↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/26

第1章  2.5話

残酷な描写が含まれます。苦手な方はご遠慮下さい。

第1章  2.5話 


 

           レジェンド Online 奇遇クエスト 情報掲示板



1:レジェンド Online 攻略スレ立ち上げの人 2151/05/03


奇遇クエストなるものが、初クリアされました。皆さんの情報等およせいただければと新しいスレッドを立ち上げます。


・書き込む前に、以前に同じような発言がなかったかログを確認してから書き込んでください。

・他のコミュニティ、個人プレイヤーへの誹謗、中傷、粘着は控えてください。内容的に不適切と思われる文章は消去されます。

・レジェンド onlineのファン同士仲良くこのゲームを盛り上げていきましょう

・次スレは>>970が、踏み逃げされたら>>990が建てててください。無理ならレス番指定で

・立てる前にスレ立て宣言推奨&スレ一覧リロードで重複確認必須



2:名前無し 2151/05/03

どんなクエストでも初めてクリアしたら名前が初心者街のポーリングにある石版に刻まれるのは知ってったけどね~あんまり見てなかったw


3:放浪詩人 2151/05/03

自分の名前も載ってるかもよ。チェックしといたほうが・・・・いつの間にか有名人になってるかもw


4:黒騎士 2151/05/03

今見てきたが、「牙」ってだれ??1万人までランキングされるLVランキング見ても載って無かったYO・・・・orz


5:痛いのはイヤ 2151/05/03

4のひと1万人のランキング全部見たのねw乙w


6:名無し 2151/05/03

クエスト名が、「マリーの思い」だからマリーってNPCが居るってことだよね?


7:おとっつぁん 2151/05/03

居るんじゃないの・・・NPCの名前なんか気にしたこと無かったw


8:今日は眠い 2151/05/03

クリアした「牙」s見かけた人いませんか~?または本人プリーズw


9:私は誰でしょう? 2151/05/04

奇遇クエストって、どうやったら受けれるのかな~?受けてみたい^^;


10:誰でもいいなw 2151/05/04

突発的に始まるから奇遇なんじゃねーの?わかってたら奇遇じゃね~し@@w


11:そろそろ冬眠したい熊 2151/05/04

その通りかと。


12:人も冬眠出来ればいいのに 2151/05/04

マリーちゃん~どこ~???会ってみたい。


13:レジェンドで冬眠してるといい 2151/05/04

自分で探そうなw


14:今は初夏です 2151/05/04

図書館の特殊スキル辞典に「マリーの祈り」「マリーの父、感謝の思い」が追加された件・・・なんだこれw


15:図書館あったのね? 2151/05/04

図書館なんかあったんですな?


16:知りませんでしたが?何か問題でも? 2151/05/04

早速イッテミマス、スタタタタ・・・・


17:透明人間 2151/05/04

通常のアクティブスキルを始めて取得したプレイヤー名も載ってる本ありますお~

わたしものプレイヤー名も、載ってましたv


18:う~ん?作者め 2151/05/04

14の人、特殊スキルの効果って???載ってるんですか?


19:スレ主の名前 2151/05/04

18、自分で調べること覚えような!ここはWIKIじゃない。


20:考えるの 2151/05/04

情報交換の場所なんですから。。。自分で調べるのは重要ですけど^^;


21:嫌になってきたな? 2151/05/04

え~、装備辞典アクセサリー編の品質ユニークに「マリーお手製の首輪」が追加されていました。効果等はユニーク品質のみ、表示されない設定みたいです。


22:今は初夏です 2151/05/04

特殊スキルも効果は表示されてないな~。  21のスレのユニークと同じ扱いみたいですね~。


23:わんわん 2151/05/04

首輪って、猫、熊、犬、族ってこと???


24:犬ってw 2151/05/04

狼族はいるが・・・犬はいないぞ?わんわんw・・・・お前は犬だったか?


25:ココにゃんこ 2151/05/04

猫族の初期町には、マリーちゃんいないのにゃ~;;


26:大魔神 2151/05/04

巨人族の町にも、いないでごあす。


27:あっちの熊 2151/05/04

熊の町にもいないックマYO~


28:一匹狼 2151/05/04

ま~狼族の町にも、居ないわけだ・・・なんのすれだこれ???


