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それぞれの戦い(シュラ) 2

空の移動というものは速いもので、飛び始めてから1時間もしない内に目的の軍勢を発見した。


平原のど真ん中。


丁度、森と海岸の中間地点辺りを進んで来ていた。


(想定していたより早いな。潮流が良かったのかもしれない)


『千里眼』スキルで確認すると……


(おぅ……うじゃうじゃ居るわ)


正確に数えた訳じゃないのでザッペラにだけど1000~1200人ぐらい。


今からあの集団を徹底的に殲滅しに行くのだと思うと気合十分で出て来たにも関わらず嫌気が差してくるな。


集団って遠目で見ると岩の下の虫みたいで気持ち悪く見えるな。


実際やる事は駆除みたいなものなんだよな、困った事に。


流石に船で馬とかを運ぶのは無理だったみたいで、人力で木製の檻の乗ったリアカーのようなものを交替しながら引いていた。


(木製って事はあの檻は魔術的に強化されてると見て良いな。あと定番的に魔力封じ的な仕掛けとか道具もあるんだろうな)


一部例外はあると言っても、基本的に金属よりも木材の方が魔力が通り易く溜め易い性質をしているので、魔力を用いた強化を施すなら木製の方が良いとティアリエが言っていた。


それに木製であれば軽量化も図れるから考えられているみたいだな。


『鑑定』スキルは敢えて使わない。


油断に繋がりかねない要素だし、自身の直感と眼力を鍛える為にも下手に『鑑定』を使わないようにしている。


知っている事が常に有利に働くとは限らない。


下手に知ってしまうと逆に不利に働く事だって有り得る。


それに俺のようにステータスを偽っていないという保証も無いのだ。


スキルを使うのは良いが、頼りきりになってしまうのは違うと言えよう。


スキルも道具と同じだ。


便利なモノ程振り回され易い。


(さて、連中を何か行動を起こす前に空中から強襲するのが一番確実ではあるんだが……少し確認したい事もあるし、一度対話を試みるとしますか)


気分は圧倒的に乗らないのだが、必要な事だ。


空中で『形状操作』を発動して元の鎧姿に戻って落下を開始する。


パラシュート無しのフリーダイブ。


前世だったら完全に自殺そのものなんだが、今は違う。


基本的に『自動修復』で一撃では即死が発生しないし、防御力(DFE)がクソ高いから500m程度の自由落下でダメージ判定が発生するかすら疑問という人外になってしまったからこその行為だ。


それに初接触はインパクトがあった方が面白い。


俺はカルディア傭兵国の一団の目前に落下する。


スドンッ!!


砲弾の着弾のような轟音と共に土煙が舞う。


「な、何事だッ!?」


当然、突然の出来事に一団に戸惑いが生じる。


高高度の警戒など微塵もしていなかったに違いない。


まあ、普通はしないか。


晴れつつある土煙の中、俺は片膝を着いた状態で待機していた。


折角なので転送されたタ○ミネーターをやってみた。


脳内では『ダダン、ダン、ダダン』と例のテーマが鳴り響いております。


装備は全部『内部保存』してあるので鎧姿とはいえ一応全裸だから再現度高いと思う。


だが、ネタ分かってる人が見てもそうは思わないかもな、残念なことに。


どっちかと言うとホ○ダムかア○トラルヒート後のテ○ガーさんの方が近いかもしれない。


まあ、その辺分かるヤツもいないだろうから良いだろう。


気分とノリの問題だしな。


そして、案の定ダメージ判定が1桁という事態が発生していた。


前世では着地と同時にミンチ確定レベルのダイビングがムズ痒い程度なんだからなぁ……


人間離れしたなとは思っていたが、より生々しく実感してしまいました。


足がジーンとする感覚すら無かったという。


さて、ここからは真面目にいこう。


最近、ティアリエに影響され過ぎだ、俺。


シリアスを長続きさせられない体質になってきてる。


うん、色々自重しないとな。


毒されない様に頑張ろう。


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