18話
「では、始めます」
アンソニー、オゼットチーム対ジョルズ、ローズチームに決まった。
「なんでアンソニーとなのよ…」
「おやおや、それが婚約者に言う台詞かな?」
「ジョルズ様宜しくお願いしますね」
「こちらこそ宜しく!」
「では、スタート」
「行くわよ!」
オゼットのサーブ!
「私が取ります!ジョルズ様お願い」
「任せて!」スパーン
「ジョルズ様のスパイク決まったー!」
「キャーやりましたね」
「やったな」
パーン!ハイタッチ
「妬けますわね」
「その通りだな…」
「行きまーす」
ローズのサーブ
「私が取るよ!オゼット頼む」
「分かりましたわ!」
オゼットは大きくジャンプをし、ボールを空振り
「キャー悔しい!!なぜですの!」
オゼットは悔しがり、兎の様にピョンピョン跳ねる
『オゼットよ、ジャンプする度に揺れる二つボイン。気になるから止めてくれ…』
「キャー!ジョルズ様が!」
ローズの叫びに振り向くと又もやジョルズが盛大に鼻血を出していた!
「おっ、、、おっ、、、」
『言いたいことは分かるよジョルズ君。ウブいな君は…』
「ジョルズはもう駄目だな。よし」
アンソニーは両手を使って謎の動きを始めた。
「これでよし」
「今のは何ですか?」
「見てれば分かるよ!ほら来た…」
「緊急の呼び出しとは!何かありましたか?」
『嘘!?リード様の背中に羽が!天使だ!天使が地上に舞い降りたーーー』
アルフリードは空から舞い降りると、羽をしまいアンソニーの元へ駆け寄る。
「ジョルズがまた鼻血をだしてね、人数が足りないんだ。君が代わりに入ってくれないか」
「はっ?そんな事で呼び出したのですか!私は帰ります」
「アルフリードこれは命令だよ」
「しかし、私が入ったら…」
「分かっている。身体能力が高い龍人には誰も勝てないだろうね。だから君はボールを拾うだけ。打つのはマリー嬢だ」
「わ、私!?ローズでしょ!私は見てるだけで…」
「発案者の君がやらないなんておかしいでしょ」
「マリー様任せてください。たくさん写真撮っておきますね!」
『こらーっ、やらなきゃいけない流れをつくるな!無理、無理、無理ー!リード様とバレー?しかも私が前… 恥ずか死ぬわ!』
「では、始めようか」
「私は審判やりますね」
「ちょっ…」
「諦めなさい。アンソニーは一度やると言い出したら曲げないわよ」
「流石オゼット、私の事が分かっているね」
「やるしかないようだな…」
『ちょっとリード様までやる気になってる~くぅーどうなっても知らないから!』
「よし、来い」
「行くよ!」
アンソニーのサーブ
「拾ってあげればいいんだな?はっ」
アルフリードは難なくボールを打ち上げる
「マリーアタック!」
「キャーなんなんですの!マリーのくせに」
マリーの放ったボールは綺麗にオゼットの前に落ちた
「やったー!リード様やりました!」
「ああ、よくやった」
ハイハッチ… したまま2人は固まる。
「リード様…だと…」
アルフリードは先程自分が「リード様」と呼ばれたことに 気がつき顔を赤らめる。
「あ、リード様触っちゃった…」
マリーはそのままの体勢で白目を向き後ろに倒れる
「マリーーー!」
誰かの悲痛な叫び声が聞こえる。
『本望…』マリーはそのまま意識を手放した…
◆◆◆
「うぅーー体が痛い…」
「当たり前よ!あんな状態で倒れるんですもの。アルフリードも固まったまま動かないし、何があったのよ。貴女といい、ジョルズといい、何回倒れれば気が済むわけ?」
「ごめんなさい…」
「マリーお水をどうぞ」
「ありがとう、ローズ」
「今日はもうみんな帰ったわ。ゆっくり休みなさい」
「えっ、アンソニー様たち帰ったの?」
「ええ、帰ったわ」
『これはもしかして絶好のチャンスでは?』
「ねぇ、今から水着 着て海行こうよ」
「何言ってるの!貴女さっき倒れたばかりなのよ?」
「平気!善は急げだ。クリスティカメラの用意は?」
「いつでも行けます」
「では、しゅっぱーつ!」
「「マリー…」」
◆◆◆
「キャー冷たいわ。マリーかけないで頂戴」
「見てください。この浮き輪?ぷかぷか浮いて気持ちいいですよ」
「きゃはは たのしーね~」
誰にも邪魔されず、日が暮れるまで3人で遊び倒した。
「はぁー、疲れましたわ。この水着確かに濡れても動きやすかったわ」
「そうですね。すぐ乾くし水の中でも動きやすいです」
「でしょ!やっぱり、商品化考えようー」
「また、来年も3人で来ましょうね」
「うん。絶対に」
「ええ、喜んで」
◆◆◆
「おや、アルフリード さっきから何ニヤニヤしているんだい?」
「い、いえ…なんでもありません」
「向こうの方角は… まさか!マリー嬢たちが何かしているのか?」
「いえ、本当に何もないですよ!」
「そうか?ならいいが… 楽しそうな事をしているようならすぐに報告してくれよ」
「任せてください」
『良かった。元気そうだな…』




