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カナメ -君はどう考える?-  作者: 旭月
第三章 任せた先にあるもの
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二度目の春

 2030年4月。


 大阪・本町。


 株式会社カナメの本町事業所に、一人の新入社員がやってきた。


 小川悠斗。


 昨年の採用選考では、一度は不採用となったものの、再び選考を受け、内定を勝ち取った人物だった。


 もっとも、今日からはそんな経緯も関係ない。


 カナメの新入社員として、仕事を始める日だった。


     *


「おはようございます!」


 小川が、事業所の扉を開けた。


 受付では、三宅が待っていた。


「おはようございます。小川さんですね」


「はい! 本日からよろしくお願いします!」


「こちらこそ、よろしくお願いします」


 三宅は、少し笑った。


「まずは、入社手続きから始めましょうか」


「はい!」


 案内された席には、必要な書類と貸与するパソコンが用意されていた。


 雇用に関する確認。


 社内システムの利用案内。


 勤怠の登録方法。


 そして、会社の連絡手段。


 三宅は、一つずつ説明していった。


「基本的にはフルリモート勤務になりますので、普段の連絡は社内チャットを使います」


「はい」


「困ったことがあれば、まずは担当の方に相談してください。手続き関係は私たち業務部で対応します」


「わかりました」


 小川は、渡された資料に目を通した。


 学生の頃とは違う。


 今日から、自分はこの会社で働く。


 その実感が、少しずつ湧いてきた。


     *


 手続きが一段落した頃、金目が顔を出した。


「お、小川君。おはよう!」


「おはようございます!」


「今日からやね。よろしくお願いします」


「はい! よろしくお願いします!」


 金目は、少し笑った。


「……面接のとき以来やな」


「そうですね」


「元気そうでよかったわ」


「ありがとうございます」


 小川は、少し緊張していた。


 以前、選考を受けたときのことを思い出していた。


 最初は、うまく答えられなかった。


 それでも、もう一度挑戦する機会を得た。


 そして、今日ここにいる。


「……あのときは、ありがとうございました」


 小川が言うと、金目は少し首をかしげた。


「ん?」


「もう一度、選考を受ける機会をいただけたので」


「ああ、あれか」


 金目は、少し笑った。


「でも、内定もらえたんは小川君が頑張ったからやろ?」


「……ありがとうございます」


「ほな、お礼はこれから仕事で返してもらおうかな(笑)」


 小川も笑った。


「はい! 頑張ります!」


 金目はうなずいた。


「まあ、最初から無理せんでええよ。わからんことは、ちゃんと聞いてな」


「はい!」


「ほな、西田さんに引き継ぐわ」


 金目は、西田へ声をかけた。


「西田さん、小川君、お願いします」


「了解」


 西田が、小川に向き直った。


「ほな、開発部の仕事を説明しようか」


「よろしくお願いします!」


     *


 西田は、開発部の仕事について説明した。


 既存システムの開発。


 保守・運用。


 顧客からの追加開発。


 そして、開発環境や品質の維持。


「うちは、新しいもの作るだけが仕事ちゃうからな」


「はい」


「今あるものをちゃんと動かし続けるんも、大事な仕事や」


「わかりました」


「最初は、上田君と中野君にいろいろ教えてもらってな」


「はい!」


 西田は、少し笑った。


「二人とも、去年は教わる側やったんやけどな」


「そうなんですか?」


「まあ、上田君はもうちょっと前からおるけどな」


 西田は続けた。


「困ったことがあったら、遠慮せんと相談してな」


「ありがとうございます」


「ただ、聞く前に自分で少し考えてみるんも大事やで」


 小川はうなずいた。


「はい。意識します」


     *


 その日の午後。


 小川は、上田と中野に開発環境の準備を教わっていた。


「ほな、まずはこの手順書からやってみようか」


 上田が言った。


「はい」


 小川は、パソコンの画面を開いた。


