影響の範囲
2034年6月5日、月曜日。
午後零時三十分。
株式会社カナメの営業部では、予定されていた午後の打ち合わせが一部変更されていた。
午前中、主要取引先の一社が法的整理に入ったという情報が確認された。
先月まで、普段どおりに取引を続けていた会社だった。
その会社について、今、何が起きているのか。
そして、カナメの仕事にどのような影響があるのか。
営業部長の小坂千尋は、松井慎吾と大本恭平を集め、緊急の打ち合わせを始めた。
*
「まず、確認できていることからお伝えします」
小坂が言った。
画面には、午前中に確認した企業情報が表示されている。
「こちらのお客様について、法的整理に入ったという情報が確認されました」
大本が、画面を見た。
「……え?」
会社名を確認する。
「……あのお客様ですか?」
「はい」
小坂が答えた。
「法人情報も照合していますので、別の会社ということではありません」
「……そうなんですか」
大本は、少し黙った。
松井が口を開いた。
「ただ、現在の契約や案件がどう扱われるかについては、まだ確認できていません」
「そうですね」
小坂がうなずいた。
「ですので、まずは営業部で把握している契約状況を整理したいと思います」
*
「……ちなみに」
大本が尋ねた。
「はい?」
「もう、仕事はできへんのですか?」
小坂は、少し考えた。
「それも、まだわかりません」
「そうなんですね」
「法的整理に入ったからといって、すべての契約がその場で終了するとは限りませんから」
松井も、うなずいた。
「手続きの内容によって、対応が変わる可能性があります」
「なるほど……」
大本は、資料を見直した。
「ほな、今は何をしたらええんでしょうか?」
「まず、現在の案件を正確に把握することです」
小坂が答えた。
*
小坂は、案件一覧を開いた。
「契約済みで進行中の案件」
松井が、該当する案件を確認する。
「契約済みですが、まだ着手していない案件」
大本が、資料を開いた。
「それから、まだ相談や見積もりの段階にある案件」
小坂は、三つの区分を示した。
「それぞれ、担当者と契約条件、次の予定を確認してください」
「承知しました」
松井が答えた。
「了解です」
大本も、うなずいた。
「それと、先方から新しい連絡が入った場合は、内容を記録して共有してください」
「はい」
「こちらから新しい約束をすることは、確認が取れるまで控えましょう」
「承知しました」
*
打ち合わせを終えると、松井と大本はそれぞれ資料の確認を始めた。
松井は、契約書と発注書を照合する。
大本は、案件管理表を開き、担当者と進捗を確認する。
小坂は、顧客側の連絡窓口を整理していた。
普段なら、次の商談や見積もりの準備に使っている時間だった。
しかし、今は違う。
すでに約束している仕事が、どれだけあるのか。
その一つひとつを、確認しなければならなかった。
*
午後一時十五分。
開発部では、西田が三人の課長を集めていた。
開発一課の田村洋介。
開発二課の尾崎達也。
基盤運用課の井上修一。
「……ほな、状況を確認しようか」
西田が言った。
「了解」
田村が答えた。
「午前中に金目から連絡があってな」
西田は、主要取引先の社名を伝えた。
「……あそこが?」
田村が尋ねた。
「せや」
「……ほんまなんか?」
「法的整理に入ったいう情報は確認できとる」
尾崎が、少し黙った。
「……そうか」
井上も、資料を確認した。
*
「まず、今動いとる案件を全部確認したい」
西田が言った。
「了解」
田村は、担当案件の一覧を開いた。
「一課の方は、開発中の案件があるで」
「進捗は?」
「今のところ予定どおりや。今週も作業が入っとる」
「なるほど」
「ただ、今後どうなるかは確認せなあかんな」
「せやな」
西田がうなずいた。
「尾崎のところは?」
「二課も案件がある」
尾崎が答えた。
「こっちは、今週から作業を始める予定のものもあるで」
「契約は済んどるんか?」
「済んどる。ただ、着手してええかは確認したいな」
「了解」
*
「井上のところは?」
