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死者の声を聞く令嬢は婚約破棄されましたが、最後の竜葬師として無口な辺境伯に望まれました  作者: 磯辺


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22/44

黒竜ノクス

 翌朝。


 竜骨の谷へ向かう道は、昨日までとは違う方向へ続いていた。


 谷の中央ではなく、東側の岩壁に沿って奥へ進む。


 雪は降っていない。


 それでも、地面は白かった。


 昨日見た無数の竜骨ではない。


 今度こそ、本物の雪だった。


「ここだけ、ですか」


 私は足元を見る。


 谷の入口では、ほとんど雪は残っていなかった。


 けれど、奥へ進むほど白さが増している。


「ああ」


 前を歩くアルフォンス様が答えた。


「春になっても?」


「消えない」


「六年間ずっと?」


「完全には」


 夏になれば薄くなる。


 けれど。


 ノクスを納めた場所の周囲だけは、真夏でも霜が残るという。


「聖職者たちは、これをノクスの怨念だと言った」


「アルフォンス様は?」


「分からない」


 短い答えだった。


 以前なら。


 きっと私は、その言葉の続きを勝手に補っただろう。


 そんなはずはない。


 ノクスはあなたを恨んでいない。


 そう言ってしまったかもしれない。


 けれど。


 私はまだノクスの声を聞いていない。


 ノクスが何を思って死んだのかも知らない。


「分からないなら」


 私は言った。


「今は、それでいいと思います」


 アルフォンス様は振り返らなかった。


「そうか」


 ただ、それだけ答えた。


          ◇


 やがて、岩壁に古い階段が現れた。


 人の手で削られたものではないらしい。


 一段一段が大きく。


 人間には少し歩きにくい。


「竜が通った道ですか」


「昔は」


 アルフォンス様が答える。


「黒竜がこの辺りを巣にしていた」


「ノクスも?」


「ああ」


「ここで生まれたのですか」


「正確な場所は分からない」


 階段を上りながら。


 彼は静かに続けた。


「俺が最初に会ったのは、この先だ」


 足が少し止まりそうになる。


「ノクスと?」


「ああ」


「何歳の時ですか」


「十三」


「アルフォンス様が?」


「ああ」


「ノクスは?」


「もう成竜だった」


 十三歳の少年と。


 巨大な黒竜。


 どんな出会いだったのだろう。


 聞きたい。


 けれど。


 今ではない。


 その話は。


 きっと、骨を見る前に聞く話ではなかった。


「後で、聞かせてください」


 私は言った。


「何を」


「最初に会った時のことを」


 少しだけ間があった。


「……覚えていたら」


「六年間忘れられなかった方が、そこだけ忘れているとは思えません」


 アルフォンス様がこちらを見る。


「厳しいな」


「そうでしょうか」


「たまに」


 それだけ言って、彼はまた前を向いた。


          ◇


 階段の先には、岩山をくり抜くような空洞があった。


 入口は大きい。


 馬車でも通れそうなほどだ。


 けれど、中へ入る前に。


 アルフォンス様の足が止まった。


「ここだ」


 声が低い。


 私は入口を見る。


 何もない。


 暗い。


 ただ。


 洞窟の中から、冷気が流れてきている。


「ノクスは、この中に?」


「ああ」


 アルフォンス様は進まない。


 私は彼を見る。


 右手が震えていた。


 いつもの、小さな震えではない。


 指先だけではなく。


 手首まで。


「アルフォンス様」


「行ける」


 言われる前に返された。


「まだ何も言っていません」


「顔に出ている」


「そうですか」


「ああ」


 彼は一歩進んだ。


 そして。


 二歩目で止まった。


 洞窟の入口。


 そこから先へ、足が出ない。


 私は何も言わなかった。


 アルフォンス様も。


 しばらく。


 風の音だけがした。


「六年前から」


 やがて。


 彼が言う。


「ここまでは来られる」


「ここまで?」


「ああ」


 洞窟の入口。


「中には?」


「入れる時もある」


「入れない時も?」


「ああ」


 右手を左手で押さえている。


「今日は?」


「分からない」


 その答えを聞いて。


 私は先に進まなかった。


「私が先に行きましょうか」


「……君が?」


「はい」


「ノクスに会うために来たのは君だ」


「ですから」


 私は言った。


「あなたが入れるかどうかと、私が見るかどうかは分けましょう」


 アルフォンス様が私を見る。


「私が一人で行くという意味ではありません」


 後ろにはオスカーと護衛の騎士がいる。


 アンナもいる。


「あなたがここで待つなら、それでも構いません」


「俺の竜だ」


「はい」


「俺が案内すると言った」


