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「……はぁ、はぁ……。リーダー……今の、すごかったでしょ?」

 フェリスが地面に座り込み、誇らしげに笑う。

 リナもノアも、疲れ果ててはいたが、その表情にはかつてないほどの充足感が溢れていた。


「ああ。……お前たちはもう、神様の餌じゃない」


 カイは、手元に残った執行者の仮面の破片を握り潰した。

 今回の勝利は、あくまで前哨戦に過ぎない。

 神々は、自分たちの「牧場」を荒らすカイたちを、全力で潰しに来るだろう。


「……村の少年。案内しろ。師匠が言っていた『神々の食卓』……その本拠地へ行く道があるはずだ」


「……本気かよ、あんた。あそこは、空の向こう……月にあるんだぜ?」


 カイは、割れた雲の向こうに見える、不気味に輝く黄金の月を見上げた。

 そこが、この100万文字に及ぶ壮絶な物語の、最終決戦の地になることを、彼は確信していた。

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