 手順書には、必要な設定が順番に書かれている。


 開発用アカウントの確認。


 リポジトリへのアクセス。


 開発ツールの導入。


 そして、動作確認。


「……あ、ここですね」


 小川は、手順を確認しながら進めていった。


 中野が、隣で様子を見ている。


「その設定は、先にこちらを確認してください」


「わかりました」


「そこが違っていると、あとで動かなくなることがあるので」


「なるほど」


 小川は、少し考えた。


「これ、どうしてこの設定になってるんですか?」


 中野は、少し止まった。


「……えっと」


 手順は覚えている。


 しかし、なぜその設定が必要なのか、うまく説明できなかった。


 上田が、少し笑った。


「……そこ、去年の俺らも困ったところやな」


「そうでしたね」


 中野も笑った。


 上田は、設定の理由を説明した。


「この環境では、複数のシステムを動かすことがあるから、設定がぶつからんようにしとるんよ」


「なるほど!」


 小川はうなずいた。


 中野は、少し考えた。


「……僕も、ちゃんと理由まで理解しておかないといけませんね」


 上田が笑った。


「まあ、教える側になると、そういうの出てくるよな」


「そうですね」


「ほな、あとで手順書にも理由を追記しとこうか」


「はい」


 小川は、二人のやり取りを聞きながら、少し安心していた。


 先輩たちも、何でも知っているわけではない。


 わからないことがあれば、確認している。


 それなら、自分も遠慮せずに質問できそうだった。


     *


 入社から一週間ほど経った頃。


 小川に、最初の開発タスクが割り当てられた。


 既存システムの小さな不具合修正だった。


 特定の条件で、画面に表示される件数が正しく更新されない。


 利用者への影響は限定的だが、修正が必要な問題だった。


 小川は、タスクの内容を確認した。


「……不具合修正ですか」


 上田が尋ねた。


「何か気になる?」


「いえ。もっと新しい機能を作るのかと思ってました」


 上田は、少し笑った。


「まあ、最初はこんなもんやで」


 そこへ、井上が口を挟んだ。


「既存の仕組みを理解するには、ええ仕事やと思うで」


「そうなんですか?」


「うん。どういう処理があって、どこで何をしとるんか、調べることになるやろ?」


「はい」


「それがわかってへんと、新しい機能作るときも困るからな」


 小川は、少し考えた。


「……なるほど」


 井上は、少し笑った。


「まあ、まずは調べてみたらええよ」


「はい!」


     *


 小川は、不具合の調査を始めた。


 画面の表示処理。


 データの取得。


 件数の計算。


 関連する処理を、一つずつ確認していく。


 しばらくして、原因と思われる箇所を見つけた。


「……あ、ここか」


 特定の条件で、件数を再計算する処理が呼ばれていない。


 小川は、修正案を考えた。


 この条件を追加すれば、表示は正しくなるはずだ。


 実際に手元で試してみると、問題は解消された。


「……よし!」


 小川は、少しうれしくなった。


 入社して初めて、自分で不具合を直せた。


 その勢いで、修正内容をレビューに提出した。


     *


 翌日。


 岩田から、レビューのコメントが届いた。


『この処理、ほかの画面でも使われています。影響範囲を確認してください』


 小川は、画面を見つめた。


「……え?」


 修正した箇所を、もう一度確認する。


 確かに、その処理は共通化されていた。


 自分が確認した画面以外からも呼び出されている。


 小川は、岩田へ連絡した。


「すみません。少し確認してもよろしいでしょうか?」


「ええよ」


 オンライン会議が始まった。


「これ、別の画面でも使っとる処理やで」


 岩田が、コードを示した。


「……はい。そこまで確認できていませんでした」


「なるほど」


「すみません」


 岩田は、少し笑った。


「謝るより、どう確認するか考えようか」


「はい」


「今回の修正で、ほかの画面に影響が出る可能性はある?」


 小川は、少し考えた。


「……あります」


「どんな影響が考えられる?」


「同じ条件で件数を計算している画面なら、表示が変わるかもしれません」