29:マリーちゃんを探したい、隊長 2151/05/04

マリーちゃんを探すスレかと@@w


30:ほのぼのと 2012/05/04

モッフモフのシッポが、大好きでふ・・・


31:管理人 2151/05/04

頭の膿んだ作者が出てきたので、上げます。皆さんご苦労様でした^^;




><><><><><><><





 (寒い)牙は目を覚ました。


 マリーの父にめぐんで貰ったパンとミルクを食べ終え、マリーの父が営んでいるパン屋の店先でそのまま寝てしまったらしい。石畳になったその町の道路からはひんやりとした冷たさが伝わってくる。時間が遅いのだろう、町に活気は無く、ところどころに設置されたオレンジ色に光る街頭だけが町を照らしていた。


 マリーを背中に乗せたまま、この町には入るときに見た高さ4メートルほどの石造りの外壁と分厚い木の門が、外の世界とこの町を隔離していた。町からそんなに離れていない森の中で熊が現れるところを見ると、石壁の意味も納得できた。


牙は興味もあって町中を歩き回るが、この時間に出歩く人は無く、それどころか店という店が全て閉まっているのだ。町に入った時に通った門に行くが木で作られた門は固く閉ざされている。


(夜中はこの町から、出れないんだね~たぶん)


 熊コロの野朗を倒してから一回も確認していない、イベントリーを確認すると熊の肉10Kg×20、熊の手×2が増えていた。(10Kgって・・・笑えるwww)


 (明日もう一度マリーの顔を見てから出発しよう)そう思って町をうろうろ・・・・


 300メートル四方ほどの町の中を、20分ほど迷子になりながら、マリーの親父さんのパン屋前にやっと着きログアウトした。



><><><><><><;



 仁はVR機のヘッドセットをはずし、真っ暗な部屋の「見慣れた天井」を確認してホッとする。VR機をしたまま向こうの世界で寝てしまったのが、初めての経験だったからである。(酒飲んでこれやるのはやめよ~っと)少し反省(向こうで酔っ払うのは、当然ではあるな)と思うのであった。


 リアルの時間はAM 2時、「レジェンド」の中でどれくらいの時間熊コロと戦って、町の石畳の上で何時ころ寝たのか全く時間の感覚が無い。


ベットの横に転がっている携帯端末を見るとメール着信やら電話の着信を知らせるランプがピカピカと・・・・なんでこんなに??少し不審に思って取り上げる。


電話の着信が、リアルでも友人のゲーム仲間3人から、メールはその3人を含む前にやっていたVR・MMORPG仲間の10件の着信となっていた。こんな時間での電話は非常識この上ないのでメールだけチェックしていく。


To仁 From光輝


久しぶりー!


「レジェンド」やってるよな?奇遇クエの「牙」って仁だよなー?


奇遇クエ初達成者ってことで、ポーリングの街の石碑に、お前キャラの名前載ってるぞーwスレも立って有名人になってんぞ~w


懐かしくなって電話したんだが、通じないのでメール残しときます。


明日にでも連絡ください。よろー@@w


 高校時代の友人だった。


To仁 From美和


なんかやらかしてるし~w


攻略スレの奇遇クエストスレ建ってて、仁君のキャラの名前「牙」を探せ、マリーを探せってって大騒ぎになってるよ~w


まあ早くポーリングの街に来れる様にいのってまーっす。


連休明けにまた病院で~!連休ボケしないようにw


 看護学校からの付き合いで、現在も職場が一緒な数少ない友人だった。女性では珍しくVRで前衛職を選ぶ、ボーイッシュなオネー様であった。


「2連休しかないのに、ボケませんから!」メールに突っ込みを入れる虚しい仁君であった。


To仁 From賢治


さすが我が友。転んでもただでは起きないところがすばらしい。意味はわかるよな?


君がポーリングに来ないので、フレンド登録も出来ないではないかw

ミリかもしれないが・・早く向こうで会えることを祈る・・ずいぶんと先になるだろうがw


看護学校からの友人なのだが、親しくなると一言多くなるのが・・・・いただけない賢治だった。


リア友のメールに目を通したところで、眠気が襲って・・・大あくびをする。


仁は軽い寝息をたてはじめていた。



><><><><><><




 関東某県某所「レジェンド」 Online 運営会社、フェニックスゲームズ本社




 「昼間は昼間で自然に囲まれていい所だと思ったけど、夜もここからの眺めはすごいじゃないか!」30代半ばに見える学者風のその男は、ガラス張りの窓から見えるその景色に驚きの表情を見せていた。

