表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
23/24

第二十三話 二分の一

「それでは八セット目、カードを伏せて置いてください」


 サイコパス野郎はカードを伏せた。俺はその時の表情をじっくりと舐め回すように観察する。興奮が隠しきれてないぜ?


「お前の負けだよサイコパス野郎!」


 俺はファイブカードを叩きつける。


「本当にそうでしょうか?」

「ああ、開けてみろよ」

「わかりました、セットオープン」


 サイコパス野郎の役は・・・スペードのロイヤルストレートフラッシュだ。これであともう一つ、相手の役を読めたら勝利だ。つまり・・・俺の勝利だ。


「素晴らしいですねぇ、ですが・・・まだ勝利を確信するには早いんじゃないですか?」

「お前の役は簡単に見破れる。潔く負けを認めるんだな」

「それは私の表情を見破ることによってでしょうつまり、無作為には弱い」

「お前まさか、手札を見ないつもりか!」

「ふっふっふ、二分の一の戦い、見せてもらいますよ」


 こっちは命かかってんだぞクソ野郎め!


「それでは九セット目、カードを伏せて置いてください」


 サイコパス野郎は手札を見ずにカードをセットした。

 これで俺が表情や、言葉からカードを探ることは出来なくなってしまった。


「さあ、二分の一ですよ、どちらの運が高いか、勝負です」

「お前に負けるわけにはいかないんだよぉ!」


 今の俺の持っている役はハートのロイヤルストレートフラッシュとスペードのストレートフラッシュ、そして、サイコパス野郎の持っている役はクラブのストレートフラッシュとクラブのロイヤルストレートフラッシュ。

 サイコパス野郎がクラブのロイヤルストレートフラッシュを出していた場合、俺がハートのロイヤルストレートフラッシュを出せば勝ち。

 逆にサイコパス野郎がクラブのストレートフラッシュを出していた場合、俺がスペードのストレートフラッシュを出せば勝ち。


 俺は大きく息を吸って高らかに宣言した。


「俺も自分の役を見ずにカードをセットしてやるよ!」

「ふっふっふ、負けませんよぉ?」

「こっちこそな?」

評価ブクマレビュー感想、それから俺の他の小説もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