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異世界人育成ゲーム ~生贄の少女たち~  作者: 鬼影スパナ


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第104話



 適当にリスポーンしたモンスターを退けつつ、ダンジョンの奥底へと到着した。

 ボス部屋の大きな扉。洞窟の見た目から場違いなほどに立派な扉が付いている。

 中を覗き込めば、こちらは石畳に石材の広間になっていた。ボスらしきモンスターの姿はないが……


「ここがダンジョンのボス部屋か」

「だぉ。ここまでは下調べで来たぉ。多分中に入ったらボスが出てくるタイプだぉね」


 ソロでここまで潜るとか……と思ったけど、今のトリアちゃんでも普通にできそうだな。潜ってくるだけなら。

 アルトと違って近接タイプだから逃げるモンスターを殲滅するのは難しいかもしれないけど。

 ……スニーキングで、ということならミーティちゃんもできそうだ。むしろモンスターに紛れてモンスターハウスとかあっても素通りしそう。


「……ううう」

「大丈夫っすか王子ー? ほら、ポーション飲むっす。楽になるっすよ」

「かたじけない……」


 カゴが無茶苦茶揺れてたし、王子は当然グロッキーである。


「王子もこんなだし、ボスに挑む前に少し休むか」

「かたじけない……」

「いいってことよ兄弟(ブラザー)

「兄弟ではないと思うが……」


 そう言うなって。同じ乳を鑑賞した仲じゃん。な! 見てたぜ俺は! 籠の中から後ろの小窓で谷間を凝視してたところを!!

 ニカちゃんすっげぇ揺れてたよなッ!!


「ってかアルト氏。ニカちゃんにブラ付けてないんすか? クーパー靭帯にダメージ入るっすよ。垂れるっすよ」

「え、ダメージなら回復魔法やポーションで治るから揺らし放題だぉ? ってかゲームなんだからそう言うの気にするまでもないぉ」

「そういやそうなんっすけどね」


 ゲームの女の子が乳垂れないのは回復魔法等でクーパー靭帯のダメージも回復してる説。なるほど、あると思います。


「ニカちゃん、小刻みにジャンプだぉ!」

「ふぇ!? は、はいアルト様っ」

「ぉっぉっぉ! エロ判定にならない範囲のエロスだぉー! きさまら、拝むといいぉー!」

「いいぞー! ひゅーひゅー! ありがたやー!」

「わーい! 妹おっぱい揺れ放題ー!」


 俺とアルトとミーティちゃんでニカちゃんを囲んで騒ぐ。

 あ、ポーションは用意しておくね! 念のためね! 大きなお胸は資産で大事だからね!


「なにやらせてんすか、まったくもう。ブラは揺れを防ぐことで運動性能にも影響するんすよー?」

「確かにブラで固めて揺れない方が物理演算的に動きやすいのは確かだぉ。……だが! ロマンがあるんだぉ! 服の上から触ったら固いおっぱいなんてリアルだけで十分だぉ!」

「え、服の上から触ったらおっぱいって固いの!? 倫理フィルター!?」

「え?」

「ぉ……」


 え、なんで黙るの二人とも!?


「……」

「……」


 なにその優しい眼差しは!? 何も知らないのね、可哀そうに。みたいな目で俺を見るなぁ!?


「……トリア殿」

「お、おう。なんだ王子」

「その、なんだ。よければ服飾店……いや、王家の(ねや)教育係を務める高級娼館を紹介しようか? あ、もちろん客としてな?」

「ありがとうよ!? だがおめぇなんてもう兄弟じゃねぇやい! うわーん!」


 ていうか無理だよ、エロスキップされるよ! チクショウ!



  * * *


 休憩終了。

 特に何もなかった。いいね?


「さーて、それじゃボスに挑むとするかぉ」

「ボスの情報は?」

「火属性のマグマな巨人らしいっすよ? それに対する使い捨て武器豊富に用意したっす」

「ただの火属性ではない。エレメンタリオン……国崩しだ」


 へぇ火属性の……


「エレメンタリオン……ふむ、強敵だな?」

「というか、準備の段階で情報は渡しておいたはずだが。だからこそ、精霊憑きであるそなたらに依頼したというのもあるし。……倒せるか?」


 見てみないと何とも言えないなぁ。


「無理そうなら逃げるかぉ」

「だな。まずはボス戦始まったら逃げられない、みたいなことが無いかを確認するか。ミーティちゃん、分身!」

「「したよー!」」


 いい子いい子。頭撫でてあげよう、両手で。

 ちなみに分身と分裂の違いだが、分身はやられても体積を消耗しない。MPのみ。そして分裂より弱くて精霊による直接操作もできないなどの制限が多い。

 まぁこういう特攻調査には断然分身が有効というわけだ。


「そんじゃ、いってこい分身ミーティちゃん。Go!」

「らじゃっ! ミーティ、いっきまーっす!」

「あ、待て!」


 王子が制止するも、ミーティちゃん(分身)は既に扉の中へ――ばたん!! と扉が閉まった。

 そうか、自動ドアか……


「ボス部屋の扉は勝手に閉まり、戦いが終わるまで開かないのだ!」

「え、そうなの? それじゃあ倒せないボスだと帰還者0ってことになるじゃん」


 そして全員死んだならどうやって情報を持ち帰ったんだよ! というある意味お約束の奴だ。

 誰も帰ってこなかったはずなのになぜか詳細な物語だけある創作ホラーの如し。


「……入る前にこれを使えば扉が閉まらなくなる」

「ん? 王子、なにその三角のやつ。チーズの模型……? 儀式アイテムか何か?」

「ただのドアストッパーだが?」


 物理じゃん。アリなんだそれ……





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― 新着の感想 ―
ん? つまり、このダンジョンボスを倒ばは亀に続き2つ目の水晶が出るってことか(。•̀ᴗ-)✧ てか、水晶のことすっかり忘れてたわ♪~(´ε`)
ドアストッパーで止まるのかw 同僚氏の事何となくリアル女かと思ってたけど、非童貞の野郎の可能性も有るか…
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