↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
せまい世界のまんなかで  作者: 桜莉 てく
sideリディア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/20

当然、助けてもらえるつもり

13歳になって学園に通うことになっても、私は寮に入ることはしなかった。

私がいない間、お母さん達がどんな目に合うか怖かったから。


あれから何度となく、使用人が隠れて話すお父さまの話に聞き耳を立てて、無事だと知れば心から安堵した。

それでも、いつ帰ってくるか分からない不安で叫び出したくもなった。


お母さんに「学園はどうか」と聞かれる度、これ以上心配を掛けたくなくて「友人が沢山出来た」「学食でのご飯は、お喋りに話が弾んで時間が足りなくなる」など嘘をついた。

本当は、友人なんて作っている余裕もないし、お昼はパンを買って、こっそり中庭にある大きな木の下で隠れるように1人で食べていた。

嘘をつく罪悪感はあったけど、それより悲しませたくない気持ちの方が強かった。

だけど、お母さんはきっと気付いてたんだと思う。

だって、私の話を聞きながら「良かったね」って涙ぐんでたから。

その時の私は、涙ぐむ程安心させていると思ってた。-本当にバカだった。


クヴィスリングをどうにかしたいけど、全然良い案が思い浮かばなくて、毎日焦ったように過ごしていた。

そんな時、ふと教室から廊下を見たら生徒会役員の皆さまが歩いていた。

その穏やかな雰囲気に目が離せなくなって、私は


「これだ!!!」


って確信した。チャロアイト領は男爵。

生徒会役員の皆さまは、お2人を除いて男爵より上の地位を戴いている。

スコロライト様とフローライト様は、平民でありながら成績も良くお人柄も良い。

なにより、王太子殿下とご婚約者のサフィア公爵令嬢がいらっしゃる。


(生徒会役員の皆さまに、チャロアイト領を助けてもらえば良い。クヴィスリングは爵位を持ってないから、あの方々の言うことには逆らえないはずよ)

そうやって1度思い込むと、これしか解決方法はないような気がした。


ちょうど学園祭の準備を視察に回られているから、会う機会はいくらでもあった。

それに、私がこれだけ困っているのだから、当然助けて貰えると……そう、奢っていた。


いよいよ、リディアがなぜ暴走娘になったのか、の裏側です。


ここまでお読み頂きありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。