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天空のソフィア  作者: 髪白悠
第一部 ソラの旅編
26/39

第二十六話 オロス大秘境へ

獣族の里に戻り、

 長老に報告しようとしたが、

 長老の体調がすぐれないとの事で報告はせずに、

 一行は案内された客室で休んでいた。


 にゃん吉「それでシロ、これで里の者の病は治るのか?」

 シロ「いや、治らないぞ」

 ソラ「え?!」


 シロの意外な言葉に、みな驚いた表情をしている。


 テツ「おいおい、あんなに苦労して倒したのに、タマの父ちゃん母ちゃんはまだ寝たきりなのかよ」


 シロ「死ぬ事はなくなったぞ」


 テツ「そう言う問題か?」


 ソラ「治す方法はないの?」


 シロ「あるぞ。治したいのか?」


 ソラ「なんだ、治せるんだ、みんなを治したいに決まってるじゃん。」


 サキオ「驚いたでやんすよ」


 キノ「それで?その方法とはなんだい?」


 シロ「薬草だ。万病に効くアローエと言う薬草を煎じて飲むだけだ」


 オト「意外と簡単だな」


 シロ「簡単?簡単ではないぞ」


 にゃん吉「シロや、ちゃんと説明せんと分からんぞ」


 シロ「む、そうか。アローエはこの辺りには無い。とある場所にしか自生してないのだ。その場所が少々厄介なのだ」


 ソラ「遠いの?」


 シロ「人の早さで、ここから更に一月(ひとつき)ほど進んだ所にある」


 サキオ「それってつまり」


 シロ「この大森林の更に奥、オロスの地だ」


 にゃん吉「オロス……オロス大秘境か!」


 シロ「さすがは我が番だな、知っていたか」


 テツ「オロス?」


 にゃん吉「うむ、オロス大秘境じゃ。かつて神々と人々が共にあった地オウロス山脈とアルカディアの地は、大地の神エザフォスによって、大地を追放された。その名残りがオロス大秘境と言われておる。」


 キノ「そんな秘境がこの大森林にあったんだねぇ」


 サキオ「なんだか、名前だけ聞くと恐ろしげな場所でやんすね」


 ソラ「でも、そこに薬草があるなら行かなきゃだね」


 テツ「転移して行けるんだろうな、一ヶ月もかけてられないぞ」


 にゃん吉「うむ、長老に確認が必要であるな」


 テツ「そうと決まれば、明日の朝にでも長老に話を聞いて直ぐに出発だな。今日はもう疲れたぜ」


 テツは言いながら大きな欠伸をした。


 テツ「ふぁぁぁ……。俺ぁもう寝るぜ。おやすみぃ」


 そう言うとテツはそのまま寝てしまった。


 ソラ「寝つき早っ」


 ――――――――――――――――


 翌朝。

 長老の待つ大広間へと案内された一行。

 そこで待っていたのは…


 タマ「あ、み、みなさんおはようございます」


 ソラ「タマちゃん!」


 テツ「タマ?!」


 タマ「テツさん、心配おかけしました」


 テツ「何言ってんだよ、そんな事よりとうちゃんかぁちゃんについてなくて良いのかよ」


 タマ「それが、かぁちゃんととうちゃん2人とも、今朝は少し楽になったって」


 長老「それなんじゃが」


 テツ「あ、長老いたのか」


 長老は最初に会った時のように、

 少し離れた所に佇んでいた。


 ソラ「おはようございます」


 にゃん吉「長老、皆の容体に変化があったようじゃな」


 長老「左様でございます。わしも今朝はいささか楽に感じております」


 にゃん吉「ふむ、昨日は報告出来んかったからの、改めて報告しよう」


 長老「恐れいりますじゃ」


 にゃん吉は、獣族の里を襲っていた病が、実はキノッピーという巨大なキノコの仕業だった事と、それを討伐した事を伝えた。

 そして、命の心配は消えたが病を完全に治すには、オロス大秘境にあるという薬草アローエが必要である事も伝えた。


 長老「オロスにそんな薬草が……」


 にゃん吉「さっそく取りに行こうと思うのじゃ」


 長老「そこまでして頂けるとは、なんと御礼を申したら良いのか。」


 テツ「なぁじぃさん、オロスに向かうのに転移門てあるのかい?」


 長老「ありますじゃ。タマ」


 タマ「はい、あたしが案内します」


 ソラ「いいの?お父さんお母さんは大丈夫?」


 タマ「はい、命が助かったので、あとは薬草を取りに行くだけ。出来るだけ早く案内して薬草を持って帰りたいです。その為にお役に立てれば」


 テツ「大丈夫!俺が付いてるぜ」


 オト「タマ、また臭いを嗅がれないようにしろよ」


 サキオ「変態が移るといけねぇでやんすからね」


 テツ「ちょ、お前らまだそんな事言ってんのかよ!」


 ソラ「だって、あれは怖かったよねぇタマちゃん」


 タマ「いえ、あの、その……」


 テツ「ほら、タマが困ってるじゃねーか」


 ソラ「そりゃ本人の前でほんとの事言えないモンねぇ」


 テツ「ぐぬぬぬ」


 ………………………………


 一行は支度を終え、旅路に向かう。

 最後に長老が声をかけた。


 長老「では、薬草とタマの事をよろしくお願いしますじゃ」


 にゃん吉「うむ」


 ソラ「早く行ってくるからね」


 オト「おいテツ、任せとけっていわねぇのか?」


 テツ「ふんっ」


 サキオ「いじけ虫でやんすね」


 テツ「ぐぬぬぬ」


 ………………………………


 こうしてソラ達一行は一路オロスの大秘境に向け、

 獣族の里を出発した。





 

テツ「なんか今回の話し短くないか?」


 ソラ「しっ、それ言っちゃいけないヤツだよ」


 サキオ「やんすよねぇ」


 キノ「良いんだよ、やっとやる気になってくれたんだからねぇ」


 オト「そうだぞ、余計なツッコミ入れて、また何年も放置プレイされちゃたまんねぇからな」


 白「放置プレイとはなんだ?美味い物か?」 


 にゃん吉「やれやれ、きっとネタを温存してたんじゃろ」


 白「ネタ?誰か寝てしまったのか?」


 タマ「白さん面白い」


 ソラ「まぁなんでもいいけどさ、作者さん、あたし達の生みの親なら、ちゃんと最後まで書き切ってね」


 作者「ぁぃ」

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