「はい」


「なら」


「案内は、もうしていただきました」


 私は洞窟を見る。


「ここにノクスがいると、教えていただきました」


 アルフォンス様の口が閉じる。


「入れないことを責めません」


「……」


「入らなければならないとも言いません」


 それは。


 第十四話で。


 母の弔い帳へ触れられなかった私へ。


 彼が言ってくれたことだった。


「無理に触れる必要はない」


 私は、その言葉を返す。


「無理に近づく必要もないと思います」


 アルフォンス様は長く黙った。


 やがて。


「先に行ってくれ」


「はい」


「俺も」


 一度、息を吐く。


「行けるところまで行く」


「分かりました」


          ◇


 洞窟の中には。


 祈りのための像も。


 祭壇もなかった。


 壁に聖印もない。


 香も焚かれていない。


 ただ。


 石だけがある。


 第十話で聞いた通りだった。


 最後の儀式をやめた後。


 アルフォンス様はノクスの遺骸を、何も施さずにここへ戻した。


 生まれた谷へ。


 人間の祈りも。


 浄化も。


 炎も。


 押しつけずに。


 少し奥へ進む。


 足元の雪が薄くなる。


 代わりに。


 岩の表面へ白い霜が広がっていた。


 そして。


 その先。


 私は足を止めた。


「……ノクス」


 誰に教えられなくても。


 分かった。


 巨大な黒竜が。


 そこに眠っていた。


 正確には。


 残された骨が。


 黒い岩の上へ横たえられている。


 頭蓋は。


 私の上半身ほどもある。


 長い顎。


 鋭い牙。


 後頭部から伸びる角は。


 左だけが残っている。


 右側は。


 根元から失われていた。


 首から背骨。


 肋骨。


 前脚。


 後脚。


 翼を支えていた長い骨。


 すべてが黒い。


 けれど。


 完全な形ではなかった。


「……欠けています」


 私は呟いた。


「ああ」


 後ろから声がした。


 振り返る。


 アルフォンス様は洞窟へ入っていた。


 ただし。


 私よりずっと後ろ。


 十数歩。


 それ以上近づこうとしない。


「右角」


「ああ」


「胸骨も」


「ああ」


「左翼の骨も一部ない」


「ああ」


 第十話で聞いた通り。


 見つかった時から。


 ノクスの遺骸には欠損があった。


「回収できなかったのですか」


「探した」


「どれくらい」


「三か月」


 ノクスの遺骸そのものが見つかるまでに三か月。


 その後も。


 欠けた部分を探したのだろう。


「見つからなかった」


「ああ」


 私はノクスへ近づく。


「触れません」


 念のため口にする。


「分かっている」


 手袋は両手とも着けている。


 能力は発動しない。


 まず見る。


 それだけだ。


 頭蓋の周囲を回る。


 足元には。


 いくつか黒い破片が並べられていた。


「これは?」


「発見場所に落ちていた骨片だ」


「ノクスのものと?」


「形状から、おそらく」


 断定しない。


 私はうなずく。


 そして。


 頭蓋の横でしゃがんだ。


 牙の一本。


 左側の奥。


 途中から折れている。


「この牙は」


「見つけた時から折れていた」


「折れた先は?」


「横にある」


 布を敷いた石台。


 そこへ。


 手のひらより大きな黒い牙が一本、置かれている。


 折れた断面が合うのだろう。


 私は近づかない。


「これも、遺品として候補になりますね」


「ああ」


 返事は聞こえた。


 けれど。


 アルフォンス様の声は遠い。


 振り返らず。


 私はノクスの骨を見る。


 肋骨。


 その中央。


 巨大な傷があった。


「……これは」


 骨そのものが。


 深く削られている。


 肋骨が三本。


 同じ方向へ。


 斜めに欠けていた。


 ただ折れたのではない。


 鋭い何かが。


 外側から内側へ食い込んだような形。


「傷の記録はありますか」


「ある」


 アルフォンス様が答える。


「獣医師も確認した」


「武器?」


「可能性が高い」


「竜の爪では?」


「爪痕とは幅が違う」


 私は近くを見る。


 もう一つ。


 異様な跡がある。


 前脚の骨。


 手首にあたる部分。


 ぐるりと一周。


 細く。


 深い溝が刻まれていた。


「これも傷ですか」


 返事がない。


 私は振り返った。


 アルフォンス様は。


 先ほどと同じ場所に立っている。


 目だけが。


 ノクスの前脚を見ていた。


「拘束痕だ」


 声が低い。


「拘束……」


「輪を締め付けられた」


 私はもう片方の前脚を見る。


 そちらにも。


 同じ高さに溝がある。


「両前脚?」


「ああ」


 後脚にも回る。


 左。


 薄い。


 けれど同じ痕。


 右。


 こちらは。


 もっと深い。


