第四話
祖父母に言われた、住めば都という言葉は、祖父母の経験がすごかったのか、住めば都という言葉がすごかったのか、転校した後に苦労することはなかった。周りがみんな明るく、友達もできて寂しい思いをすることもなかった。
今までやっていた、サッカーやピアノをやめるのは少し寂しかったが、引っ越してきた後にも、習い事として、水泳と、バスケを始めた、水泳では親しい友達もでき、小学四年生まで続けることができ、バタフライまで習得できなかったが、水泳は楽しく続けることができた。体力作りにはぴったりだったと思う。
バスケは中のいい友達に誘われて、始めたが、案外自分には向いていたらしく、どんどん上達していくのが気持ちよかった。あまり厳しいコーチではなく、チームも強いとは言えなかったが、厳しい上下関係がなく、敬語を使わせることもなく、後輩が先輩を、呼び捨てで呼ぶということさえあった。そのような緩い環境もあっていたのか、楽しくバスケもすることができた。
小学2年生の頃には、自分は他の人よりは頭がいいということに気がついた。人より、覚えるのもはやく、計算も早くできた。結局自分も他人を見下すような人間だったのかもしれない。
2年生の終わり頃、僕は姉と同じように、中学受験のために、塾に入った。自分から入ったというわけではないが、それが当たり前だというように、中学受験塾に入った。
よく考えたら、それが歯車が回り始めたきっかけだったのかもしれない。