「せやな」


「ほかにも、この処理を呼び出しているところを確認した方がいいと思います」


 岩田はうなずいた。


「ええと思うで」


 小川は、メモを取った。


 自分が直したかった問題だけを見ていた。


 しかし、実際のシステムは、さまざまな処理がつながって動いている。


 一か所を直せば、それで終わりとは限らない。


「……もう一度、調べ直します」


「うん。わからんところがあったら相談してな」


「ありがとうございます」


 会議が終わった。


 小川は、もう一度コードを開いた。


 最初の仕事は、思っていたよりも難しかった。


 しかし、少し面白くもあった。


 まだ、自分の知らないことがたくさんある。


 それを、一つずつ理解していけばいい。


 小川は、関連する処理を調べ始めた。


     *


 小川は、画面に表示されたコードをもう一度確認していた。


 最初に修正した箇所。


 そこから呼び出される処理。


 そして、その処理を利用している別の画面。


 調べてみると、思っていたよりも多くの場所で使われていることがわかった。


「……結構あるな」


 小川は、メモを取りながら、一つずつ確認していった。


 自分が直したかったのは、特定の条件で件数が正しく更新されない不具合だった。


 しかし、共通処理を変更すれば、ほかの画面にも影響する可能性がある。


 どこまで確認すればよいのか。


 どのようなテストが必要なのか。


 小川は、少し考えた。


 そして、上田へ連絡した。


『上田さん、少し相談してもよろしいでしょうか?』


『ええよ。どうしたん?』


『昨日のレビューの件なんですが、影響範囲を調べてみました』


『おお、どうやった?』


『思っていたより広くて、どこまで確認するべきか迷っています』


『なるほど。ほな、ちょっと話そうか』


     *


 オンライン会議が始まった。


 小川は、調べた内容を画面に表示した。


「この処理を使っているところを、一通り調べてみました」


「うん」


「ただ、全部同じようにテストする必要があるのか、まだ判断できなくて」


 上田は、資料を確認した。


「なるほどな」


 そして、少し考えた。


「小川君は、どう考えたん?」


 小川は、少し止まった。


 以前なら、どうすればよいかをそのまま聞いていたかもしれない。


 しかし、今は自分なりに考えたことがある。


「まず、今回変更した条件が、どの画面で使われているかを確認する必要があると思います」


「うん」


「それと、同じ処理を使っていても、呼び出し方が違うところは分けて確認した方がいいのかなと」


 上田がうなずいた。


「ええと思うで」


「ただ、どこまでを同じ扱いにしていいのか、まだ自信がありません」


「そこは、一緒に整理しようか」


 上田は、画面に簡単な表を作った。


 処理を呼び出している画面。


 渡している条件。


 期待する結果。


 そして、既存のテスト。


「こうやって並べてみたら、違いが見えやすいやろ?」


「……あ、なるほど」


「全部同じように確認するんやなくて、何が違うかを見て、必要なところを確認したらええねん」


 小川は、少し考えた。


「つまり、影響がありそうな条件を整理してから、テストを考えるんですね」


「そういうことやな」


 上田は、少し笑った。


「まあ、俺も最初からできたわけちゃうけどな」


「そうなんですか?」


「そらそうや。岩田さんに何回も指摘されたで」


 小川も笑った。


「……ちょっと安心しました」


「安心してええけど、確認はちゃんとしてな(笑)」


「はい!」


     *


 その日の夕方。


 上田は、中野と短い打ち合わせをしていた。


「小川君、どう?」


 中野が尋ねた。


「頑張っとるで。レビューで指摘されたところも、自分で調べ直しとる」


「そうなんですね」


「うん。ただ、まだ影響範囲の考え方には慣れてへんみたいやな」


「最初は難しいですよね」


「せやな」


 上田は、少し考えた。


「そういえば、去年の中野君も、似たようなところで困っとったな」


「……そうでしたっけ?」


「共通処理の変更で、別の画面に影響するかもしれんって話」


 中野は、少し考えた。


「ああ、ありましたね」


「せやろ?」


「そのとき、上田さんに確認してもらいました」


