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20-お前と戦う覚悟はできてる!

巨大な竪穴の底に二人は立っていた。ロックジムの裏手にあるその場所は、ひびと緑色の苔が刻まれた堅固な石の壁に囲まれ、上から弱々しく差し込む日光が、まるで古代の闘技場のような陰鬱な雰囲気を作り出していた。


竪穴の床の中央には、硬く固められた土でできた四角いリングがある。


(このロックランブルのアリーナ、ボクシングのリングみたいだけど……三倍くらいでかい)當真は心の中で呟いた。


四方の境界ロープは太く錆びた鉄の縒り糸で作られており、コーナーポストは使い込んだパッドが巻かれた頑丈な鉄柱だった。


アリーナの床に飛び散った乾いた血痕と、過去の試合が残した深いひびやクレーターに気づいた瞬間、當真は唾を飲み込んだ。


(いや、ボクシングのリングより酷い。これ……ドラゴンボールの天下一武道会じゃないか……)


向かいでは田霧が気軽な足取りで自分のコーナーへと向かいながら、軽いトーンで言った。「すまないな——最近のスパーリングで痛んだままで、まだ修繕できていない」


當真は頭をかきながら引きつった笑みを浮かべた。「は、ははは……床にクレーターがこれ以上増えない程度にお願いしたいんですけど、へへへ……」


田霧は片眉を上げて當真を見た。「ん?将軍を倒すと言っていた時の勇気はどこへ行った?」


その声が冷えた。「このアリーナの血と傷跡は……将軍が与えた破壊と苦しみには遠く及ばん」


ドクン。


當真は固まり、虚ろな目で地面を見つめた。


次の瞬間、深く頭を下げて叫んだ。「本当はただ、フセタに出るための助けが欲しいだけなんだ!」


顔を上げると、その表情は真剣だった。「大口叩いてすみませんでした!」


それから深く息を吸い込んで、怒鳴った。「〇解!」


ボフッ!


白煙が當真の体を包んで爆発した。煙が晴れると、彼は色褪せたデニムのショートパンツに白いタンクトップ、そして木下駄という姿で立っていた。


「戦う!」


沈黙。


田霧とリングの外から見ていた筋肉男全員が固まった——口が開き、目が飛び出さんばかりに。


「なんだあれ!?」ごつい男の一人が叫んだ。「スッパフクがしょぼすぎる!」


「ゴミじゃないか!」別の男が続けた。「そんなスッパフクでフセタに出るつもりか!?」


コナンとシンゾウは互いにしがみ合い、震えながら顔を死人のように白くしていた。絶叫する筋肉男の群れの中で、二人は縮み上がっていた。


全員が期待していたのは、ちゃんとしたスッパフクの姿だった——英雄的にはためく長い赤いマント、光り輝く流線型の鎧、巨大化する緑の筋肉変異、バイザーを閉じた光る戦闘スーツ、あるいはせめて九本の霊的な尾を従えた黄金のオーラで体を包んだ姿。


しかし目の前にあったのは……どこにでいるおじさんの普段着だった。


田霧は静かに舌を打ち、腰に手を当てて気軽なトーンで言った。「〇解」


ボフッ!


白煙が田霧の体を包んで噴き出した。今度は當真が呆気にとられる番だった——田霧の体格が小さく引き締まり、それでも力強さは失わず、身長は當真よりわずかに高い程度になった。


レスリングトランクスはそのままだったが、髪が変わった——生え際がシャープなM字型に刈り込まれ、残りの髪は激しく鋭い角度のスパイクに逆立っている。そして何より目を引いたのは、上半身と腕に浮かぶ薄い虎縞の刺青だった。


「これぞフセタに相応しい服騎士の姿だ!」筋肉男たちが燃えるような熱情で声を揃えて咆哮した。


田霧はウォームアップを始め、肩と首をぐるりと回した。そして突如——


バキッ!


田霧が床を殴り、クレーターを吹き飛ばして自分の周囲に巨大な円を刻み込んだ。足を大きく広げたファイティングスタンスをとる——右手を前に、左手を後ろに——岩のように揺るぎない古典的な武道の構えだ。


「お前への期待が高すぎたようだ」田霧は平坦に言った。「どこかで頭でも打ったか……ガチャの洗濯機から引いてきたようなスッパフクでフセタに出られると本気で思っているとは」


當真はただそこに立ち、こめかみを冷や汗が流れ落ちるのを感じるだけだった。


田霧は続けた。「だから条件を変える」鋭い目で當真を見据える。「俺は攻撃しない。その代わり、好きなだけ打ってくるといい——」


田霧が口の端を上げた。


「当てられればの話だが」


田霧の最後の言葉に、當真の息が詰まった。両拳がぎゅっと固く握られる。わずかに震えていた足が前へと動き出した——最初の二歩は躊躇いがちに、しかしその後は爆発的な勇気を持って。


「うおおおおおっ!」當真は叫びながら田霧へと一直線に突進した。


その頃、竪穴の壁から突き出た岩の上で、あめちゃんが腕を組んで胡座をかいていた。遠くから當真を眺めるその表情は読めない——まるで何か面白いことが起きるのを待っているかのように。

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