その横に手をつながれた4~5歳の女の子が、窓の外を食い入るように見ている。

「しゅごい、きれい!」少し離れているが、そこから見える市街地の夜景は、少女に宝石箱を連想させるほどのものだった。

「きれい!きれい!」とガラスに手を伸ばしてそれらを掴み取ろうとする姿は、親でなくとも可愛いと思わせる光景だった。


そんな親子の姿を微笑ましいと感じながら見つめている男がいた。


 歳は学者風の男と変わりないようだが、若い割りに威厳のようなものをを感じさせるがっしりとした男だった。男の座るデスクの上には、VR技術開発部長・道上秀樹と肩書きと名前が記されていた。


「こんな周りに何も無い場所に移転って、ほとんどの社員が反対したんだが・・・・住めば都って感じで、今じゃあ家族ごと、こっちに移住したやつらがほとんどになっちまったよ」と学者風の男に親しげに話しかける。

「おかげ様で、都心に本社が在った時より、いいものが作れてるって、みんな実感しだしてるみたいだ」


「売り上げも右肩上がりみたいだし・・・・いいことじゃないか」学者風の男が答える。


「その件については、今回は東条、お前の脳神経学者としての力を借りられた事が大きいよ・・・・本当に助かってる」

東条と呼ばれた男は、今日本で一番と言われている脳神経学者であった。


VR技術を使ったゲーム機は基本的技術こそ確立されていたが、まだまだ開発の余地が残されていると言われている。優秀な脳神経学者とゲーム会社がVR技術の開発に於いてゲームなどを共同開発するのは、珍しい事ではなかった。


「こっちこそ、十何年ぶりに君と一緒に仕事が出来るなんて、思ってもみなかった」

「なんたって、大学院の実習以来だからね~」東条が続ける。


「こっちこそ~、畑違いのゲーム屋になっちまったから、偉い学者様に成ったお前とは会えないと思ってたのに、子供の顔まで見れたんだ、感謝してるよ」

「ほんと、お母さんにそっくりで、よかったね~~」と言いながら道上は少女の頭をいい子いい子する。


「いや・・・この口元なんか俺そっくりだと思うんだが・・・」東条の親ばかが始まる。


「このぽちゃっとした唇は、どう見ても理奈さんにそっくりだろ~~」


「唇じゃなくて、この少し切れ上がったような・・・口角だ!・・・この口角がだな~~」

東条はしゃがみこんで、少女の横に自分の顔を並べるようにする。

「な!な!、ほらここら辺が、俺にそっくりじゃあないか~~」・・・・完璧な親ばかである・・・・(嫁さんにそっくりと、言われることに、すごい抵抗を示すのであった)


(こりゃ~~、この子が嫁に行くときは~・・・・どうなるんだ??)と少女の行く末に大きな不安を感じる道上がいた。

「おお~~、そお言われてみると・・・うん・・・そっくりだな~~」(こいつ、こんなんだったか?なんだか疲れる)と思いながら話を合わせていく。

道上自身も男の子二人の父であった。気持ちは解りすぎるほど解るのだが・・・・

(女の子の父親はこんなになるのか??)・・・・


社員送迎用のシャトルバスの時間となったため、残念ながらその微笑ましい時間は終了となってしまった。あまりの山の中の為、一部の管理職を除いてシャトルバスが唯一の交通手段となっていた。


「またおじちゃんの所にあそびにきてね~」(女の子は本当に可愛い)と思いながら、道上は今日のために買っておいたお菓子を少女に渡す。


「おじちゃんに、ありがとうって」東条が娘をうながす。


「うん」・・「おいちゃん・・ありがとう・・」お菓子を貰ってご機嫌なのかニコニコだった。「おいちゃん!」バスのステップを上がった少女が意を決したように道上を呼び止める。

「ん?真理ちゃんどうしたの?」

「白ちゃんにも、ありがとーって・・言っといて・くら・さい」

「わかったよ!必ず言っとくね!」と手を振って答えた。

 バスの席についた真理ちゃんが、ニコニコしながら道上に手を振りかえす。

 道上は真理ちゃんの手首に赤青黄色の三色が色鮮やかなミサンガがはめられているのに気がついた。


(これだ!)と思わずニヤリとする道上。


少女の乗ったバスを見送りながら(真理ちゃんの思いをどおやって伝えようか?)と思案にふける道上だった。




お気に入り登録ありがとうございます。

感想、評価等絶賛募集中です。よろしくお願いします。

誤字脱字等のご指摘、作者ページにて随時受け付けております。

5・3最後の部分を改定しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。