表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

世界観説明2

魔法を発動するには、「魔線」と言って、魔力を指先に込めて線を書くんだ。紙にかいてもいいけど、空中で書けるんだから通常戦闘になるときはみんな空中で書くんだ。どんな形を書けばいいか。それは簡単だ。六芒星に古代文字を書き込んでいくわけじゃない。ただ縦線と横線を書けばいいだけさ。だから魔線と言われている。だけど法則がある。

横線は書けば書くほど高度な魔法を発動することができる。だからって書き過ぎちゃいけないよ。自分の能力に合った魔法を使わなければ、魔法は発動しない。体に巡っている魔力を使うわけなんだから、効率も考えなきゃならないね。横線は魔法の「レベル」と呼ばれているんだ。だから横線1本なら「レベル1」、横線2本なら「レベル2」と呼ばれるんだ。今までで開発された魔法で最高が横線が5本。意外と少ないんだねって?そんなことはいっちゃいけないよ。横線2本の魔法が使えれば、一人前の戦闘ができる『マジック』さ。

縦線は何を示しているか。魔法の種類と言ったら、わかりやすいかな。縦線は1本でも、いろんな魔法が使える。縦線は魔法の「ソート」と呼ばれている。呼び方は横線と同じさ。これも今まで開発された魔法で最高5本さ。縦線1本でも数十は魔法がある。5本なんてあったら、それは膨大な魔法があることになるからね。侮ってはいけないよ。その魔法を『マジック』は「応用」しているわけだから、一言で魔法と言っても星の数ほどあることになるだろうね。

さてそれを合わせるんだ。例えば横線2本、縦線3本を交わるように書いてみよう。これで属性が電気だったら、自分の周りに放電ができる。つまり「レベル2ソート3」の電気魔法のひとつは放電ということになるんだ。

おっと、属性の話をまだしてなかったね。この世界では魔法は8つに分けられる。基本に「火」、「水」、「電気」、「木」の4つ。そして「火」に派生して「闇」、「水」に派生して「波」、「電気」に派生して「光」、「木」に派生して「無機質」。この8つだ。どうして「派生」という言葉を使うかというと、基本属性の魔法を得意としている『マジック』は派生した魔法を会得しやすいんだ。「火」属性の魔法が得意な人は、「闇」属性の魔法も会得しやすいというわけさ。

そして、魔線には色がある。「火」が赤色、「水」が青色、「電気」が黄色、「木」は緑色、「闇」は黒色、「波」は水色、「光」は白色、「無機質」は茶色。

だから、例えとして使った放電の魔法を使いたいときは、黄色の魔線を書かなければならないね。別の色の魔線を書いたら、別の魔法が発動しちゃうからね。それが自分の不得意な魔法だったら、発動しないなんてことになる。

『マジック』同士の戦いはすごいよ。一瞬で魔線を書いて、術を発動させて戦うんだ。


「キセ」の町を出て、『リーヤー』に行く前の活動拠点の「ロンド」の町に行くために東に向かっていた。「ロンド」は『アルル』でも大きな都市のひとつであり、「ロンド」の東側の獣人たちの国『ベアスト』の壁の役割を果たしている。人間と獣人は基本お互い嫌っているのだ。さらに南から西の半分の辺りからには一度迷ったら抜けられないという広大な森、「ロンドの森」がある。その森を抜けた先に何があるのか、いまだ明らかになっていない。森の奥には、強力なモンスターがいるらしい。さらにはドラゴンの巣があるともいわれている。森には不思議な魔力があるともいわれ、探検に行った者は帰ってきたものの数の方が少ない。その森から時々モンスターが出てくるので、そのモンスターをロンドの町で迎撃するという役割もある。

「ロンド」に行くために林を沿って進んでいく道すがら、ソムとデオンは休憩を取っていた。

「デオンありがと、これでできるはずだ。」

ソムはデオンから魔力を注ぎ込んでもらっていた。

「しかし驚きだな。『リーヤー』に長い間いたら、自分で魔力を生成できなくなるなんてよ。『マジック』にとっちゃ毒だわ。」

デオンは渋い顔で言う。

「でもここに戻ってきたんだ。少しでも魔力で体に刺激を受けたらっ!」

ソムは水色の横線3本、縦線1本を書いた。勢いよく木に向けて手を横に振ると、木は幹ごとすっぱりと切れてしまった。

波属性レベル3ソート1、かまいたち。

「おい、もう魔法使えるようになったのかよ。そんなんじゃあ、会ったときすぐにでも魔力を流し込んでいたら済む話だったってのかよ。」

「そうらしいな。そしてお前からもらった魔力だけじゃ、レベル3の魔法は撃てない。魔力を流し込んでもらったことで、体が刺激されたんだ。眠ってた力が呼び覚まされたんだな。」

「お?覚醒か?そんなんなら、『体がみなぎってくるうううう!』とか言ってくれよ。何も反応ねえから、もう二度と使えないのかと思っちゃったじゃねえかよ。」

「俺はたとえ突然力を得たとしても、そんなこと言わねえよ。子供じゃないんだ。」

「言ったな!じゃあお前、コリンにエンチャント魔法かけてもらっても『うおおおお!』とか言わないよな。あいつ魔法に磨きがかかったんだ。コリンだけじゃねえ、俺ら全員力をつけたんだ。ライエンなんて『リーヤー』に行く前から力が均衡してたんだから、とっくにお前を抜いてると思うぜ?」

「『リーヤー』にいって『リーヤー』の文化すげえって言うだけで帰ってきたんじゃないんだからな。魔法抜きでの戦いだったら、俺一番だな。」

「それは俺への挑戦と受け取ってもいいんだな?」

「あ、爪使っちゃダメだからな?」

「それが自然なんだよ。魔法抜きだからってわざわざ人間に合わせる必要なんて全然ないんだからな。それじゃ、やるか?」

「ロンドについてからな。ロンドについたらやろうぜ。」

「お、お得意の後回しだな。そんなこと言って、『あれ?俺そんなこと言ったっけ?』っていうのがオチなんだろ?」

「今回は違う。」

「またそれだよ。戦う気なんてはなっからないんだろ?わかってんだよ。」

評価・感想お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