要塞。


そこには。


すでに深淵の剣がいる。


ゼノス。


四天王。


そして。


支配されたプレイヤー達。


王虎の牙と白銀戦線。


全ての想いを背負った奪還作戦。


今。


開始する。

次回。


戦闘開始。

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