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トイレと手紙



我ながら幼稚だったと思う。彼女が迷惑千万だと思っていたのは当たり前だ。


私とみおはケンカをした。喧嘩と呼べるほどのものかはわからないが、ある時みおが態度を変えた。そっけなく、だんだんと無視するようになった。勿論、私は傷ついた。私に非があったのだろうか。自分の気づかないうちに何かしてしまったんだろうか。

私はみおに直接話をした。


「ねぇ、私何かしちゃったのかな?どうして無視したりするの?」

ど直球に聞いたことがよくなかったのだと思う。

その言葉からみおと私の関係が歪んでいった。


みおは無視を続けた。

当時の私は訳も分からず彼女と仲直りしたいという思いから授業が終わり休み時間になった途端に彼女の机に行き、話しかけていた。

彼女が私を無視して逃げようものならトイレまで追いかけていた。

トイレにこもった彼女に対し何度も何度もドアを叩く。

「なんで話してくれないの!?」

「話してくれないとわかんないよ」

「私仲直りしたいよ」

一方的にいつまでも話しかけた。


当時私には友と呼べる友人などはいなく、彼女だけが唯一の心の支えであった。

だからどんな手を使ってでも仲直りしたかったんだと思う。


失敗に終わったトイレ作戦だった。

彼女は私と絶対に口を聞いてくれない。

だから手紙を書くことにした。

仲の良かった頃は隣の席だった彼女と授業中によく手紙でやり取りをしていたからだ。

何かしたならごめんねといった文章を書いた。

下手くそでもみおと私が仲良くしている絵も描いて教室の彼女の机の中に入れていた。

毎日、毎日。


私はある時彼女が私の手紙を持っているのを見た。

彼女は封筒を開けることもなく破り捨てていた。

一生懸命書いた手紙が破られた。

それがとてもショックであった。

心が少し傷ついた。

でも、また手紙を書き続けた。

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