二話⑤
「こ、このうさ耳を取って、欲しくて」
私はローブを脱いで差し出すと彼女は大声をあげて驚いた。
「ええええー! それがかわいいのに! ネコ耳の方が良かった?」
「あ、いや、そうじゃなくて」
「いや、でもやっぱり時代はネコ耳なのか、ネコなのか! あのツンデレ、ツンデレからのデレデレしたあの仕草が堪らないっ」
もうだめだ。きっと先生にも同じことを思っているに違いない。
「何騒いでるんですかトナカイさん」
奥から欠伸をしながら出てきた大男。やや寝ぼけた様子で私たち3人を見て一瞬で状況を理解したらしい。
「あ、またトナカイさん変なことばかり言ったんですね」
「違うよ、化けくん。失礼だなぁ」
ケタケタと笑う少女はトナカイと言うらしい。この世界はリアルネームを名乗る人とハンドルネームを用いる人に分かれているから不思議ではないが何故トナカイなのだろう。そんな疑問を感じつつももう一度説明する。
「このうさ耳を取って欲しくて」
「あぁ。それね。じゃあ明日には直しときますからまた取りに来てもらえますか?」
化けくんと呼ばれていた大男。彼は彼女と違いとても、落ち着いた雰囲気だ。
「ええー! 取っちゃうのー? せっかくつけたのにぃ」
「勝手につけたのはトナカイさんじゃないですか」
「うー」
つまらなそうに口を尖らせるトナカイ。それを穏やかに宥める化けくん。そんな二人に昔のギルメンを重ねてしまう。
「じゃ、明日の夜また取りに来るわ」
よろしく、とガット。
「よろしくされました」
と化けくん。
「さて、そんじゃ帰るか」
「はい、先生」
外は暗かった。人もあまり出歩いていないみたいだ。
先生が宿まで送って行くと言うのでそれに甘えて宿前まで送ってもらい別れた。
店内はがらんとしていた。以前は飲み食いする人々で騒がしかった店内が今はちらほら人はいるが前のような賑やかさがない。
街は変わってしまった。
いつも途中で力尽きてしまうので今回はもうノリと勢いで書き上げて、それから細かい修正をしていこうかな、と思ってますので読みにくい文章にお付き合いいただきありがとうございます(´ー`* )
三話もよろしくお願いします。




