↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界人育成ゲーム ~生贄の少女たち~  作者: 鬼影スパナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/141

第105話


 というわけで、ミーティちゃん(分身)が単身ボスに特攻をキメることになった。

 できる限り生き延びて、情報をたくさんゲットしてくれぃ!


「ミーティちゃん。中はどんな感じ?」

「あ、なんか赤黒くて少しでっかいの出てきたー」


 分身と視界を共有しているミーティちゃん(本体)。

 ではその実況を聞きつつ、ボスへの対策を立てるとしよう。


「なんかドロドロの赤いの飛ばしてきたー。天井に逃げとくね」

「マグマを投げつけてくるって事か。うーん、要注意だな」

「あれ?」

「ん?」

「天井に攻撃とどかないみたいー。上に投げたのに自分にあたってる、あははっ」


 安全地帯きたこれ。


「……なぁミーティちゃん。分身って本体に渡したアイテム使えるんだっけ?」

「近くならいけるよー。このくらいなら大丈夫ー」


 なるほどなるほど。


「ペンペン、さっき対策の攻撃アイテムもあるって言ってた?」

「あるっすよ。あ、エレメンタリオンだけど、私らが作ったのなら効くっすよね?」


 そう。大亀にだってペンペンの爆弾は効いていたのである。


 じゃ、やりますかぁ! 安全地帯からの攻撃(アウトレンジ)


「ミーティちゃん……やっていいよ!」

「わーい! 冷却爆弾、投下ぁー!」


 へぇ。冷却爆弾、そういうのもあるんだー、効きそー。

 え、俺も準備してたんじゃないかって? してたけど? ミーティちゃんが作った物を運ぶ仕事を。……配達員は荷物の中身って見ないでしょ?


 そして扉の向こうで数発の爆発音が響く。


「あれ」

「ん? どうした?」

「倒したっぽい?」


 え、マジで?

 と思っていると、ギギギ、とボス部屋の扉が開いた。……うーん、自動ドア。

 開いたボス部屋の中を見ると、子亀くらいの大きさの黒い塊が転がっていた。


「えー。マジかぉ。拍子抜けだぉ。ザコすぎだぉ」

「な、なん、だと……!? まさか本当に倒せるとは……!」

 

 ……あ。なるほど。


「お、この黒いのいい素材になりそうっすよー」

「エレメンタリオン、っていっても、子亀レベルの相手だったのか。ザコじゃん」

「そういや子亀もエレメンタリオンだったかぉ……ぁ、NPCには天敵なんだったかぉ?」


 とんでもなく拍子抜けであるが、NPCには倒せないのがエレメンタリオン。

 であれば、俺達以外にとってはまさに攻略不能のボスだったというわけである。


「……これ、ダンジョンの裏ボスが大亀レベルの可能性はあるぉね?」

「だな。ま、今回は子亀だけでいいんじゃないか。依頼的に問題なければ」

「ダンジョンの完全攻略は目的ではなく、スキルの調整ができる施設を使いたいだけだからな。ここを突破さえしてしまえば辿りつけるはずだ」


 ふーん……

 ……あれ?


「王子。ボスの情報自体は入口のドアにドアストッパーで対策して持ち帰ったとして、エレメンタリオンのボスを倒さないと行けない場所の情報はどうやって手に入れたんだ? コレはミステリーの予感! 不思議を発見してしまったなぁ!?」

「過去にいた精霊憑きの手記だが?」

「なんだよー何のミステリーもねぇじゃん」


 そうか、精霊憑きって俺達だけじゃないんだった。

 むしろ古代文明ではたくさん居たって設定もあったっけそういえば。



  * * *


 俺達がボス部屋に入ったら罠が作動して裏エリアへワープ、などという事もなく、ボス部屋を通過して目的のエリアにやってきた。

 ここまでの洞窟、石建築とはうってかわって近代的なSF建築な通路。スライドドア。

 宇宙船なんかによくあるベルトコンベアつきの手摺もあった。動くんだろうかコレ。……あ、動いた! へー!


「トリア殿、あまり不用意に触れてはトラップが発動するやもしれん」

「おっとすまんすまん。ついテンション上がっちまったわ」


 王子は手記を見つつ、目的の部屋を探す。


「ぉ? ってかここ、古代遺跡ってやつじゃないかぉ!? てかそう言えば普通に王子も古代遺跡って言ってたぉ!?」

「あ、じゃあアルト氏お探しのカートリッジもあるかもっすね?」

「王子王子! 探索してきていいかぉ!?」

「……私が目的を果たしたあとであれば、安全を確保し、状態の保全を心がけるのであれば構わないぞ」

「オッケー、今は我慢だぉね。絶対後で探索するぉ!」


 後々の予定が決定しつつ、王子と俺達は目的の部屋へとたどり着いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
あれ? 大亀きゅうの大ボスと戦うかと思えば子亀級の中ボス? でも、この後、変な処触って… あと、銃のパーツを探す際に大亀級の大ボスが居る部屋に入る可能性もあるし期待しているよ(。•̀ᴗ-)✧
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。