「四肢全部にあります」


「ああ」


「生前についたものですか」


「そう判断されている」


「なぜ?」


「骨が傷の周囲で変形していた」


 治りかけていた。


 つまり。


 死んだ後に付けられた痕ではない。


 生きているノクスへ。


 長時間。


 何かが食い込んでいた。


「どれくらい拘束されていたかは?」


「分からない」


「一時間か。一日か。それ以上かも?」


「分からない」


「拘束具そのものは?」


「なかった」


「発見場所にも?」


「破片だけだ」


「保管されていますか」


「ああ」


 私は記録へ書き込む。


 ――四肢に人工的な拘束痕。


 ――生前形成の可能性が高い。


 ――拘束具本体は未発見。破片のみ保管。


 そこで。


 筆が止まった。


「アルフォンス様」


「何だ」


「ノクスは、追跡中に亡くなったのですよね」


「ああ」


「ミラとルゥを連れ去った輸送隊を追って」


「ああ」


「なら」


 私はノクスを見る。


「追いついたのでしょうか」


 返事はなかった。


「少なくとも、誰かに拘束される距離までは」


「そう考えた」


 アルフォンス様が言う。


「六年前から」


「それを聖竜院へ?」


「伝えた」


「回答は?」


「野盗か、密猟者の可能性があると」


「黒竜を?」


 私の声が少し強くなった。


 成竜の黒竜。


 元竜騎士団長の契約竜。


 それを。


 ただの野盗が四肢を拘束できるのだろうか。


「私には不自然に思えます」


「俺もだ」


「でも、それだけでは聖竜院が拘束した証拠にはならない」


「ああ」


 アルフォンス様が答える。


「だから、何もできなかった」


 私は彼を見る。


「何も?」


「ああ」


「三か月探したのですよね」


 彼の眉が動く。


「欠けた骨も探した」


「記録も照会した」


「ああ」


「遺骸をここまで運んだ」


「それが何だ」


「何もしていない人は」


 私は言った。


「三か月も、死んだ竜を探しません」


 アルフォンス様の顔が強張った。


 けれど。


 私は続けなかった。


 慰めるために言ったのではない。


 事実を訂正しただけだ。


「ただ」


 私は再びノクスを見る。


「救えなかったこととは、別です」


 アルフォンス様の右手が震える。


「ああ」


 小さな声だった。


「救えなかった」


 私は否定しない。


「はい」


 彼がこちらを見る。


 少し驚いたようだった。


「そこまで否定したら」


 私は言う。


「アルフォンス様が六年間抱えてきたものまで、私が勝手に軽くすることになります」


「……そうだな」


「でも」


 傷。


 拘束。


 失われた骨。


 ここにあるものを見れば。


 一つだけ分かる。


「ノクスが死んだ理由を、まだ私たちは知りません」


「ああ」


「アルフォンス様が救えなかったことと」


 一呼吸置く。


「ノクスがなぜ殺されたのかは、別の問題です」


 その言葉に。


 アルフォンス様の視線がノクスへ戻った。


          ◇


 私はさらに遺骸を確認した。


 背骨には。


 大きな損傷は少ない。


 首の骨にも、致命傷らしい傷は見当たらない。


 けれど。


 胸部左側。


 肋骨。


 そして肩の骨へ。


 同じ方向の損傷が集中している。


「こちら側から攻撃された?」


「獣医師もそう推定した」


「正面ではなく、斜め左前」


「ああ」


「ノクスは飛んでいた?」


「分からない」


「地上?」


「分からない」


 分からない。


 それでいい。


 分からないものを埋めない。


「もう一つあります」


 オスカーが、少し離れた場所から言った。


 彼も手袋を着け。


 骨に直接触れずに観察している。


「こちらです」


 尾に近い骨。


 その一部。


 表面に。


 不自然な黒ずみがある。


「焼けていますか」


「骨そのものが焦げたというより」


 オスカーが目を細める。


「高熱を受けた痕に見えます」


「火?」


「可能性はあります」


「赤竜?」


「それも断定できません」


「魔法かもしれない?」


「はい」


 私は記録する。


 ――尾部付近に高熱損傷。


「胸部の傷」


「四肢の拘束痕」


「高熱」


 私は呟く。


「そして欠けた右角、胸骨、左翼骨」


 死んだノクスから。


 誰かが骨を持ち去った。


 そう考えることもできる。


 けれど。


「欠損は死後だと分かりますか」


「分からない」


 アルフォンス様が答える。


「見つけた時にはもうなかった」


「では、生前に失った可能性もある」


「ああ」


「加工された可能性も」


 言った瞬間。


 夜会の竜骨細工が脳裏に浮かんだ。


 ミラの胸骨。


 BK・四七二。


 切断。


 加工。


 王都。


「リーゼロッテ嬢」


 オスカーの声。


「はい」


「顔色が変わりました」


「大丈夫――」


