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7

 静まり返るギルド。

「アヴァロンの期待の新星」と呼ばれていたDランクパーティーが、無名の少年のデコピン一つ、そして少女の盾一枚で全滅した。


 カイは、壁に埋まって白目を剥いているガイルの元へ歩み寄り、その胸元に『Fランク』のプレートを投げ捨てた。


「……お前らには、それがお似合いだ。ノアを捨てたツケは、一生かけてその無能な属性で払え」


 カイが振り返ると、ロビーの二階、特等席からその様子を眺めていた一人の男がいた。

 全身が岩石のように硬質な筋肉で覆われた老人。

 四聖ギルド、土の聖座——巌窟王バルトス。


 バルトスは、自分の元から追放されたノアと、その隣に立つカイを見つめ、不気味な笑みを浮かべた。

「……ほう。あの『欠陥品』を、これほどの盾使いに磨き上げるとは。……面白い。アヴァロンの塔が、久々に血で汚れそうだ」


 カイはバルトスの視線に気づきながらも、あえて無視してノアを促した。

「行くぞ。……今日は一番高い肉を食おう。ノアの初勝利の祝いだ」


「は、はい! カイさん……ありがとうございます!」

 ノアの笑顔は、アヴァロンのどんな属性の光よりも、明るく輝いていた。

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