↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
笑う母の物語  作者: リンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
147/149

世界一のおばちゃん軍団、博多へ帰る!

 第127話

「世界一のおばちゃん軍団、博多へ帰る!」


 ニューヨーク世界大会から数日後――


 福岡空港。


「ただいまーーー!!」


 到着ロビー。


 博多ドンタクス帰国。


 だが。


「ねむ……」


「時差ボケぇ……」


「朝四時に全員起床した……」


 世界一のおばちゃん軍団。


 時差には勝てなかった。


「もう昼なのに、

 身体が朝ごはん要求しよる」


「機内で三回カレー食べたやろ!」


 そこへ。


「おかーさーーーん!!」


 光子と優子、

 猛ダッシュ。


 さらに美香。


「世界一おめでとう!!」


 ドンタクスメンバー、

 一気に顔が緩む。


「うわぁぁ癒やしぃぃ……」


「帰ってきた感ある……」


 その直後。


「園長先生ぇぇぇ!!」


 なぜか。


 博多南幼稚園の園児たちまでいる。


「なんでおると!?」


 副園長、

 申し訳なさそう。


「保護者会で“世界一のお迎え行きたい”って大騒ぎになりまして……」


「遠足感覚!!」


 すると。


 園児の一人が。


「ぼくも出汁になる!!」


 美鈴、

 吹き出す。


「いや、

 ならんでよか!!」


「でもドンタクス、

 出汁で勝ったっちゃろ!?」


「誤解が広がっとる!!」


 一方。


 爆笑発電所本部。


 ファイブピーチの海外ライブ映像が、

 とんでもないことになっていた。


「再生数……」


 優子、

 画面を二度見。


「一億超えとる」


 沈黙。


「……え?」


 光子、

 固まる。


「え、

 “万”じゃなくて?」


「億」


「桁バグっとる!!」


 さらに。


 海外コメント大量発生。


『MITSUKO最高!』


『YUUKOかわいい!』


『MIKAの歌声泣ける』


『DASHI VOLLEYBALLとは何!?』


「最後の誰か説明して!?」


 しかも。


 ニューヨークでの、

 “出汁バレー”がミーム化。


 海外SNS。


『Today I use DASHI defense』


『SLIDER spike!!』


『MISO SOUP receive!!!』


「世界が変な方向に染まっとる!!」


 一方。


 博多南幼稚園。


 数日後。


「園長せんせー!!」


「どうしたん!?」


「給食の味噌汁、

 “世界一の出汁”にしてください!!」


「給食室へのプレッシャーが重い!!」


 さらに。


「ぼく、

 スライダー組になります!」


「それ野球!!」


 副園長、

 頭抱える。


「園内の流行語、

 完全にドンタクスなんですけど!!」


 その頃。


 体育館。


 ドンタクスメンバー、

 久々の練習再開。


「よし、

 軽くいこうか」


 三分後。


「膝ァァァ!!」


「腰ァァァ!!」


「ニューヨークの疲れ残っとる!!」


 しかし。


 笑いながら、

 誰も辞めようとは言わない。


 紗希が、

 ふっと笑う。


「なぁ美鈴」


「ん?」


「まさか、

 この歳で世界一なると思わんやったね」


 美鈴、

 ボールを抱えながら笑う。


「うん」


「でも、

 まだ終わりたくない」


 静かな声。


「次は、

 子どもたちの番やけん」


 そこへ。


 体育館入口。


「おかーさーん!」


 光子。


 優子。


 そして美香。


 三人とも、

 楽器ケースを抱えている。


「ライブ練習終わったー!」


「そっちは?」


 美鈴、

 ニヤリ。


「おばちゃんたち、

 まだ青春中」


 その言葉に。


 三人も笑った。


 世代を超えて。


 夢は、

 繋がっていく。


 その夜。


 小倉家。


 優馬、

 ソファでぐったり。


「世界一になっても、

 結局毎日カオスやな……」


 美鈴、

 隣で笑う。


「平和って、

 こういうことかもしれんね」


 優馬、

 静かに頷く。


「……うん」


 テレビでは。


 世界一特集。


 そこに映る、

 笑顔のドンタクス。


 事故も。


 涙も。


 絶望も。


 全部乗り越えて。


 ここまで来た。


 そして人生は、

 まだ続いていく。


 次回予告 第128話「次世代始動!ファイブピーチ全国ツアー」


 ファイブピーチ、

 ついに全国ツアー決定!


 だが——


「移動バスで誰か変な踊り始めた!」


「サービスエリアでライブするな!!」


 一方ドンタクスでは、

 新メンバー加入。


「平均年齢ちょっと下がった!」


「誤差や!!」


 さらに幼稚園では、

 園児たちが謎のユニット結成。


「ぼくら、

 ミニドンタクスです!」


「将来が心配!!」


 そして美鈴、

 娘たちの成長を見つめながら思う。


「……未来、

 ちゃんと繋がっとるね」


 次回、

 第128話「次世代始動!ファイブピーチ全国ツアー」


 笑いも夢も、

 次の世代へ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。