西田が尋ねた。
「運用中のシステムがあるで」
井上が答えた。
「監視と障害対応を続けとる」
「なるほど」
「こっちは、開発案件とはちょっと事情が違うな」
「せやな」
「勝手に監視止めるわけにもいかんし」
西田は、うなずいた。
「そこは、今までどおりの体制を維持しといてくれ」
「了解」
「ただし、新しい変更作業については、内容を確認してから進めよう」
「せやな」
*
「……しかし、どうなるんやろな」
尾崎が言った。
「まだ、わからんな」
西田が答えた。
「契約の扱いも確認せなあかんし」
田村がうなずいた。
「開発中の案件も、今のまま進めてええんか判断が必要やな」
「せやな」
西田は、少し考えた。
「ほな、各課で担当と進捗を整理してくれ」
「了解」
「作業を続けるうえで確認が必要なことも、一覧にしといてほしい」
「わかった」
「今は、勝手に止めたり、新しい約束をしたりせんようにな」
三人がうなずいた。
*
午後一時。
同じ頃、業務部でも確認作業が進められていた。
高瀬は、福原奈央とともに、対象取引先の請求状況を確認していた。
「福原さん、まず請求済みのものから確認しましょう」
「承知しました」
福原は、入金管理表を開いた。
二月に、自分で確認項目を整理した管理表だった。
請求先。
請求金額。
支払期日。
入金日。
確認状況。
そして、関連資料への参照先。
必要な情報は、一つの一覧から確認できるようになっていた。
*
「……こちらが、現在の未入金分です」
福原が言った。
「ありがとうございます」
高瀬は、資料を確認した。
「請求書との照合はできていますか?」
「はい。金額と支払期日は一致しています」
「承知しました」
福原は、別の一覧を開いた。
「それから、検収済みですが、まだ請求していない案件もあります」
「そうですね」
「こちらは、営業部と契約条件を確認する必要がありますね」
「はい」
高瀬は、うなずいた。
「では、区分を分けて整理しましょう」
*
福原は、資料を並べた。
請求済みで、まだ入金されていないもの。
検収済みで、請求手続きが残っているもの。
作業中で、請求条件を確認する必要があるもの。
そして、今後の売上として見込んでいた案件。
すべてが同じ性質のお金ではない。
すでに請求している金額と、今後入る予定だった売上を、単純に足し合わせることはできなかった。
「……思ったより、いろいろありますね」
福原が言った。
「そうですね」
高瀬が答えた。
「まず、確定しているものから整理しましょう」
*
「……高瀬さん」
福原が、少し声を落とした。
「はい?」
「こちらのお客様からの入金、どうなるんでしょうか」
高瀬は、少し考えた。
「現時点では、わかりません」
「……そうですよね」
「ただ、確認できる金額はあります」
「はい」
「まずは、請求済みの金額と、今後の入金予定を正確に把握しましょう」
福原は、うなずいた。
「承知しました」
*
午後二時十五分。
業務部では、対象取引先に関する一覧が形になり始めていた。
請求済みの売掛金。
請求前の案件。
今後の入金予定。
それぞれ、確認できた金額が記載されている。
しかし、一つだけ、まだ埋められない項目があった。
回収見込み額。
「……高瀬さん」
福原が尋ねた。
「こちら、どう記載しましょうか?」
高瀬は、画面を確認した。
「……今は、未確定としておきましょう」
「ゼロではなく、ですか?」
「はい」
高瀬が答えた。
「回収できないと決まったわけではありませんから」
「なるほど」
「ただし、全額回収できると考えることもできません」
「そうですね」
「ですので、回収見込みは未確定として、資金繰りの試算では複数の条件を考えます」
「承知しました」
*
福原は、管理表を更新した。
回収見込み額――未確定。
確認状況――継続調査。
次回確認日――未定。
ほかの項目には、数字や日付が並んでいる。
しかし、その欄だけは、まだ数字を入れられなかった。
「……これで、ひとまず整理できました」
福原が言った。
「ありがとうございます」
