7.旅
「おはようございます!トワさん!!」
「朝から元気だな。」
「執事に朝食を作ってもらったので一緒に食べませんか?」
「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな。」
「「いただきます!」」
朝食は野営をしたとは思えないほど豪華だった。
「昨日エンペラーベアに食料全部食べられたとおもっていたのですが、このクロワッサンとかはどうやって作ったんですか?」
執事に質問する。
「私には敬語は不要ですよ。」
「……。どうやって作ったんだ?」
「私のスキルは物を自由に出し入れできる別空間を創る別次元空間というものでその中に食料を保存していたのでそれを活用したということです。」
「だからクロワッサンとかがあったのか。それにしても随分温かいしサクサクしているんだけど?」
「私のスキルの容量がなかなか多いのでこのようなものも入れていたので、この場で作らせて頂きました。」
そういいながらピザ窯のような2m近くの料理器具を取り出す。
「スキルって言うのば随分便利だな。」
「トワ様も教会に行けば使えるようになりますよ。」
「どうせならかっこよくて便利で強いのがいいな。」
そこで黙々と食べ進めいていたカリファが話に入ってくる。
「まるで幼い男子の夢を詰め込んだみたいですね。」
「ばかにしてない?」
「してるわけないじゃないですか(笑)」
「絶対ばかにしてるよね?」
「まあいいじゃないですか。早く食べないとカリファお嬢に全て食べられてしまいますよ。」
目の前にあった幾つもの大皿がいつの間にかほぼからになっていた。
「やばい!早く食わないと食べられちゃう!」
「そんな化け物みたいに食べませんよ。」
朝からこんだけ食ったらじゅうぶん化け物と言えると思うが、これは言わない方がいいだろう。
食事と片付けを終えて歩き始める。
「ここから目的地?までどのくらいあるんだ?」
「ええっと……。どうなの?」
「このペースでで行けば昼前に着きますね。」
「もしかして丘の上から見えたが、この道の先の街に行くのか?そこだったらそんな時間もかからないと思うが……。」
「そうですね。一旦そこに向かって、そこで馬車を借りてからですね。」
雑談をしばらくしているうちに街に着いた。
一刻も早くスキルを知りたいので教会に行こうとしたが教会はそもそも大きい都市にしかないようなのでこの街にはないらしい。どんなスキルがワクワクしていたのでそのショックは非常に大きい。ひとりで落ち込んでいるとカリファが慰めてくれた。
「でも安心してくださいトワさん!これから向かっている街には教会があるのでスキルが分かりますよ!」
その情報を聞くなり、やる気が満ち溢れてくる。
「マジで!?早く行こうぜ!」
「切り替えが早いですね!じゃあ早く行きましょう!!」
「カリファお嬢様、トワ様、馬車の準備が完了しました。」
「ありがとう!それじゃあ行くわよ!」
俺も馬車に乗り込んで執事の人は手網を握ってくれる。
「それじゃあ早速レッツゴー!!」
「オ〜〜!!」




