その1
新章突入!!!
「ハッ!俺は運転していたトラックが横転して……!」
俺の名前はショー。しがないトラック運転手だ。
気が付けば俺は真っ暗闇の中、座椅子のような物にすわっていた。
「ここはどこだ!」
混乱しながら状況を確認する。
すると、いきなり目の前から光が放たれる。
明るくなったことにより周囲の状況が理解できた。
「まるでコックピット!」
操縦桿のようなものがついてるのでたぶんそうだ。
「うへへへへ雑魚がこの最新型ナローボット《テン・プレ》
に勝てるわけねーだろ!」
「きゃああああ!死にたくない!助けて!」
「!!!?女の子が乗ったロボットが襲われている!」
画面越しに目の前の戦闘に驚きを隠せない。
「そして今俺はロボットに乗っているということは助けることができる!」
しかし、持ち前の理解力を活かした俺は
パパッと操縦桿を握り、ロボットを前へと進ませる。
「おい、やめろ!」
女の子が乗るロボットを守るように敵っぽいやつと対峙する。
「な、なんだ!その機体には誰も乗ってなかったはずだぞ!」
「プログッレシブなナイフアタック!」
困惑して動けない相手の隙を突き、必殺の一撃を放つ。
「ぐわあああああ!最新型が旧型機の《ムソー》ごときににぃぃぃ!」
断末魔を叫びながら爆発四散する敵ロボット。
はからずも人を殺めてしまったことに
なんやかんや葛藤しながらも
まあいいかと思い、女の子との邂逅を果たすのであった。
「ありがとう、助かったわ」
「いえ、なんとなく助けたかっただけです」
お互いロボットから降りて挨拶をする。
女の子が無事でよかった。
いろいろと世間話をしていると……。
「あなたにはぜひ、ミカータ軍に入ってほしいんです」
「!?俺はただの一般人だ!」
女の子がとんでもない提案をしてきた。
しかし、俺は戦闘のせの字も知らぬチンパンジーゆえに
悩んでしまう。ウッキー!。
「合点承知の上!!!」
それでも勧誘をやめない女の子。
そこで俺は一つ見返りを求めることにした。
「じゃあ俺のハーレムの一人になって!」
「別にあんたのためじゃないんだからね!」
かくして、俺ことショーは異世界の戦場へと身を投じることになったのだ。
異世界歴998年のことである。