 口にして。


 止まる。


 オスカーの眉が上がる。


「少し気分が悪くなりました」


「能力は使っていませんよね」


「はい」


「なら、単純に冷えたのでしょう。外へ出ますか」


 私はノクスを見る。


 まだ見たいところはある。


 でも。


「五分だけ休みます」


「珍しい」


「皆さん、私を何だと思っているのですか」


「放っておくと自分を消耗品にする伯爵令嬢」


 オスカーが即答した。


「……否定しづらい言い方はやめてください」


 アンナが小さく笑った。


 私は洞窟の壁際へ移動し。


 温かい茶を飲んだ。


 生姜の味がする。


 味覚は戻っている。


 良かった。


 少しだけ安心した。


          ◇


 休憩の後。


 最後に。


 私はノクスの頭蓋の前へ戻った。


 黒い骨。


 空洞になった眼窩。


 そこに。


 もう瞳はない。


「どんな色だったのですか」


 私は尋ねた。


 アルフォンス様が答えるまで。


 少し時間がかかった。


「金色」


「金?」


「ああ」


「黒竜は皆?」


「いや」


 少しだけ。


 声の響きが変わった。


「ノクスは、明るい金だった」


 初めて。


 遺骸ではなく。


 生きていた竜について話している声だった。


「怒ると?」


「赤みが増した」


「嬉しい時は?」


「……知らん」


「契約していたのに?」


「竜が人間みたいに笑うと思うか」


「では、機嫌がいい時」


「尾で地面を叩いた」


「それは怒っているように見えます」


「俺も最初はそう思った」


 アルフォンス様の口元が。


 ほんのわずかに動いた。


「違った?」


「ああ」


「どんな時に?」


「肉を持っていった時」


 私は思わず笑いそうになる。


「分かりやすいですね」


「馬二頭分食った」


「可愛くありませんね」


「可愛かった」


 即答だった。


 私はアルフォンス様を見る。


 本人も。


 言ってから気づいたらしい。


 口を閉じた。


 私は何も言わなかった。


 ただ。


 もう一度。


 ノクスを見る。


 巨大で。


 恐ろしくて。


 金色の目を持っていて。


 肉が好きで。


 嬉しいと尾で地面を叩いた。


 骨だけでは分からない。


 死者の声だけでも。


 きっと分からない。


「ノクスという竜を」


 私は言った。


「もっと教えてください」


 アルフォンス様が私を見る。


「弔いのためか」


 私は少し考えた。


「それもあります」


「それだけでは?」


「死に方だけを知って弔ったら」


 ノクスという存在を。


 最後の数時間だけで決めてしまうことになる。


「どう死んだかだけではなく」


 私は答えた。


「どう生きた竜だったのかも、知りたいです」


 アルフォンス様は。


 何も言わなかった。


 けれど。


 先ほどより。


 一歩だけ。


 ノクスへ近づいていた。


 まだ遠い。


 骨へ手が届く距離ではない。


 それでも。


 入口よりは近い。


          ◇


 洞窟を出る前。


 私は一度振り返った。


 能力は使わなかった。


 声も聞いていない。


 それでも。


 今日分かったことは多い。


 四肢の拘束痕。


 左胸を裂いた大きな傷。


 高熱を受けた痕。


 失われた右角。


 胸骨。


 左翼の一部。


 折れた牙。


 そして。


 六年間。


 その骨へ近づけないまま立ち続けている、一人の生者。


「次は」


 アルフォンス様が言った。


 私は振り返る。


「何へ触れる」


 問いの形だった。


 けれど。


 その声には。


 どこか覚悟のようなものが混じっていた。


「まだ決めません」


 私は答える。


「なぜ?」


「私が選ぶより」


 一度。


 ノクスの遺骸を見る。


「アルフォンス様に選んでいただきたいものがあります」


「俺に?」


「はい」


「何を」


 私は答えた。


「ノクスが、最期までノクスだったと分かる遺品です」


 骨のどの部分が強く声を残しているか。


 それだけなら。


 私が探してもよい。


 けれど。


 弔いは。


 声を聞く者だけでするものではない。


「あなたが」


 私は続ける。


「ノクスを思い出す物を、選んでください」


 アルフォンス様の右手が。


 また震えた。


 そして。


 彼の視線が。


 洞窟の奥ではなく。


 入口近くに置かれた、細長い石箱へ向いた。


 今まで。


 私は気づいていなかった。


 蓋の上には。


 一枚の厚い布が掛けられている。


 その下から。


 古びた黒革が、ほんの少しだけ覗いていた。


「アルフォンス様?」


 返事はない。


 ただ。


 彼は。


 ノクスの骨よりも苦しそうな顔で。


 その黒革を見つめていた。

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