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51株目 護衛騎士カイルside



本当にリア嬢は素晴らしい方だ。


いつも、周りの人のことを考えて行動している。


私がけがをした時もそうだ。


護衛なのだから、けがをしても護衛対象を守ることは当たり前だ。


それなのに、私のけがの心配をして涙を流す。


後から分かったことだがーーーー


私のけがを治したい一心でハオル様に相談して、ポーションを作り出した。


私は、そのポーションで救われた。



あの日から、私はリア嬢に忠誠を誓った。



あなたの近くで・・・



一生お守りしたいと思った。



それなのに・・・・・


あなたのせいではないのに、


あなたは聖女のようにみんなのために行動しただけなのに・・・・


あなたは、心を痛める。



そうして、自分に何ができるか?


考えてしまうのだ。


いくらそれが自分を犠牲にすることになろうとも・・・・



本当は嫌だ。


何が何でも止めたい!!


それでも、あなたが決めたのならば


私があなたを一番に支持する。



だから、私にできることを全うする。


あなたの憂いをなくすため。




そう決めた夜。


ハオル様が、話しかけてきた。


『レオン様。お願い。


これからお話しすること、後でリアちゃんの家族と王子にだけ伝えて。


それから、これからもずっとリアちゃんのことーーーー


絶対守ってね。


お願いね。』


「もちろん守ります。


でも、突然どうしたのですか?」


私も心配になってハオル様に尋ねた。


『あのね。


今回、リアちゃん本当に危ないの。


だから、私リアちゃんの命を何が何でも必死に守る!


でも、そうしたらたぶん・・・・


多分、私・・・・消える。』


「えっ!!!消えるって・・・?」


『そのくらい、危ないの!


でも、リアちゃんが決めたから、私も覚悟する。


だから、私が消えてもレオン様はリアちゃんをずっと守って。


そして、リアちゃんが悲しまないように私の言葉を伝えて。


今言ったら、きっとリアちゃん悩んじゃうから・・・・』


私は、言葉が出てこなかった。


きっとリア嬢は、悲しむだろう。


その時、私はどんな声を掛けたらいいのだろう?


『私の力で命は守るけど、間違いなく寿命は縮む。


50日目覚めなければ5年。


100日目覚めなければ10年。


目覚めた後、私が消えてもリアちゃんは普通の植物魔法は使える。


でも私が消えたら、もう新種の種が手に入らない。


だから、こんな無理するのは最後になる。


悩む必要はなくなるんだよ。


”価値のある魔法”を使い続けられるよ。


私は、リアちゃんとずっと一緒に居られてとても楽しかった。


私も、リアちゃんに”価値”を見出してもらっていたから・・・


そんなリアちゃんが大好きだった。


目には見えないけれど、


声は届けられないけれど・・・


ーーーずっとリアちゃんの近くで見守っているから


大好きだよ。


そう伝えて。』


ハオル様は、必死に言葉を紡ぐ。


私は、一字一句忘れないように心に刻む。


ハオル様の気持ちがリア嬢に届くように。


「絶対にお守りしますから・・・


ハオル様もこれからも見守っていてください。」


私も、見えなくてもハオル様に向けて深く頭を下げた。   

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