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第三十一話「雨飴」

「今日は私の誕生日~」

私、新田芽 ひとみは

今日もテンポよく地下に続く長い長い階段を

下っておりました。

「悪魔さん、おはようございます。」

到着。

ピシ、パシ、シャキ。

「……」

「あれ? 悪魔さん?」

日陰のコンクリート並みに冷たい空気が反響するだけで、

いつものどこか棘があるようで優しい感じの反応がない。

「悪魔さん?」

入口からは死角になっている悪魔さんのデスクを見ると…

「……」

「そんな…」

なんとそこには、地に召された悪魔さんの様子が。

過労で倒れたのでしょうか?

いや、それはない。

昨日、私が睡眠薬コーヒーを渡したはずだから

ぐっすり寝てくださった……はず

「……」

「やばっ」

「……」

土下座の準備しないと。

もしかしたら、昨日の内にデータを送らないといけないやつとか、

朝一で処理しないといけないやつとかあったのかもしれないし…

「……」

ああ、これは積んだやつだ。

王手じゃなくて、チェックメイトだ。

「……」

入口からの光がだんだんと消え、

飴の落ちる音が階段から聞こえ始める。

「…甘い匂い」

なんだろう、これは。

頭がふわふわしておかしくなっていく感じがする。

幻惑を見ているみたいな…


私はふわっと倒れ、その場で静かな眠りについた。

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