29話 宿が無い!?
しばらくはマリーの話を重点的に更新してきます
「泊められないね」
「私お金あります。しっかり宿代払えます」
「そうは言っても満室だから泊められないんだよ。ほら行った行った」
「そんなー」
三軒目の宿も、門前払いを喰らった。満室と言っていたがそんなわけはない、中を魔力で探ってみたが部屋二つ分ぐらい誰もいないところがあった。
「いらっしゃい、2人だね、入んな」
現に今客引きをしている。やっぱりローブで顔隠した素性の怪しい人間を泊められないよね。
「はぁあ」
今日も外で野宿かな、泊まれないのだったら変に路地で寝るより、森で寝た方が安全だと思うし。せっかく街に来たし泊まってみたかったな宿。
そうやって門へ行くと
「ダメだ、夜の間は余程のことがない限り門は開けられん」
「そこを何とかお願いします」
「ダメなものはダメだ。お前こんな時間になぜ外に出る?まさか何か裏があるのでは…身元を改めさせてもらう、こっちに来なさい」
「し、失礼しましたぁああ」
「あっ、こら待て」
私は逃げた、だってこの耳と尻尾を見られるとまずいから、幸い追いかけては来てないようだ
「どうしようかなー」
外にも出れない、宿にも泊まれない、路地は危ない、ないないづくしの八方塞がり、今日は寝れないかもな。というかこれからどうしよう、もう拠点を街の外に移すか、外でもママたちには会えるよね?
そうやってとりあえずギルドに向かおうとトボトボ通りを歩いていると
「あれ?ゴルどうしたの?」
「ダリアさん」
「そう、こんな時間にこんな場所、子供、1人、危ない」
「カルミアさん、実は宿に入れて貰えなくて、こんな見た目してるのが悪いんですけどね」
「じゃあ、うち来る?」
「え?いいんですか、お金なら、大銀貨5枚ぐらいまでなら…」
「いいよいいよ、気にしなくて、それにうちは宿じゃなくてパーティーで借りてる、ところだから」
「ありがとうございます、ダリアさん、カルミアさん」
「いいってことよ」
その言葉に甘えて、泊めてもらうことにした
〜〜〜〜
「すいません、みなさん本日はお世話になります」
「おう、よろしくな」
「よろしくー」
「よろしくお願いします」
「部屋は空いてるのがあるからそこで使って。今案内するね」
「はい、ありがとうございます」
部屋の前まで来ると
「あの、鍵ってないんですか?」
「ん?あぁうちは内輪で借りてるから鍵って使わないのね。邪魔だったから取った」
「そう、ですか…あの、泊まらしてもらってる身で申し訳ないんですけど、部屋に入らないってことできますか?」
「あぁ、うん、そう、そういうことね。いやー最近の子供はませてるなぁ」
「ませてっ、て、一体どんなこと想像してるんですか⁉︎」
「んー?あれでしょ、こう、背中がパックり割れた感じのドレスとか、際どい感じのスカートとかきてみるんでしょ?」
「違いますが?!」
「ふはははは、ごめんね反応が可愛くてついからかっちゃった」
「やめてくださいよ」
「うん、わかったよ、覗かない、覗かない」
ちょっと?なんで棒読みなんですか?目を見てください、目を
ここからネタ
「ねぇ、ゴルちゃんの寝顔見てみたいと思わない?」
「駄目、入るなと言われてる」
「硬いなーカルミアは」
「でも、入らなければいい」
「それでこそ私たちのカルミアだ」
私たちはこっそりゴルちゃんの部屋の扉を開ける
「あれ?いない」
「窓、開いてる」
一応外を見てみるがぱっと見いない
一体どこに隠れ…
「ひっ」
後ろから殺気が…
※実際は部屋から出て屋根の上で寝てました