高瀬がうなずいた。
「午後の情報共有には、現在確認できている内容を持っていきます」
「承知しました」
「福原さんは、引き続き請求書と契約資料の照合をお願いします」
「はい」
*
午後三時が近づいていた。
営業部では、契約と案件の一覧がまとめられている。
開発部では、各課が担当する仕事と、継続にあたって確認すべき事項が整理されていた。
業務部では、請求済みの金額と、今後の入金予定が並んでいる。
それぞれの部門が、できる範囲で情報を集めた。
しかし、まだわからないことも多かった。
進行中の契約はどうなるのか。
未入金の請求は回収できるのか。
そして、今後の売上はどれほど失われるのか。
各部門の資料には、確認できた事実と、まだ埋められない空欄が並んでいた。
*
午後三時。
株式会社カナメの会議室に、金目、西田、高瀬、小坂の四人が集まっていた。
午前中に確認された、主要取引先の法的整理。
その知らせを受け、各部門では午後から影響の調査を進めていた。
金目は、共有された資料を開いた。
「……ほな、確認しようか」
三人がうなずいた。
「まず、今日わかったことを教えてください」
金目は、少し間を置いた。
「まだわからんことは、わからんでええです」
*
「では、営業部からご報告します」
小坂が資料を共有した。
画面には、対象取引先との案件一覧が並んでいる。
「現在の案件を、契約済みで進行中のもの、契約済みで未着手のもの、相談段階のものに分けています」
「ありがとうございます」
「契約書と発注書については、松井さんと大本さんが照合を進めています」
「なるほど」
「ただし、すべての契約条件について確認が終わったわけではありません」
「了解です」
金目は、資料を確認した。
「先方からの連絡は?」
「現時点では、正式な連絡はありません」
「そうですか」
「こちらからの問い合わせについても、連絡先と対応方法を確認しているところです」
「わかりました」
*
「今後の案件については、どうなりそうですか?」
金目が尋ねた。
「現時点では、判断できません」
小坂が答えた。
「すでに契約している案件と、まだ相談段階の案件では扱いが異なる可能性があります」
「せやな」
「ただ、今後の売上見込みについては、見直しが必要になると思います」
「了解です」
金目は、うなずいた。
「ほな、確定している契約と、見込みの案件は分けて整理しといてください」
「承知しました」
*
「次、開発部の方はどうや?」
金目が尋ねた。
「今動いとる案件は、各課で確認したで」
西田が答えた。
「一課と二課に開発案件がある。基盤運用課には、運用中のシステムもあるな」
「なるほど」
「担当者と進捗は、だいたい把握できとる」
「了解」
「ただ、今後の作業をどこまで続けるかは、契約の扱いを確認せな決められへん」
「せやな」
西田は、資料を切り替えた。
「特に、今週から着手する予定やった案件がある」
「ほう」
「まだ作業は始まってへんけど、予定には入っとる」
「なるほど」
*
「……そこは、どうする?」
西田が尋ねた。
金目は、少し考えた。
「契約上の扱いが確認できるまで、新しく着手するんは待とうか」
「了解」
「ただ、すでに動いとる案件は、勝手に止めんといてな」
「せやな」
「必要な作業と、判断を待てる作業を分けてほしい」
「わかった」
西田は、うなずいた。
「運用中のシステムについても、今のところ監視は続けとるで」
「了解。そこも契約と手続きの確認をお願いします」
「任せといて」
*
「次に、業務部からご報告します」
高瀬が資料を共有した。
「対象取引先に関する請求と入金予定を整理しました」
「ありがとうございます」
画面には、請求済みの売掛金と、請求前の案件、今後の入金予定が並んでいた。
「請求済みの金額については、現在の帳簿と照合できています」
「なるほど」
「ただし、最終的にどこまで回収できるかについては、まだ確認できていません」
「せやな」
「検収済みで請求前の案件についても、契約条件の確認が必要です」
「了解です」
*
「……ちなみに」
