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異界神話 サブストーリー マリーのお話  作者: レバニラ蒸し
第2章 1つ目の街

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38話 対策会議

い゛き゛た゛い゛

「ゴールド様に昇級についての説明がある、とギルドマスターがお呼びです」


ギルドの職員に声をかけられる


「今ですか?」


「はい」


「今はシュバルツの対策を話した方が…」


「ギルマスが呼ぶということは何か思惑がある筈だ、こっちは任せて行ってきなさい」


メギさんに言われる


「うん…」


「それではこちらへ」


ここに来てから二度目のギルマスの部屋だ


「マリー君、今は急ぎだ早速本題に行こう」


「はい」


「シュバルツか言っていた娘というのは君のことだよね?」


「恐らくは…」


「私はギルマスとしてこの町を守らなければならない」


「はい…」


私を使う可能性があるということだろう


「最悪君を差し出して、この町を守る選択もとらざる終えない」


「分かっています」


私も自分一人でこの町が救われるなら、いいと思っている。


「だが、君もギルドのメンバーだ。ギルマスにはギルメンを守る義務も同時に負っている。君は死なせない」


「止めて下さい。そんなことしてもらわなくて大丈夫です。私が…私一人がシュバルツのところに行きます」


それだと、死人が大勢出てしまう、私一人ですむならその方が良い筈なのだ


「君は、少々自分を犠牲にし過ぎだ。まだ子供なんだから大人に守ってもらえばいいんだ」


「ですが…」


「悪いが今の君ではシュバルツに殺されるだろう。あいつはどこからでも現れる。死にに行くのが君の本心か?やり残したことはないか?」


「それは…」


まだ…パパ達に会っていない


「あるみたいだね、それでも君はシュバルツのところに行くのか?」


「私は…もっと生きたいです」


「そうだよね。他のギルメンにはうまく話を通すよ」


「ありがとうございます」


「いっしょに出ると怪しまれるから、先に出ておいて」


「はい」


「あぁ、そうそう。クエスト受注量が規定量に達したから、Bランクに昇格だよ」


「分かりました。失礼します」


ギルマスの部屋を出て広間へ向かう


「ゴル、昇級って言ってたけど次が何ランクになったんだっけ?」


「今回でBランクに…」


「「Bランク?!」」


「その歳でBランクなんてすごいねぇ~」


「すごいなんてもんじゃないよ。ソロでBランクって言うと一人で森の魔物の掃討ができるレベルじゃない」


「この町にはパーティーでBランクは居ますがソロでBランクはいなかった筈です。単騎戦力としてはこの街1でしょうね」


「ソロでBランクなら。このギルドの大半が言うことを聞く筈だ。これがギルマスの狙いか…」


「さすが我が弟子、師匠を越えるとは」


みんなから口々に言われる。なんかこういうワイワイした感じ楽しいな。


「ギルメンのみんな聞いてくれ」


ギルマスの声が響く


「まずは集まってくれて礼を言う。現在我々は過去に類を見ない危機に瀕している。相互不可侵の約束をした黒狼シュバルツが攻めてきている。ギルドとしてはシュバルツの討伐、もしくは撃退の方針で行こうと思う」


「ギルマス、それでは被害が大きすぎます。相手は『人ではない娘』を差し出せばてを引くと言っているのですから、そちらの方で検討した方が…」


私は胸の前でギュッと手を握る。


胸の辺りがすごく痛い


本当に私一人の都合でここにいる人たちや町の人を危険にさらしてもいいのか、私のわがままで人が大勢死ぬかもしれないというプレッシャーが重くのし掛かる


「相手は魔物だ言ったことを守るかどうかも分からない。これが一つ目の理由だ、二つ目は…ギルドは既にその娘を保護している」


「なら、なおさらそれを使ってやればいいじゃないか。どっちにしろ戦うなら、その前に打てる手を打っておいた方がいいんじゃないか?」


「そうだ、そいつを出せ」


「すこしでも生き残る希望があるのなら試してみる価値はあるじゃないか?」


「「「そうだ‼」」」


「確かに、合理的に考えるならそうだろう。だが、その子はまだ、成人していない子供なんだ。そんな子と引き換えに自分が助かることが君たちの望む姿か?」


「「「…」」」


「違うだろう、なら…」


「俺たちにだって守りたい人がいる、ここにいる大半が冒険者という生業の都合上家族がいないものがほとんどだろう。だが、町で出会った人がいる。宿の娘さん、酒場のおっちゃん、道で挨拶をした坊主、そんな身近な人たちを守るためなら、悪魔にだってなる、それが俺らなんじゃないのか」


「そうだ、見ず知らずの人のためにやすやすこのまちの人を危険に晒せるか」

「そうだ」

「そいつを出せ‼」


「これが俺たちの結論だ、ギルマス出してくれ」


「…」


「ギルマス、なんとか言ってくれよ」


「…」


「このまま逃げられても困る、これが最後だそこを退いてくれ」


「…」


「ちっ、しかたねぇ。おまえらぁ」


ギルマスに拳や武器が振り上げられる


「止めてっ‼」


思ったよりも声が出た。隣に居たメギさんが驚いている


「私があなた達が探している人だからギルマスに暴力を振るわないで‼」


「…捕まえろ…」


縄を持った人が近づき縛られる


「3日後まで牢に入れておけ」


縛った人に促されギルドの地下牢に入れられる


~~~~~~~~~~~~~~


「逃げ出さないですから。ゆっくりしておいてください」


牢の見張りに声をかける


「…」


「気を張り続けても疲れますよ」


「…」


先程から話しかけても答えてくれない。両手は魔力封じの錠で縛られているので魔力も使えないし手も動かせない、足も壁に繋がれている。私が生き残れる方法はただ一つ3日後シュバルツと一対一で戦って勝つしかない

町の人たちと協力してシュバルツを討つ形になるとおもった?


残念、違います全員敵対ルートでした

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