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036⚫️紺碧の海に浮かぶもの & 037⚫️接近

036⚫️紺碧の海に浮かぶもの


「上陸準備、整いました。」副長の報告に、艦橋の空気が揺れた。

モニターには、この惑星ではありえない色・・・紺碧。

波は柔らかく光を返し、ナガトの黄色い船体が海面に映る。

なぜか胸が軽くなる。巨大水中母艦が、‘超愉快潜水艦’になっている。

「この色、何百年ぶりなんだろうな・・・」ボビーが呟く。

「記録によれば、酸化前の標準pH帯です」観測班員が応える。

マチルダは無言で島影を凝視し続けた。



037⚫️接近


装備を固め、保護服を着用し、接舷艇が海面に出る。

黄色い母艦から分離した艇は、紺碧の海を切って進む。

酸の海しか知らない乗員たちには、まるで異世界への渡り舟のようだった。

「海藻を確認!」観測員の声が震えていた。

本来、この惑星ではとっくに絶滅したはずの植物だ。

「魚影あり!生体反応、多数!」

「魚?」

酸の海では消えたはずの生命が、ここでは当たり前のように群れを成している。

「環境が戻っている。プラネット・クリーナーが、この島か海域を中心に起動している可能性が高い。」

マチルダの言葉に、クルーたちは顔を見合わせ、その意味の重さに息を飲んだ。






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