表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/129

冬の季節 45

楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!

 シェーラと、シオンは一緒にテラスでお茶を飲みながら溜息をついた。


 最近、なんだか周りが盛り上がっている。


 それを2人は感じていた。


 シェーラは、この間の紅葉狩りでマリアとロイの様子を影から見守るフィリアとエマとクロエラの姿に驚いていた。


 たしかに、まぁ、見ていてきゃーとなる気持ちはわかる。だが、なんとなくまだそこに自分は追いつけないでいて、寂しく思っていた。


 それはシオンも同じで、この間までは4人で遊ぶ事の方が多かったのに、3人は婚約者の方ばかり気にかけ、自分と遊んでくれなくなり、なんだか釈然としない。


「ねぇシェーラ。」

「はい。シオン様。」

「僕はシェーラが好きだよ。」

「はい。私もお慕いしております。」


 シオンは10歳の頃にフィリアから言われた一言に、自分でも反省し、シェーラをちゃんと見つめてきた。


 以前グリードの言った婚約者をちゃんと見ろとの言葉も実践した。


 そして思ったのはやはりシェーラは素敵な人だと言う事。

 

 他の3人に比べ、シオンは婚約者の事をよく見ていたし、気持ちだって通じ合っていた。


 ただ問題は、他の3人と比べて一緒にいる時間が長すぎて塾年夫婦のような雰囲気になってしまっているということだ。


 シェーラだってシオンに見つめられたり、お礼を言われたりしたら嬉しいし、顔が熱くはなる。


 けれど、なんだかちょっと自分は恋愛に対しての熱が低い気がする。


 2人はまた溜息をついた。


「ねぇシェーラ。」

「はい。シオン様。」

「なんか、僕たちだけおいていかれている感じがするね。」

「ええ。同じことを思っていましたわ。」


 2人はのんびりお茶を飲み、そして思った。


 まぁ、いいかと。


 その姿にまぁ良くないと思ったのはフィリアである。


 どうにかマリアとロイもうまく行き一安心したが、一番の問題はこの2人である。


 フィリアが調べた所によると、ゲームとは違い2人の仲はすこぶる良好なのである。


 そう。


 良好なのである。


 ではこれでいいのではとも思うのだが、なんだか釈然としないのだ。


 本当にこれでいいのだろうかと思うフィリアなのであった。


 




読んで下さりありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=680220678&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