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3株目 ここでも植物を育てることを理解してもらえない・・・



(これが、私の新しい体・・・・・)


私は、ヴェルデリアの見た目が知りたくて、部屋にある鏡を見てみた。


「うわ~。本当に身長が小さくなって小学生くらい?


それに、自分で言うのもなんだけど、目がぱっちり大きくてかわい~い。


髪の毛は白に近い金髪なんだ。


あ。瞳の色は緑かな?」


私は、あまりの外見の違いように鏡の前でくるくると回ってみた。


黒の髪の毛と黒い瞳じゃない自分に違和感を感じる。


(そういえば、お父さんとお母さんも金髪だったな。


混乱していて、瞳の色は覚えていないけど・・・)


ハオルちゃんが、そんな私を見て、嬉しそうに教えてくれた。


『この世界では、魔力量の多いほど、髪の毛の色が薄くなっていくんだよ。


だから、リアちゃん・・・・ヴェルデリアちゃんは長いから、家族には”リア”って呼ばれているよ。


リアちゃんの魔力量はけた外れに多いよ。


よかったね。』


そんなことを言う。


魔法のことなんて全然わからないから、1から聞いてみた。


普通、魔法は


火・・・火を扱う (赤)


水・・・水を扱う (青)


土・・・土を扱う (茶)


光・・・けがを治す(黄)


闇・・・力を奪う、吸い取る(黒)


この5属性で、その色が瞳の色となるんだって。


(なんだか、ゲームみたい・・・・・でも、この世界では当たり前なんだ。なんか不思議。)


「えっ。ちょっと待って。私の瞳の色ってどう見ても緑だよね。どういうこと?」


『リアちゃんは、今まで黄色の瞳だったんだよ。緑ちゃんが転生したから緑色になったんだよ。』


(黄色だったのが緑に・・・・・・・?)


(それって、本当に”いいこと”なの?)


『9歳になると魔法適性検査を受けることになるんだよ。


そこで、何の魔法か詳しくわかるよ。』


ハオルちゃんは、花芽を揺らしながら教えてくれた。


「え。じゃあ今9歳だから私もう受けちゃったんじゃないの?」


私はあわてて聞いた。


『熱を出して寝込んでいたからまだだよ。


元気になったら受けることになっていたからこれからだね。』


魔法のことは、それから考えるしかない。



次に気になっているのは、家族のこと。


お父さん、お母さんのことはお父様、お母様と呼ぶんだって。


なんか慣れないなあ。


グランツ公爵家には、火属性のお父様と光属性のお母様がいる。


お父様は、公爵家を守るために厳しい人のようだ。


(こわいな。私やっていけるかな?)


お母様は、とても優しい人だって。


(よかった。それだけが救い。)


二人ともかなり魔力が強いらしい。


そして、水属性のお兄さんとまだ適性の判明していない弟がいる。


私は、生まれた時からかなり病弱であまり人とかかわってこなかったらしい。


(そうだよね。自分が病弱だったからわかる。


だって、ほとんど外に出られないんだもの。


友達なんかできるわけない。)


ちょっと親近感をもってしまった。


そして、嬉しいのが、リアも植物が好きってこと。


(だから、部屋にハオルチアがあったのね。)


でも、それにしては、鉢が少ない気がする。


どうしてだろう?


「なんか、植物が好きな割に、鉢が少ないよね。どうして?」


私が、ハオルちゃんに聞くと、ちょっと困った顔をしながら・・・


『だって、周りの人には受け入れられていないもの。


貴族にとって土は”身分が低い者の仕事”だからね。


手を汚すなんて、はしたないって思われてるの。


だから、普通の貴族は土なんていじらないんだよ。


これも1鉢だけっていう約束で眺めるだけ・・・


お世話は、メイドがしていたんだよ。


庭師の仕事なのに・・・って言いながら。』


(うわ~結局誰にも受け入れられていないじゃない。)


(また、今世でも増やしたりしたら怒られちゃうのかな?)


「安心して。私、誰が何と言おうとあなたたち植物を大事にするよ。


元気になったらーーーー今度こそ、誰に何を言われても植物を育てる!」




私は拳を握って、決意した。




ーーーーそんな決意をするも



魔法適性検査でーーーーー



私の魔法が”無価値”だと暗に宣告されるなんて・・・・



この時の私は思いもしなかった。




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