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第十九話「手加減?」
我は、サプライズを仕掛けてきた新人(?)から事情を聞いておった。
「つまり、我がサプライズ好きだと教えられたと」
「はい」
どうやら、誰かから悪知恵を吹き込まれたようだな。
まあ、何となく察しが付くが…
「だれからだ」
「…等実社長からです」
やはり、等実のやつか。
新規プロジェクトの兼ね合いで、人員を増やすよう相談しておったが、
これは…誰も頼んでおらぬ。
「あと、部下はどこにおる?」
部下のパソコンが付いたまま放置されているのもおかしいからな、
あと、入ったときから変な声が…
「お主なにか知っているのだろ」
「あっちですね」
妙に揺れているロッカーを開けると、乱雑に縛られた部下がおった。
「容赦ないな、お主」
「等実社長から、部下さんは定期的に発作が出るから、そわそわしたら閉じ込めておけと」
「……」
これがきっかけで、
部下が閉所恐怖症になったらどうしていくれるのだ、新人。
「まあ、しょうがない」
「この件は我から等実に申しておく」
本当に、いつもあやつは…
「そういえば、聞き忘れておったな、お主の名を」
「私、新田芽 ひとみと申します。」
「……」
ちょっと待て、こやつ苗字と名があるな。
…まさか純潔の人間?
それはない…はずだが…




