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異世界人育成ゲーム ~生贄の少女たち~  作者: 鬼影スパナ


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第65話



 なんか人の事を悪魔と勘違いしていた女騎士さんはさておき、交渉の結果、成功報酬で鎧とかブーツとか剣とかを何個か貰うことになった。

 女騎士さんは「靴下と何が違うんだろう……」って顔で見ていたが、ほら、鎧とかは素材に使えるし、店売りできる財産でしょ?


 ん? でもそれなら靴下を買ってくれるお店があれば靴下でも同じだな。

 古着も売れるらしいし、買ってくれる店ありそうだな……売値は鎧と全然違うだろうけど。

 っていうかあのペンペンの商人が『なんでも買い取るから』って買取してくれるよな。じゃあ同じじゃん。……だからそういう顔で見てるのか。そうか。



「ただいま参りました、精霊様!」


 で、トリアちゃんを召喚してみたら本当に来た。やる気満々で、ふんすふんすと鼻息を荒くしている。

 システム的な所を疑っていたわけではないのだけど、トイレ中とかだったらどうなってたんだろうな?


「い、今その方はどこから来たのですか!?」

「え。メニューからだけど?」

「ん? なんですかこの女は? 精霊様、処しますか?」

『だめだよトリアちゃん! 妹だよ!』


 今回の依頼主だから処さないようにね?

 というわけで、早速だけど敵を倒しに行くぞ、おー!! あ、操作キャラをトリアちゃんに変更しとくか。


  * * *


 回復した女騎士、ヴァレリアさんを連れて、敵の拠点っぽいところへ向かう。

 村を出て数日行ったところに砦があるらしい。国境とかどうなってるんだろう? とは思いつつ、ゲームだし気にする程じゃないかとファストトラベルで向かう。


 到着すると女騎士さんがすごく疲れていたが……大丈夫だろうか?


「……ぜぇ……ぜぇ……」

「ヴァレリアちゃん可愛いー! よーしよしよし、貧弱だねぇー!」


 移動しただけでこうなるって、毒の後遺症かな?

 初級の解毒ポーションだし回復しきれていなかったんだろうな。

 イベントで仲間として同行はするけどパーティーに加入しないタイプの仲間NPCキャラか……あるあるだね。ファストトラベル用の案内人ってとこかな?


 ま、戦力としては数えない方がよさそうだ。


「ミーティ殿……わ、私は、貧弱などでは……天使、いや、精霊様とその従者方には分からない、だろうが、人間には、休憩や睡眠が必要なだけなのだ……っ」

「そうなの? 虚弱だねぇー! よーしよしよし! お姉ちゃん達が敵を皆殺しにしてきてあげるから、しっかり休んでてねぇー! ちゅっちゅ!」


 あ、ミーティちゃんほっぺにチューしてる。倫理コード発動してないっぽいな……あのくらいなら大丈夫なのか。それともうっすら発動してるけど気にせず愛でてるだけか。


 とりあえず休憩する場所としてテントとか張っておいてあげようかな……いやホームでいいか。物陰の方でぽちっとな。


「……はぁ!? なんだそれは!?」

「ミーティちゃん、ヴァレリアさんはホームで寝かしといてあげて」

「はーい。さ、行こうねヴァレリアちゃん!」

「……あ、ああ……」


 まぁヴァレリアさんにはある程度敵の拠点を荒らしたら依頼者として確認してもらうとしよう。


 で。

 敵も気兼ねなく倒せる連中ならいいんだが……ここで悪役ヒロインが混じってたら面倒なことになりそうだし、そもそも強敵が居てトリアちゃんでは勝てないという可能性もある。

 とりあえず敵の拠点についてだが、岩山で周囲を岩壁を天然の防壁としているタイプであった。谷の間に作ることで両側は強固な壁とし、前後にのみ集中すればいいという拠点だ。


 こういうとき、アルトなら上から岩降らせるだけで十分脅威になるんだが……


『精霊様。岩はないけど、亀の甲羅ならインベントリにいっぱいあります』

「ふむ。そういやデカい甲羅ならぶん投げれば十分に脅威だな……」

『蹴りの方が上手く飛ばせるとおもいます』


 なるほどなぁ。

 亀の甲羅を蹴り飛ばしたりしてぶつけるのはゲーム的には歴史ある攻撃方法だし……採用!

 いやー、これが大亀のトゲ付き甲羅だったら一発でドカーンだったかもだが。

 そもそも大亀の甲羅が獲れてたら貴重品だから使わないか。……今回使うのもとりあえず5個だけにしとこ。使ったあとで回収もしよう。


「精霊様ー。ヴァレリアちゃん寝かせてきたー」

「おー。それじゃああの基地の上に回り込んでシューティングしよう。あ、ホームは一旦仕舞っておこうか」

「あれ? ヴァレリアちゃん中にいるけど大丈夫?」


 ……もう仕舞っちゃったよ。

 恐る恐るホームをもう一度設置して、ミーティちゃんに中を見てもらう。最悪、ヴァレリアちゃんの弔い合戦ってことにしよう……あ、無事? よかった。無事ならいいんだよ。改めてホームを仕舞う。

 よく考えたら入れっぱなしの素材とかも潰れたりしないもんな。大丈夫大丈夫。ふぅ焦った、リアルじゃあるまいしちゃんと都合よくできてるよね。


 上に登ってから改めて出すか。

 ……いや、別に仕事終わってからでもいいか? うん、それがいいな。邪魔にならないし、安全だし。




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― 新着の感想 ―
SP=ソックスポイント説(笑)
どうしてこの作者はそんなに靴下に拘るのか?やっぱり創造神と時空神の性癖って作者の性癖なのか?
靴下か…神棚を作って捧げれば SPポイント入らないか?(笑)
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