表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拒絶したのに、今更です…   作者: みかさん
PR
17/51

17話



「あーしんどーどうして海に浸かってるだけで、体ダルくなるんだろう?」


やっと海から出れたマリーは冷えきった体を温める為、砂浜に大の字で寝そべる。


「はぁーあったかい~このまま寝ちゃいそう」

目を瞑り、身体全身で太陽の光を吸い込む。

あれ?雲一つ無かったはずのなのに、影が?

目を見開くとそこには…


「おい、大丈夫か?」


「な、何故 アルフリード様が!?」


「いや、少し様子を見に来ただけだ…」


「えっ、アンソニー様は…」


「アンソニー様には部下がついてる」

『ヤバー下から見るリード様格好いい!青い空とリード様の髪が重なって綺麗~』


「おい、聞いている…… うっ…」

突然アルフリードが鼻を押さえて、マリーから距離を取り、苦しそうな顔をした。


「ど、どうしたんですか?」

体を起き上がらせ、アルフリードの様子をみようと一歩前へ足を踏み出す。


「それ以上くるな!お前今日香水は?」


「あー海に入って殆どとれちゃったみたいですね」


「臭い…」


「えっ?」


「お前は臭い!香水をつけろ!しっかりたっぷりとな」


「は、はい…」


「では、私は失礼する」

アルフリードは凄い早さであっと言うまに見えなくなってしまった。

『ちょっ、ちょっと待って!どう言うこと?……私……リード様とまともに喋れてるーーーっ!毎日写真を眺めてるお陰?たまに写真にキャーちゅってしちゃってるお陰?やったーやったよー』

マリーは自分が臭いと言われた事をすっかり忘れ、ただただ嬉しさに酔いしれていた。


◆◆◆


「でね、でね、リード様とたくさんお話し出来たの~」

マリーは浜辺で起きた奇跡をオゼットとローズに武勇伝の様に話す。食事の時間まで居た男性陣がやっと帰ってくれたので、3人は寝る支度をし、部屋で談話中。クリスティは疲れたと言うことで一人部屋でもう寝てしまった。


「ねぇ、それってそんな嬉しいこと?臭いッて言われてるじゃない!」


「うっ…」


「獣人や、龍人は人間の何倍もの臭いが分かるっていいますもの。貴女臭かったんじゃない?」


「そ、そうなのかな…」

『折角嬉しかったのにどん底に突き落とされた気分』


「聞いてくださる?私なんて目を覚ます度にジョルズが「おっ、、、」と言いながら倒れるんですよ?何度繰り返したか… だから途中で着替えたのよ…結局海には入れなかったわ…」

『おっ、、、の続きは多分あれだろう。ジョルズには刺激が強すぎたか…』


「また明日もあるよ」

「明日も来るわよ絶対に!ローズはどうだったの?アンソニーとの散歩は?」


「普通に楽しかったですよ。綺麗な景色をみたり、浜辺で貝を拾ったり、ただ…」


「ただ、何?」


「ただ、途中で水着姿を見せて欲しいって言われて…アリア商会の新作をこの目でしっかりともう一度見たいって…だから言ったんです。脱いだら渡しますって。そしたら、それも魅力的だけど、出来れば誰かが着ている姿を写真に納めたいと言い出して…私お断りしたんです」


「ぶははははっアンソニー変態ね」

「ギャハハハっ変態王子~」


「そ、そんな!アンソニー様は勉学の為だって…」


「あははっ久しぶりに笑いすぎたわ。まっそういうことにしときましょう」


「いやぁ~アンソニー様も男ですな~」


「さっ、明日も早いから寝ましょう!お休みなさい」


「「お休みなさい」」


◆◆◆

その頃 王家の別荘では…


「今日はとてもいいものが見れたね。これもマリー嬢のお陰かな」


「す、すごかったです」


「アルフリードも見てたんでしょ?どうだった?」


「私は別に…」


「私の護衛に部下をつけて、君は何をやっていたの?」


「あ、少し休んでいただけです」


「そうなんだ。明日も見れるといいねぇ。もっと写真に残しておかなくちゃね」


「お、俺には少し刺激が…」


「ジョルズそんな事 言っていたら君はどうやって子供を作るつもりだい?」


「こ、子供… ブッー」


「ジョルズ!鼻血!」

すかさず、紙を渡す。


「あ、ありがとうございます。アルフリード様」


「アンソニー様、ジョルズで遊ばないでください。そろそろ寝ましょう。」


「そうだね!明日も楽しい1日になりそうだ…へっくしゅん。おや?誰かが私の噂をしているね」

『ローズだったら嬉しいなぁ』


◆◆◆


「今日こそ遊ぶぞ~!だけど、水着は諦めた…だからこれ着て」


「これは?」


「ショートパンツとTシャツ。これなら遊べるでしょ!」


「また、足が出てるやつなのね。でも昨日の水着やミニスカートに比べれば何倍もマシね」


「今日はビーチバレーをやりまーす」


「ビーチバレー?」


「そう!ルールは簡単だよ。相手のコートの中に返せばいいだけ。本当は三回で相手コートにボールを返さなくちゃいけないんだけど今回は簡単なルールで何回でもよしとしまーす。コートから外れたりボールを拾えず落としてしまったら相手の得点になります。どう?分かった?」


「大体は分かったわ。とにかくやって見ましょう」


「私も大丈夫そうです。テニスに似ているのでしょ?」


「そう!そんな感じ。じゃあ最初は10点マッチでやってみよう!」


「聞かせてもらったよ。私達も混ぜてくれないか?」

『ねぇ、いつもどこから近づいて来ているの?』

アンソニーのハイスペックさを恨むマリーであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