金目が尋ねた。
「はい」
「今、会社にあるお金だけで、直近の支払いはできますか?」
「はい」
高瀬が答えた。
「現在の資金残高では、直近の給与や外注費などの支払いは可能です」
「……そらよかった」
金目は、少しだけ息をついた。
「ただし、今後の入金が予定どおり行われない場合、資金繰りへの影響は出ます」
「せやな」
「そのため、複数の条件で試算を進めています」
「ありがとうございます」
*
「回収見込みは、どうなっていますか?」
金目が尋ねた。
「現時点では未確定です」
高瀬が答えた。
「全額回収できると考えることも、全額回収不能と決めつけることもできません」
「せやな」
「そのため、まずは入金が予定どおり行われない場合を想定して、資金繰りを確認します」
「お願いします」
金目は、資料を見直した。
請求済みの金額。
今後の入金予定。
そして、まだ確認できない回収見込み。
それぞれの数字が並んでいる。
しかし、数字が並んだからといって、答えが出たわけではなかった。
*
「……思っとったより、影響するところ多いな」
金目が言った。
「せやな」
西田が答えた。
「開発だけでも、結構いろいろあるで」
「そうですね」
小坂もうなずいた。
「営業部でも、契約ごとに確認が必要です」
「業務部でも、債権の扱いによって見通しが変わります」
高瀬が続けた。
「……なるほどな」
金目は、少し考えた。
「ほな、まず一つの資料にまとめようか」
三人が、金目へ目を向けた。
*
「営業部の契約状況と、開発部の作業状況、それから業務部の請求状況」
金目が言った。
「それぞれ、同じ案件を見とるはずやから」
「そうですね」
小坂が答えた。
「案件ごとに、契約、進捗、請求を確認できるようにしたいんです」
「なるほど」
高瀬がうなずいた。
「既存の管理表をもとに、参照先を整理する形でよろしいでしょうか?」
「ええと思います」
「元の資料は、それぞれの部署で管理したままで?」
「はい。それでお願いします」
金目は、少し笑った。
「同じ資料を何回も作るんは、面倒やしな」
西田が、わずかに笑った。
「……こんなときでも、それ言うんやな」
「……そら、面倒なもんは面倒やろ(笑)」
小坂と高瀬も、少しだけ笑った。
*
午後四時。
緊急の情報共有は、ひととおり終わった。
しかし、まだ判断できないことが多かった。
金目は、翌日の経営会議に向けて確認事項を整理した。
「小坂さん、契約書の確認を引き続きお願いします」
「承知しました」
「先方の正式な連絡窓口についても、確認してください」
「はい」
「西田は、案件ごとに、今後の作業をどう扱うべきか整理してくれ」
「了解」
「高瀬さんは、資金繰りの試算をお願いします」
「承知しました」
*
「……ただ、明日までに全部わかるとは思ってへんので」
金目が続けた。
「はい」
「確認できたことだけでええです」
「承知しました」
「わからんところは、何がわからんのかを書いといてください」
高瀬がうなずいた。
「試算については、仮定を明示して複数のケースを用意します」
「お願いします」
金目は、少し考えた。
「明日は、集まった情報を見て、何を先にするか決めたいと思います」
三人がうなずいた。
*
午後五時。
営業部では、松井と大本が契約資料の照合を続けていた。
「……松井さん」
大本が声をかけた。
「はい?」
「これ、明日どうなるんでしょうね」
松井は、少し考えた。
「まだ、わかりません」
「……そうですよね」
「ただ、今できることはあります」
「はい」
「契約条件と、今までのやり取りを整理しておきましょう」
「了解です」
大本は、資料を開いた。
いつもなら、次の提案や商談の準備をしている時間だった。
しかし、今日は過去の契約を確認している。
それでも、仕事であることに変わりはなかった。
*
同じ頃。
業務部では、福原が入金予定の一覧を確認していた。
請求済みの金額。
支払期日。
そして、まだ確認できていない回収見込み。
「……高瀬さん」
「はい?」
「こちらの一覧、更新しました」
