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『親から子へ ~シャンテの宇宙創世記~』  作者: ひややっこ万次郎
第一章:テトラグラマトンの天裁と母の条件
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第三話:テトラグラマトンの天秤、そして三者の火花2

「いい加減にしろ、オルタンス! ゼウス様がシャンテを新しいエデン・チューナーに選んだということには、お前には分からないそれなりの意味が、深い理由が必ずあるんだぞ!」


だが、プライド高きエリート女神は、ティアンの必死の抗議など意にも介さなかった。

冷たい瞳のまま、優雅に髪をかき上げる。


「ブークリエの盾持ちが吠えたところで、現実に地球のシールドは漏れ出しているのでしょう?

意味など、実力が伴わなければただの言い訳に過ぎませんわ」


三人の神々が放つ情熱と冷徹、そして守護の火花が激しく交錯し、議事堂の空気は今にも弾けそうなほどに張り詰めた。

その時、頭上からすべてを圧倒するような、静かで重厚な地響きのごとき声が降ってきた。


「——お前たちの言い分は、すべてわかった」


玉座に鎮座する大神ゼウスが、ゆっくりと目を開いた。

その瞳は、宇宙のすべての法と、大いなる海の静けさを映し出していた。

議事堂のすべての神殿の神々が、水を打ったように静まり返り、息を呑んで玉座を見上げる。


「これより、わしが地球の運命を決める『最終決定』を下す」ゼウスの厳格な宣言とともに、物語の天秤は静かに傾き始めるのだった。


第4話へつづく

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