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第七話「モンスターパニック」
「B級映画の撮影?」
悪魔はクッションを置きながら、椅子にふわっと座る。
「屋外プールを一日だけ撮影のために賃借させてもらいたいと」
映画の撮影か、
確か空調設備の点検などで、休館日にする予定の日があったな。
休館日は…来月の第三木曜日か
「来月の第三木曜日なら問題ないと伝えておけ」
「わかりました」
まさか、うちにそんな依頼が来るとはな
B級映画
「……」
「帰ったら見るか」
たぶんAKUMAとかでいいのがやっておるだろ。
「なにか、いいましたか」
「我事だ、気にするな。」
B級映画は特有のおもしろさがあるが
我的にはモンスターパニックものが特によいな
あのCG全開のモンスターが
人間どもをおいしそうに喰らっているシーンは
何度見ても非常に愉快なものだ
特に、こちらの虫の居所を悪くしてくるようなやつが
最初の被害者になる展開が一番良い。
あのような存在は種の繫栄を考慮しても
排除するべきものだろうからな
早めに消しておくに限る。
……
我は人間という種の存続など気にしてはおらん。
人間など、
あと100日程度で絶滅してしまえばよい…