「ありがとうございます」
「確認が必要なものには、印をつけています」
「承知しました」
高瀬は、資料を確認した。
「では、こちらをもとに試算を進めます」
「はい」
福原は、うなずいた。
*
開発部でも、各課長が担当案件を確認していた。
開発一課では、田村が進行中の案件を整理している。
開発二課では、尾崎が今週の作業予定を見直していた。
基盤運用課では、井上が運用中システムの契約条件と、必要な対応を確認している。
まだ、誰も仕事を止めるとは決めていない。
ただ、これまでと同じように進めてよいのか、確認しなければならないことが増えていた。
*
午後六時。
高瀬から金目へ、当日の調査結果をまとめた資料が届いた。
『本日時点で確認できた債権および入金予定を整理しました。資金繰りの試算については、明日の会議までに更新します。』
金目は、資料を開いた。
請求済みの金額。
検収済みで請求前の案件。
そして、今後の売上見込み。
それぞれが分けて記載されている。
回収見込みの欄には、未確定と書かれていた。
*
「……なるほどな」
金目は、資料を見直した。
これまでの経営会議でも、売上や利益、資金繰りの数字を確認してきた。
しかし、今は違う。
予定していた入金が、予定どおり入るとは限らない。
今後の売上見込みも、同じようには考えられない。
そして、社員への給与や、事務所の賃料など、支払うべきものは残っている。
金目は、資料を閉じずに、もう一度確認した。
*
午後六時二十分。
金目は、高瀬へ連絡した。
「高瀬さん、資料ありがとうございます」
「いえ。確認できた範囲ですが」
「十分です。助かります」
「ありがとうございます」
金目は、少し考えた。
「……ちなみに、資金繰りの見通しは、いつ頃出せそうですか?」
「明日の会議までに、複数の条件で試算します」
「了解です」
「ただし、回収見込みが確定していないため、幅のある数字になります」
「もちろんです」
金目は、うなずいた。
「今は、それでええと思います」
*
「……高瀬さん」
金目が続けた。
「はい?」
「直近の支払いは大丈夫なんですよね」
「はい。現時点で確認できている資金残高では、対応可能です」
「……そらよかった」
「ただ、その先については、明日改めてご説明します」
「お願いします」
通話を終えた。
*
午後六時半。
金目は、翌日の予定を確認していた。
緊急経営会議。
契約状況の確認。
資金繰りの再試算。
そして、必要に応じた外部への相談。
予定表には、昨日までなかった仕事が並んでいる。
金目は、今日一日の資料を保存した。
営業部は、契約を調べた。
開発部は、作業を調べた。
業務部は、お金の動きを調べた。
それぞれの部門が、自分たちの仕事を進めている。
しかし、会社全体として何をするべきか。
その判断は、まだこれからだった。
*
2034年6月5日、月曜日。
午後六時三十分。
主要取引先の法的整理が判明してから、まだ半日も経っていない。
カナメでは、影響の範囲が少しずつ明らかになり始めていた。
それでも、最も重要な問いには、まだ答えが出ていない。
会社は、どこまで耐えられるのか。
そして、何を守ることができるのか。
その答えを考えるために、金目たちは翌日の経営会議を迎えようとしていた。
お読みいただきありがとうございます。旭月です。
今回は、主要取引先の倒産を受け、カナメの各部門が影響を調べるお話でした。
営業部は契約と案件、開発部は進行中の仕事、業務部は請求と入金。
それぞれが情報を集め、少しずつ状況が見えてきました。
しかし、情報が揃うことと、問題が解決することは別です。
特に、予定していたお金がどこまで回収できるのかは、まだわかりません。
そんな中、以前に福原が改善した入金管理表も役立ちました。
何気ない日々の改善が、思わぬ場面で力になることもあるのですね。
さて、金目たちは翌日の経営会議に向けて準備を進めています。
ここから、どのような判断を下していくのでしょうか。
引き続き、お付き合いいただければ幸いです。




