067●古薄(こすすき) とは この世界線における貨幣用語の説明なのよ
古薄とは、同一通貨圏で旧年号期に鋳造(あるいは鍛造)された、薄手の旧型銅貨を指す呼称である。同じ図柄・額面であっても、薄い分だけ重量が軽く、また金属組成(銅・錫・亜鉛の割合)が現行型と異なるため、屋台や市では 「秤合わせ」が必要となる。
■語源
古い(古)+薄い(薄)の連結。市井で自然に使われてきた俗称である。
■特徴
直径はわずかに大きいのに、厚みが薄く重量は軽い。
縁や刻印の輪郭が甘い(磨耗/旧金型の劣化)。
脱亜鉛腐食の痕など、材質特有の劣化が現行貨より目立つ場合がある。
■信用の扱い
ギルド印(保証印)があれば、両替屋ではそのまま受け取る。ただし 屋台・露店は「重さ基準」で扱うため、不足分を紙貨または端数の物納(香草塩など)で調整するのが慣行。
■取引ルール(市場慣行)
秤合わせ:天秤で現行銅貨と比較する。
相場板(黒板):その日の外貨係数を掲示(例:〈ニンゲン銅貨1=魔銅0.9〉)。
不足分(例:0.1)は、小額紙貨(ギルド印付き)か、香草塩のサービスなどで埋める。
■ギルド印の役割
信用(=約束の証明)を担う。
印章・透かし・連番のある外貨/旧貨/紙貨は、’重さ’ではなく’約束’で受領可能。
屋台は手早さ重視のため、基本は「重さ」→端数は「印」で補う運用となる。
■偽造・トラブル対処
疑義は 秤と相場板の確認で即時解決するのが原則。
「偽物だろ」など断定の侮辱はギルド規約違反となり得る。
確認は客の権利、侮辱は違反。この線引きが、市の秩序を保つ。
■現場での見分け(屋台視点)
エッジの‘立ち’:古薄は丸みが強く摩耗しやすい。
音:指ではじくと、現行より 軽く高い音(比重差のため)。
指触:厚みの違いが手に残る。
天秤:最終判定。針が右に傾けば軽い。