「そうやな」


 中野は、少し笑った。


「……今度は、僕が確認する側になるんですね」


「そういうことやな」


 上田も笑った。


「ほな、小川君のテスト観点、一緒に見てみようか」


「はい」


 中野は、少し考えた。


「でも、僕もまだわからないことがありますよ」


「そら、俺もやで」


 上田は笑った。


「わからんことは、岩田さんに聞いたらええねん」


「……結局、岩田さんですね(笑)」


「せやな(笑)」


 二人は笑った。


     *


 数日後。


 小川は、修正案を見直していた。


 共通処理そのものを変更する必要があるのか。


 それとも、呼び出し側で条件を整理した方がよいのか。


 影響範囲を確認した結果、今回の不具合は特定の画面から渡される条件に原因があることがわかった。


 共通処理を変更するよりも、呼び出し側で条件を修正した方が、ほかの画面への影響を小さくできる。


 小川は、修正方針を資料にまとめた。


『原因:特定条件で件数更新処理が呼び出されない』


『対応:対象画面の呼び出し条件を修正』


『影響範囲:共通処理を利用する画面を確認済み』


『テスト:対象条件および関連画面の動作確認』


 小川は、もう一度コードを修正した。


 今度は、修正する前に関連するテストを確認した。


 必要なテストも追加した。


 そして、修正内容をレビューへ提出した。


     *


 岩田から、再レビューのコメントが届いた。


『影響範囲の確認、ありがとうございます。修正方針も問題ないと思います』


 小川は、少し安心した。


 続いて、もう一つコメントがあった。


『追加したテストについて、一点だけ確認させてください』


「……まだあるんか」


 思わず、そんな言葉が出た。


 しかし、今度は落ち着いて内容を確認した。


 テストの条件が、一部重複している。


 岩田は、その整理を求めていた。


 小川は、少し考えた。


 確かに、同じ結果を確認するテストが二つある。


 どちらか一方にまとめても、必要な確認はできそうだった。


 小川は、テストを修正した。


 そして、岩田へ返信した。


『ご指摘ありがとうございます。重複していたテストを整理しました』


 しばらくして、返事が届いた。


『確認しました。問題ありません』


 小川は、画面を見つめた。


「……よし」


 修正が承認された。


 最初に考えていたより、ずいぶん時間がかかった。


 しかし、ただ不具合を直しただけではなかった。


 影響範囲を調べること。


 修正方法を比較すること。


 必要なテストを考えること。


 そして、レビューで指摘された内容を理解すること。


 その一つひとつが、仕事なのだとわかった。


     *


 翌日。


 井上が、小川に声をかけた。


「小川君、例の修正、取り込まれたんやな」


「はい。ありがとうございました」


「おお、よかったな」


 井上は、少し笑った。


「ほな、次は同じところで困らんようにしとこうか」


「はい」


「今回、調べたこと、結構あるやろ?」


「そうですね」


「それ、残しといたら次に似た問題が起きたときに助かるで」


 小川はうなずいた。


「わかりました。手順書にまとめます」


「頼むわ」


 小川は、今回の調査内容を整理し始めた。


 共通処理の確認方法。


 影響範囲の調べ方。


 テスト観点の整理。


 そして、レビューで指摘されたこと。


 自分が困ったところを、次に誰かが困らないようにする。


 それも、仕事の一つだった。


     *


 4月の下旬。


 金目は、小川と短いオンライン面談を行っていた。


「小川君、どう? 仕事には慣れた?」


「はい。少しずつですが」


「そうか。よかったわ」


 金目は、少し笑った。


「最初の仕事、結構苦労したみたいやね」


「はい。思っていたより難しかったです」


「そうやろな」


「でも、いろいろ教えていただいて、何とか修正できました」


「ええやん」


 金目はうなずいた。


「何が一番難しかった?」


 小川は、少し考えた。


「……自分が直したいところだけ見ていたことです」


「なるほど」


「最初は、原因がわかったと思って、すぐ修正してしまいました」


「うん」


「でも、ほかの画面への影響とか、テストのこととか、ちゃんと考えられていなくて」


 金目は、黙って聞いていた。


「次からは、もう少し広い範囲を確認してから修正しようと思っています」


「ええと思うで」


 金目は、少し笑った。


「最初から全部できる人なんかおらへんしな」


「はい」


「ただ、同じところで何回も困らんようにしたらええねん」


「そうですね」


 小川は、少し考えた。


「でも、前よりは、自分で考えてから相談できるようになったと思います」


 金目はうなずいた。


「それが大事やと思うで」


「ありがとうございます」


「まあ、まだ一か月やし、焦らんと頑張ってな」


「はい!」


 金目は、少し笑った。


「期待しとるで」


     *


 月末。


 小川には、次の開発タスクが割り当てられていた。


 今回も、既存システムに関する小さな修正だった。


 小川は、タスクの内容を確認した。


 そして、すぐにコードを変更するのではなく、まず関連する処理を調べ始めた。


 どこで使われているのか。


 何に影響するのか。


 どのようなテストが必要なのか。


 前回、岩田に指摘されたことを思い出していた。


 上田と中野は、別のオンライン会議で小川の進捗を確認していた。


「小川君、次のタスク始めたみたいやな」


 上田が言った。


「はい。今回は、最初に影響範囲を調べているみたいです」


「おお、ええやん」


「そうですね」


 中野は、少し笑った。


「……僕も、去年は同じようなこと教えてもらっていました」


「せやな」


 上田もうなずいた。


「今度は、教える側やな」


「はい」


 二人は、少し笑った。


     *


 小川は、画面に表示された新しいタスクを見つめていた。


 まだ、わからないことは多い。


 できないことも、たくさんある。


 しかし、最初の仕事を通じて、一つだけわかったことがあった。


 答えを急ぐより、まず考えること。


 わからないことがあれば、調べること。


 それでもわからなければ、相談すること。


 そして、教わったことを、次の仕事に生かすこと。


 小川は、少し笑った。


「……今度は、ちゃんと考えてからやろう」


 新しい春が、静かに進んでいた。


 小川悠斗の仕事は、まだ始まったばかりだった。

お読みいただきありがとうございます。旭月です。


今回は、小川悠斗の入社のお話でした。


かつて一度は採用を見送られ、それでも再挑戦して内定を勝ち取った小川。


ようやくカナメの一員として、新しい春を迎えることができました。


……もっとも、入社したからといって、特別扱いしてもらえるわけではありません(笑)。


最初に任されたのは、既存システムの小さな不具合修正。


原因を見つけて、直して、これで終わり。


……とは、なりませんでしたね。


自分が直した箇所だけでなく、ほかの機能への影響も確認する。


必要なテストを考える。


レビューで指摘されたことを理解し、修正する。


開発の仕事には、コードを書くこと以外にも大切なことがたくさんあります。


そして、今回もう一つ描きたかったのが、教える側の成長です。


かつて教わる側だった上田が、中野を育て、今度は中野も小川に教える立場になりました。


もちろん、先輩になったからといって、何でも知っているわけではありません。


わからないことは確認する。


必要なら、さらに経験のある人に相談する。


そうした姿勢も含めて、少しずつ受け継がれていくのだと思います。


さて、今回の小川は、最初の仕事で少し遠回りをしました。


けれど、その経験を次の仕事に生かそうとしています。


一度の失敗で、その人のすべてが決まるわけではありません。


大切なのは、そこから何を学び、次にどう行動するか。


小川の再挑戦は、採用されたところで終わったのではなく、ここから本当の意味で始まったのでしょう。


さて、次回は少し話題を変えて、年に一度の査定結果通知のお話です。


普段はフルリモートのカナメですが、今回は金目が社員一人ひとりと直接顔を合わせます。


果たして、全員が納得できる結果になるのでしょうか。


……まあ、そう簡単にはいかないでしょうね(笑)。


引き続き、お付き合いいただければ幸いです。

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